★解説2765(897字)

1.
 筆者が強い印象を受けたのは、○○ではなく□□だったから、というふうに対比を明確にして書こう。
 西洋の模範に近づこうとするのではなく、自分らしいものを作ろうと考えたから。

2.
(長く書くこともできるように4段落で説明しているが、180-200字に合わせるためには、2段落と4段落を中心に書くとよい。)
 第一段落は、説明。「これまでの日本人の西洋音楽に対する取り組み方は、西洋の模範に近付こうとするものだった。しかし、佐渡さんは『ボクのベートーヴェンはこれや』という自分らしい取り組みをした。」など。
 第二段落は、実例1。「私は、納豆に牛乳をかけて食べるのが好きだ。そう言うと、ほとんどの人は笑うが、この食べ方は、植物性タンパク質と動物性タンパク質を組み合わせた理想的な食べ方ではないかと思っている」など。
 第三段落は、実例2。「私の父は、発明がすきで、ときどきわけのわからない発明をしてはひとりで喜んでいる。母はよく、発明するよりも今あるものを買ってきた方がずっと早いと言うが、私は父の自分で作ろうとする姿勢に共鳴している」など。
 第四段落は、まとめ。「確かに、先人の作った模範を参考にすることは大事だ。しかし、それだけに終わるのではなく、いつも自分らしいものを作る気持ちを持つことだ。人間は、それぞれの自分らしく生きるところに価値がある。私はこれから……」など。