★解説2371(995字)

 生き方の主題と複数の方法で考える。

 第一段落は、説明。キーワードを入れる。「植物が大輪の花を咲かせないと思っているように、私たちもともすれば、大きな成功を夢見る。しかし、大きな夢だけ考えて何も行動しないよりも、小さく実行できるところからまず行動することが大事なのではないか。」など。(実例を入れてもよい。例えば、七夕で「お姫様になりたい」などの空想的な夢など。)
 第二段落は、方法1。「そのためには第一に、まずすぐできることから着手することだ。例えば、私は、将来科学者になりたいと思っている。特に、実験で新しい物質を作ることができたらいいと思っている。しかし、その夢だけを考えていても、何も実現しない。そこで、身近なところから実行することにした。まず、父に子供実験道具セットを買ってもらった。そして……」など。
 第三段落は、方法2。「また第二には、小さな夢をたくさん持ち、一つがうまくいかないときでもすぐに新しい夢を実行できるようにすることだ。母に聞いた話だが、母は小さいころ、花屋さんになりたいと思っていたそうだ。しかし、自分ひとりで花屋を始めるのは難しいとわかり、好きな花を描く仕事を始めた。今では、母の描く花の絵は多くの人に人気があり……」など。
 第四段落は、反対理解とまとめ。結びに課題文のキーワードを入れる。「確かに、大きな夢を持ち続けることは大事だ。世の中には、大輪の花を咲かせる植物もある。しかし、小さな花を集めて大輪と同じ大きさにするという考えもある。私は、これから中学生になるが……」など。