勉強の土台は小学1年生から
 小学校低学年は、勉強の土台が作られる大切な時期です。そういうときこそ、読み、書き、話し、聞くという日本語の力を家庭の中でつけていくことです。学校や塾で行う勉強を先取りする必要はありません。あとからやれば間に合うものばかりです。低学年は、成績を上げる時期ではなく、勉強を楽しい習慣にする時期なのです。 つづきを読む
  国語力、作文力をつける低学年からの勉強法
 これまでは、覚えた知識を再現する記憶型の勉強が中心でした。しかし、これからは、思考力や表現力を見る作文型の勉強が中心になります。公立中高一貫校の入試でも、公立高校の入試でも、大学の入試での、小論文のウエイトが次第に高くなっています。また、就職試験でも文章表現力が重視されています。 つづきを読む

小学校1年生の勉強が土台に

小学校低学年の勉強の仕方がそれからの長い学校生活の土台となります。


1. 小学校低学年は学力の土台を作る時期

 小学校の低学年は学力の土台を作る時期にあたります。この時期に、テストに出るような知識をつけてもあまり意味がありません。英語、数学、国語などの知識の差は、高学年になって本格的な勉強が始まるとすぐに逆転してしまうからです。

 ですから、小学校の低学年で大事なことは、勉強の成果を出すことではなく、勉強の習慣をつけること、日本語力を育てること、学力の土台を作ること、などになります。

 このうち日本語力を育てるためには、三つのことが必要です。一つは読書、もう一つは対話、そして最後の一つは、同じ文章を繰り返して読む練習です。同じ文章を繰り返し読むためには、自分の好きな本を何度も読むことが大切ですが、言葉の森ではこれを読書以外に音読や暗唱の自習として取り組むようにしています。毎日の音読や暗唱の勉強は、勉強の習慣を作ることに役立ちます。

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2. 読書の習慣をつけることによって、一生学び続ける姿勢ができる

 今日の社会は、ますます流動化しています。

 学校の成績は、小、中学校のころまでは親の勉強のさせ方次第で、ある程度上位を占めることができます。しかし、高校、大学と進むにつれて、本人の努力や実力が大きく物を言うようになってきます。

 P・F・ドラッカーは、これからの企業の平均寿命は30年程度だから、人間が持っている知識の寿命の方が、勤める企業よりもはるかに長くなるだろうと述べています。

 勉強をして、いい成績を上げて、いい学校に入ったらそれでおしまいというのは、過去の時代の話です。これからは、時代の変化に応じて新しい知識や技能を次々と学んでいく形が日常化していきます。

 今有利な資格や学歴というものは確かにありますが、一生有利な資格や学歴はない、と考えておくことが大切です。

 この継続して学ぶ姿勢に最も関連が深いのが、毎日の読書の習慣なのです。

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3. みんなと同じ勉強を詰め込むよりも、重点を絞った勉強で頭をよくする

 子供の生活は、1日24時間の中で限られています。しかも、子供は、成長する期間も限られています。その年代は、一生戻ってこない貴重な時間です。ですから、家庭生活の中では、子供の教育を何よりも優先して考える必要があります。

 今の社会は、昔と違って、多くの子供が塾や習い事に行くようになっています。しかし、人と同じような勉強しているから安心できるかというと、そうではありません。他人と同じ路線で勉強していると、もっと時間をかけてがんばるという方向に進みがちです。ところが、教室で先生に教わるような形の勉強は、きわめて能率が悪いのです。

 塾や習い事の勉強の多くは、学校で一斉授業を聞いているときの勉強と本質的には変わりません。聞かなくてももともと分かっているという無駄な時間がかなりあるのです。能率のよい勉強は、ひとりでやるか、専属の家庭教師がつくか、両親が徹底して面倒をみるか、いずれかの形の勉強です。このような勉強であれば、もっと密度の濃い、無駄のない、したがって余裕のある勉強ができます。

 時間をかけて成績をよくするのではなく、重点を絞って頭を良くする、というのが言葉の森のすすめる勉強法です。

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4. 作文の得意と苦手は小学生のうちに決まる。家庭でできる読書と対話

 作文に対する好き嫌いは、小学校中学年のころから現われ、小学校高学年でほぼ定着してきます。国語や作文の勉強は、他の教科の勉強とは性格が異なっています。国語や作文は、教科書を通して学校の授業の中だけで教わるものではありません。国語力・作文力のほとんどは、家庭での読み、書き、話す習慣の中で形成されていくものです。

 したがって、作文の勉強も、そういう生活習慣をいかに形成するかというところに力点が置かれます。具体的には、毎日、読書をすること、親子で楽しい対話をすること、できるだけ作文を書く機会を作ること、大人がその子の文章のいいところを褒めてあげることなどです。

 また、小学生のときに必要な作文力と、中学生・高校生になってから必要な作文力とは自ずから違います。褒めるだけでなく、作文の水準を年齢に応じて引き上げていくことも必要です。

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5. 言葉の森の作文の勉強によって、低学年から親子の対話ができそれが実力を更に育てる

 作文の勉強は小学校の低学年からスタートする必要があります。

 小学校低学年のころから始めると、まず暗唱などの自習の習慣がつきます。そして、低学年のうちから始めた習い事は、長続きすることが多いのです。もちろん、勉強を始めるのに遅すぎるということはありません。しかし、高学年になると勉強の習慣をつけるために何倍もの働きかけが必要になります。

 小学校低学年のころは、勉強の中身よりも、勉強をすること自体に意味があります。なぜかというと、その時期にスタートすると、それがその後の生活の習慣になるからです。

 言葉の森で勉強するようになると、まず子供に毎日の勉強の習慣がつきます。一方、親は、子供との対話を大事にするようになります。この親子の生活習慣の変化が、実は学力の土台になっているのです。

 小学生のころの最も大事な勉強は、一言で言えば、愛情と日本語です。それ以外の勉強や習い事は子供の可能性を広げるという点でいいことですが、最優先するのは日本語をしっかり使えるようになることと、愛情のある子供に育てることです。

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6. いざというとに伸びる力は、成績よりも作文力に表れる

 今、世の中で活躍している人で、子供のころからずっと成績がよかったという人はあまりいません。ほとんどの人は、普通の成績で、途中いろいろな脱線を経ながら成長しています。そして、ある日やる気になったときに、猛然と勉強を始めて実力を発揮していったのです。

 そのやる気になったときに、ぐんぐん伸びる人と、あまり伸びない人とがいます。必要なときに伸びる力があることが大事です。小さいころから、コツコツと成績を積み上げるというやり方だけが勉強なのではありません。小さいころはよい頭を作っておき、必要なときに集中して勉強するというのが実は最も無駄のない方法です。

 いざというときに実力を発揮するためには、思考力、創造力、表現力を育てていくことが必要です。それらは、主に作文力という形で表れてきます。

 成績からはその子の過去の勉強のがんばり度がわかりますが、作文からは、その子の本当の実力がわかるのです。

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7. 低学年のころに、言葉の森の自習で、よりよい勉強の習慣をつける

 勉強は、よく学びよく遊べという形で進めていく必要があります。遊びを制限して、勉強だけをいつまでもさせる、というようなやり方では、学力はつきません。そして何よりも、そのような生活が楽しい生活であるとはいえません。子供が小学生の間に、親子でよく学びよく遊べの習慣を家庭生活の中に作っていくことが大切です。

 よく勉強に長い時間をかける子がいます。その原因の一つに、早く終わると次の勉強させられるということがあります。親が、勉強を内容ではなく時間で決めているために、集中して勉強するメリットが子供には感じられないのです。

 子供たちの学力にとって最も大切なのは、勉強そのものではなく、勉強の仕方を生活習慣としてつけておくことです。

 暗唱のような勉強の習慣がつくのは、小学校低学年のころまでです。小学校3年生以降になると単純な勉強はなかなか定着させにくくなります。

 言葉の森の毎日の自習には、長い時間はかかりません。しかし、だからこそ、早めにその習慣をつけておくことが大切なのです。

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8. 言葉の森ですぐに上達する作文。しかしスタートはできるだけ低学年から

 言葉の森で生徒が勉強を始めると、すぐに作文が上手に書けるようになります。来てすぐに上手になるというのが、言葉の森の指導の一つの特徴です。

 しかしそのあと、進歩はなだらかになります。このなだらかな進歩の期間も、先生が見る目からは作文力は上達していますが、本人にとってはあまり上達しているように見えません。

 けれども、一年間ぐらいたつと、本人自身が自分でもうまくなったということを実感してきます。上手になったことが確実に実感できるまでに、高校生でも大体一年間かかります。

 ただし、これは、熱心に取り組んだ生徒の場合です。熱心というのは、課題を事前に見て、書くこと自分なりに準備してくることです。

 しかし、一年間で、自覚できるぐらい上達したとはいっても、根本にある語彙力や思考力の差はなかなか埋まりません。上手な子と普通の子の作文の実力が短期間で逆転するようなことは、なかなかないのです。

 だから、作文の勉強は小学校の低学年からスタートする必要があるのです。

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