1. 帰国子女の作文入試対策は、家庭での対話で考えて書く力を育てること
帰国子女枠での作文入試では、作文によってその生徒の基礎学力を見るとともに、家庭における教育力を見るねらいもあります。
海外生活で何を経験したかということは、子供によってそれほど大きな差があるわけではありません。しかし、その経験がその後の自分の人生にどう生かされているかということは、考えたことのない子には書けません。 そのような考えを子供が自然にするようになる年齢は、もっとあとです。そこで、家庭でその経験を話し合う必要があるのです。 帰国子女ですから、日本語の表記力そのものはそれほど厳しくは問われません。しかし、考える力そのものは、何語で考えても自然に出てきます。日本語で深い考えができない子は、英語でもほかの言葉でもやはり深い考えはできません。 考えの深さは、主に両親との対話の中で育ちます。帰国子女入試で作文対策をする場合、まず家庭でいろいろなテーマについて話し合う習慣を作っていくことが大切です。 | ![]() |
2. 家庭での対話が、読みごたえのある作文を書く土台になる
中学入試の作文には、家庭の文化が反映します。ふだんから、家族でいろいろな会話をしている家庭では、作文にもその雰囲気が出てきます。
子供の生活経験はまだ幅が狭いので、父親や母親が、その経験を広げてあげる必要があります。例えば、「小学校時代に印象に残ったこと」というテーマで書く場合、子供は単純に、印象に残ったことを書きます。このときに、父親なり母親なりが自分自身の経験を話してあげると、子供の視野は広がります。 小学生で読みごたえのある感想を書ける生徒は、例外なく家庭での対話が充実しています。毎日の夕食の時間に話をする時間を取るのが難しければ、土曜日や日曜日の夕食の時間に、ニュースなどを話題にして話をする習慣をつけていきましょう。 | ![]() |
3. 毎週の電話指導をきっかけに作文を書き始めるのですぐ書ける。海外にも電話対応
言葉の森の通信教育は、提出率が高いのが特色です。
毎週作文を書くというと、どのくらい続けられるか不安に感じる人も多いと思います。実際に、作文の勉強は他の勉強よりも精神的なエネルギーを必要とします。夏休みの読書感想文の宿題がなかなか書けなかった経験を持つ方も多いと思います。作文を書くことは、問題集を解くこととは違う集中力を必要とするのです。 ところが、言葉の森ではほとんどの生徒が毎週欠かさずに作文を提出します。その秘密は、担当の先生が毎週決まった時間に電話指導をすることにあります。また、生徒がたまたま用事でその週の電話指導を受けられなかった場合でも、教室に電話をすればすぐにふりかえの授業を受けることができます(電話受付時間平日午前9時~午後8時)。この電話による説明を勉強のスタートのきっかけにできる点が、他の通信教育との大きな違いです。 このため、海外からの受講生も、安心して通信で授業を受けることができるのです。(海外生徒も毎週の電話指導あり) | ![]() |
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