啓蟄けいちつ 春のはる 訪れおとず 


啓蟄けいちつとは

 啓蟄けいちつとは、はる暖かあたた さを感じかん て、冬ごもりふゆ   していたむしてくるころのことです。こよみの二十四節気せっきのひとつで、3がつ6日むいかごろに当たりあ  ます。一雨ひとあめ降るふ ごとに気温きおん上がりあ  寒いさむ ふゆあいだ、ずっとつちなかはる待っま ていたむしたちが、そろそろそとても大丈夫だいじょうぶかなあとかお出しだ 始めはじ ます。
 この時期じき目覚めるめざ  のは、むしたちだけではありません。カエル、ヘビ、クマなども冬眠とうみんから目覚めめざ ます。田んぼた  では、元気げんきなカエルたちの合唱がっしょうがもう始まっはじ  ています。
 朽木くちきなかをのぞいてみたり、落ち葉お ばしたをさがしてみたり、つち掘り返しほ かえ てみたりすると、冬ごもりふゆ   から覚まそさ  うとしているむしたちに出会えるであ  かもしれません。いろいろなむしがかくれていそうですね。カメムシ、ゴキブリ、ダンゴムシ、コガネムシの幼虫ようちゅうちゅうには、あまり出会いであ たくないむしもいそうですが……。

こも外しはず 

 こも巻きま とは、まつみきわらでできたこも巻きま つけることで、マツカレハの幼虫ようちゅう(マツケムシ)を除去じょきょする方法ほうほうのひとつです。しかし、いまでは、害虫がいちゅう駆除くじょ効果こうかはほとんどなく、むしろぎゃく効果こうかであることがわかっていて、ふゆ風物詩ふうぶつしとして行っおこなっ ていることが多いおお ようです。このこも外すはず こも外しはず 」も啓蟄けいちつ恒例こうれい行事ぎょうじの一つです。外さはず れたこもや、こも巻かま れていたみき観察かんさつしても、いろいろなむし出会えであ そうです。


ジグモ釣りつ 挑戦ちょうせん

 ジグモのいとでできた細長いほそなが ふくろで、ブロックべいした根元ねもとなどについています。そとから見るみ と、地面じめんから柔らかいやわ   ひものようなものが伸びの ているように見えみ ます。
 見つけみ  たら、そっとつまんで、途中とちゅう切れき ないように引き上げひ あ ます。ちから加減かげんをつけながら、あせらずにゆっくり引っ張るひ ぱ のがコツです。つち隠れかく ている部分ぶぶんまですぽっと抜けれぬ  成功せいこうです。このふくろなかにジグモが入っはい ています。
 捕まえつか  たジグモは、乾いかわ 細かいこま  すなつち土台どだいになる一緒いっしょにプラスチックケースに入れい 飼うか ことができます。作りづく 様子ようすなどを観察かんさつしてみましょう。

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