●総合 90 点 

字  数 1796 字 思考語彙 77 点  (32 個)
--------------------------------
-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 110 点  (134 種)
----------------------------------
-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 98 点  (181 種)
------------------------------------
-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙77












































































98
知識語彙110
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ○文の流れが自然です。
 △もう少し文章の中心をしぼっていきましょう。
 △文の長さの平均がやや長めです。
 百字を超える文2ヶ所(-2点)
 ▲102字 「誰でも平等に教育を受けられる」と言われれば聞こえこそ良いものの、本来であれば、生まれによって異世界に暮らしていたそれぞれが、同じところに集まり、同じ方向を向いて均一な空間や時間を過ごすということになる。
 ▲102字 例えば、いじめや不登校、そして校内暴力など様々な課題があるが、特に問題視されているのは、生徒の学習意欲の低下や、何のために学校に通っているのか、などといった生徒それぞれの内面にフォーカスされたものである。
【語彙バランス】
 抽象度の高い言葉が多く、やや重い文章になっています。(-5点)

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

07040513081717131123041318100804091709052313141317060510181613051208


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
37 題だ。
14 ある。
28 れる。
57 ある。
40 れた。
83 ある。
83 とだ。
50 ろう。
44 策だ。
102 なる。
18 のか。
62 った。
92 いる。
51 いか。
39 らだ。
18 ある。
50 いる。
66 ある。
36 とだ。
27 する。
102 ある。
47 ろう。
54 ない。
55 ある。
74 度だ。
32 いる。
27 ない。
43 ある。
70 のだ。
69 いる。
65 思う。
30 ない。
69 ずだ。
42 題だ。
102
102
92
83
83
74
70
69
69
66
65
62
57
55
54
51
50
50
47
44
43
42
40
39
37
36
32
30
28
27
27
18
18
14

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
例えば、いじめや不登校、そして校内暴力など様々な課題があるが、特に問題視されているのは、生徒の学習意欲の低下や、何のために学校に通っているのか、などといった生徒それぞれの内面にフォーカスされたものである。 (102字)
 

【本文】
1200字以上の本文は後半1200字のみ表示しています。>> 全文表示にする
、その捉え方は様々であった。だが、「子ども」とはなんたるものか、ということがはっきりと定義されてしまっている今、「子ども」たちは言わば、国家の産業の後押しのために尽力する操り人形のごとく日々学びを積み重ねている。このように一向に「子ども」の定義を変えないようでは、自国の産業が発達しないのも無理がないのではないか。
 二つ目に考えられる原因は、政府が現在の教育方針に満足してしまっているからだ。その一例が日本の義務教育制度である。これに関しては、憲法第二十六条にて、小学校から中学校までの教育を「無償」とすることが明言されている。社会に出て行く際に役立つ最重要な知識(教養、と呼ぶこともあるだろう)を身につける最も大事な時期の教育が義務化されている、ということは日本の教育制度のメリットである。たとえ経済的な余裕がなくとも、学校に通う資格は誰にでもあるということだ。だが、もちろん義務教育ならではのデメリットも存在する。例えば、いじめや不登校、そして校内暴力など様々な課題があるが、特に問題視されているのは、生徒の学習意欲の低下や、何のために学校に通っているのか、などといった生徒それぞれの内面にフォーカスされたものである。私の学校は、私立であるし全国的に見れば、教育水準も高く、学費もそれに応じているため高いだろう。つまり、比較的裕福な家庭に育ち、学習環境も極めて良く、「経済的に困窮している」友達が間近にいるわけではない。だから、さほど気にかけたことはなかったが、やはり高等教育の無償化に関しても大きな注目が集まっている現状がある。これは義務教育のデメリットというよりもむしろそれに関する解決策と言えると思うが、低所得者の家庭でも、学びたい意欲を尊重して進学できる、という制度だ。実際、これらは普及しているとは言いがたいが、実行に移されている。日本は教育においてさほど劣っているとは言われていない。だが、現段階からさらに学力を向上させるための一つの手段として、大学進学の簡易化である。私は何も入学試験の撤廃をもとめているわけではなく、大学進学を経済的理由から断念してしまう人に教育の機会を与える必要がある、と考えているのだ。世界でも、学習到達度が高いと言われるフィンランドやアイスランド、そして競争率の激しいドイツなどその他の国で大学の無償化などが行われている。やはり日本には未だに教育水準に関して改善の余地は存在し、一人一人の学びの可能性を絶やさないよう、取り組みをしていってほしいと思う。
 たしかに、根本的な子ども観は大きく変えられるべきではない。だが、教育制度とは、一度制定したものの継続によるものではなく、時代の変化に応じて臨機応変に新たなものへ転換することによるものであるはずだ。だから、過去に生み出された「子ども」に関する定義が未だに変えられていないのは問題だ。

原文   森リン ベスト5