- ● Re: 倉本聰さんの幼少期のエピソード(facebookグループより)
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2013年04月26日 10時01分04秒
68
アルファベットから構成される他言語と比べて、日本語のひらがな・カタカナは曖昧な曲線で構成されていて、子どもによっては図形認識が比較的難しい言語なのだそうです。運筆力の弱い幼児〜低学年時にその文字のかたちをきちんと把握し、慣れない鉛筆をもって書く(紙に再現する)ということは実はそれだけでも結構なレベルの高い作業なんだ、という前提で、のんびり構えられてもよいと思います(^^) 息子さんなりに「日本語は難しいなぁ…でもやらなきゃダメだし…」というプレッシャーがあるかもしれないので、まず、座学・お勉強モードを一切排除する雰囲気を作ってみるというのはいかがでしょうか(これが親にとってはすごいストレスなんですけどね。笑)。続く
- ● Re: 倉本聰さんの幼少期のエピソード(facebookグループより)
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2013年04月26日 09時59分33秒
67
こどもによって、また環境によっても全く違うと考えた方がいいと思います。うちにも5歳児と7歳児がいますが、日本語含め5カ国語を勉強していますので、無理強いしないように気をつかっています。音読はしたがらないので、本は私が読んでやっていました。すごく簡単な本、例えば’五味太郎’さんの本の中に、絵やしかけが中心で、言葉はほんの少しのものがあります。”たべたのだあれ?”と”かくしたのだあれ?”が子供が好きです。”ぐりとぐら”は私が子供の頃好きだった本で、子供たちは文章の中によく出てくる”ぐりぐらぐりぐら”だけを言うのが好きです。まずは日本語に興味をもってもらうために、息子さんの好きなものが出てくる、簡単な日本語の本を探されてはいかがでしょうか?
- ● Re: 倉本聰さんの幼少期のエピソード(facebookグループより)
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2013年04月26日 09時51分12秒
66
そう思って日本では小学1年の息子に音読させているのですが、いやでいやで、ラグビーをやらせると猪突猛進のタックルをする子が、途中で涙目になってしまい、私もどうしてよいかわかりません。補習校が近くにないため、日本語は家庭教育だけで、未だにひらがな、かたかなの壁が突破できていません。フランス語は、食品の表示など細かくて難しい言葉を片端から読む子で、本も好き。日本語だとつまってしまって、この記事にあるリズム感を得られないのと、私からのプレッシャーを感じるのでしょうか。壁突破の何らかのヒントを得られたらと思ってこのコメントを書きました。よろしくお願いします。
- ● 倉本聰さんの幼少期のエピソード(facebookグループより)
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2013年04月26日 09時46分07秒
64
現役コピーライターの先輩が投稿した画像(朝日新聞be切り抜き)をシェアします。
脚本家の倉本聰氏が、“ぼくが文字を読めるころになると、おやじは毎週一冊ずつ宮沢賢治の作品を音読させました。…”という幼少期のエピソードを披露しています。
“音読しても意味がまだわからないけれど、それでもいいと。言葉のリズム、韻律を覚えなさいと言うんです”
... “六十近くになってわかりました。おやじからすごくでっかい遺産をもらっていたんだと”
「言葉の森」が推奨する、小さい頃からの音読(による暗唱)が、言葉の力を大きく育て、ひいては後々の人生の滋養となりうるということをとても端的に表すエピソードだと思います。
- ● スカイプで「短い音読の会」(facebookグループより)
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2012年10月26日 11時54分04秒
63
具体的にやっている取り組みの共有をしてみようかな…と思い、投稿します。
毎週月曜日と木曜日の週2回、朝7時ジャスト、同じインタープリスクール出身の仲良しの子とスカイプをつなげて、「短い音読の会」を続けています。
とはいってもまったく難しいものではなく、朝起きて着替えて朝ごはんを食べた後にスカイプをつなげ、
子ども:「おはよう〜」
...親:「はーいじゃぁ今日はこれ読もか?」
子ども「じゃぁ、いっせーのーで…」
と、短い日本の詩を二篇だけ共読みで音読するのです。
終わったら「じゃばいばーい(※写真)」とあっさり切ります。所要時間約3分から5分くらい。
子どもはそのことは忘れたかのように朝の支度の続きをし、あっという間に登校してしまいます。「勉強した」などという感覚はほとんど持っていない様子です。歯磨きと同じ感じなのか…!?
バイリンガル環境のお子さんの中には、まず、読書させるのが一苦労、日本語の長文を見ただけで面倒くさそう、音読させようとするとすぐ抵抗感を示してしまう子がいます(私の息子がそうです…)。
北原白秋の「五十音」、谷川俊太郎「ことばあそびうた」(音韻が独特で読んでいて楽しい!)、もしくは草野心平や金子みすゞやまどみちおなどの詩やから短いものを一篇読むだけなら、わずか数分で済みます。
やはり塵も積もれば山となるのか、ウオーミングアップ効果はあるようで、昔はあれだけ音読をいやがっていたのに今は「言葉の森」の暗唱長文にも比較的スッと入っていけているように思います。
最大のコツが習慣付けなので、仲良しのパートナーを見つけるのはおすすめです。スカイプ環境さえあれば、日本に住む友達、従兄弟姉妹、あるいは学齢の違う子がパートナーでも全く構わないと思います(^^)続きを読む
- ● Re: ママ友達と「子ども会」(facebookグループより)
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2012年10月26日 11時43分00秒
60
それは素晴らしい企画ですね。
学校に行くようになると、子供の言語は、第一に友達関係、第二に親子関係の中で形成されるようです。
友達と楽しく遊ぶ場面に日本語を使う機会があるというのは、海外で暮らす子供たちにとっては貴重な経験だったと思います。しかも、夏合宿まで(笑)。
これは、子供を連れて海外に赴任する方などにぜひ参考にしてほしいですね。
遊びの中で学ぶというのは、日本にいる日本の子供たちにも生かせそうです。
- ● ママ友達と「子ども会」(facebookグループより)
メグ
2012年10月26日 11時42分19秒
59
自分の娘達に「会えば日本語で話すお友だちを作ってあげたい」というのが発端で、それに賛同してくれたママ友達3人と「子ども会」を始めました。毎週一回の集まりを4年ほど続けましたが、ピークの時は3歳ー小学生が15人集まっていました。自宅で行なっていたのでそれはそれは大変でしたが、そこに来ていた子供たちは、今でも日本語メインです。お母さんたちとも日本語で会話してくれます。
遠いところに住んでいて週一の集まりに来れない人とも交流できるように、夏休みには3泊4日の「子ども夏合宿」も行っており、今年で10年を迎えました。漢字ゲームやかるた会、紙芝居づくり、漫才、工作、、、最終日の発表会ではそれをみんなの前で日本語で説明するという内容です。毎年子供と親を含め、約三十人で行なっています。
- ● Re: アイデンティティの在り方を確かなものとするための日本語教育を(facebookグループより)
メグ
2012年10月24日 10時59分19秒
58
実体験をもとにした詳しいお話、ありがとうございました。
幼児期から小学校低中学年にかけての言語教育というのは、実はまだ解明されていない部分が多く、確実なものは何もないぐらいだと思います。
ただ唯一確実と言えるものは、できるだけ自然に近い状態で過ごさせるということです。
だから、日本の子供は日本語環境で暮らすというのがいちばん自然です。
いちばん不自然なのが、幼児期からCDで英語を聞かせるような学習をすることだと思います(笑)。
小さいころは、勉強というよりも楽しい生活を送るということが大事ですから、読書、対話、作文(作文はもっとあとでもいいのですが)を中心にやっていくのがいいのだと思います。
- ● アイデンティティの在り方を確かなものとするための日本語教育を(facebookグループより)
メグ
2012年10月24日 10時58分42秒
57
私の場合、長男が年中・長女が乳児のときに滞米生活を終え帰国しました。上の子はそのままインターナショナルプリスクールに入園し昼間はほぼ英語のみの園生活を送りました。母親である私自身、小さい頃から読書好きで大の日本語好き(?)、当然の流れとしてわが子にも読書の喜びを知ってほしいと色々なことを試しましたが、バイリンガル環境のせいか本人生来の特質によるのか、息子は言葉がなかなか発達せぬまま、帰国当時はバイリンガルならぬダブルリミテッド(日本語と英語どちらも母語となりえない状態)の状態に陥ってしまいました。
周囲を見渡すと、インターナショナルプリスクールでは我が家と似た境遇の多くのご家庭が子どもの日本語力について悩んでおり、他の皆さんと自分の悩みを共有することができたのはありがたいことでした。
...特に私が大きく心動かされたのが、多くの親御さんが、「日本語がきちんと使えるようになってほしい」という願いを、単なる国語教育の枠を大きく超え、心の健康や自己肯定感や、その子のアイデンティティの在り方の問題を左右する親の命題として捉えられていたことでした。
家で読書をしない(表出言語が少ないので難しい本は読むのがしんどいから)、親との深い対話もない(そもそも親と子どもで母語が違うケースも)、作文は嫌い(しゃべるけど読み書きは嫌いだから)という子どもは、本当は、心も寂しいのだと思います。
子どもの理解力、思考力、創造する力を植物の蔦に例えると、蔦をぐんぐん大きく伸ばすためにはつるが巻きつくための軸となりうるしっかりとした言葉の力が必要不可欠なのだと痛感します。
バイリンガル子女の親たちの多くは、見た目はカラフルで中身は誘導形式で子どもを”わかったつもり”にさせる作文教材ではなく、子どもの心の平穏、穏やかな自己肯定感、日本にルーツを持つというアイデンティティの在り方を確かなものとするための日本語教育を、我が子に与えたいと願っているのだと思います。
その後、私はフリーライターの仕事をたたみ、「低学年の帰国子女・バイリンガルキッズの日本語力を上げることばの教室、作文教室を開こう」と決め、最初に言葉の森ネットワークの認定講師資格をとることにしました。なぜなら、日本全国の民間作文通信講座の案内やパンフレットをすべて取り寄せ、並べてみた中で唯一、言葉の森だけが「読書、音読、暗唱、対話、そして作文」を重視する、ガーデニングに例えて言うなら「土作り専門」の日本語教育をうたっていたからです。
私のほうの実際の教室運営(in大阪)まではいろいろな障壁もあり、相変わらず試行錯誤の毎日ですが、同じ志を持つ皆様とつながることで、多くのことを学びたいと考えています。
- ● Re: 日本語環境が親子の会話だけ(facebookグループより)
メグ
2012年10月24日 10時54分14秒
56
教科書の活用というのはとてもいいと思います。
ただ、国語の場合、教科書は、
1、その学年より上の漢字が出てこない
2、全体に学年相応のものなのであまり難しくない
3、説明文の割合が少ない
4、手作業でルビをふるのが大変
という問題があります。
ウェブで、ちょっと難しい説明文をコピーして、ふりがなのページで全部の漢字にふりがなをつけて、それを毎日音読するようにするとこのあたりの問題は解決されると思います。
あるいは、学年よりも上の教科書を使うというのもいいと思います。
- ● Re: 日本語環境が親子の会話だけ(facebookグループより)
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2012年10月24日 10時53分01秒
55
日本語学習の重要な時期は、小1-3と小4-6の二つあり、小1-3のころは、日本語脳の形成時期なのでいちばん重要だと思います。
小4-6のころは、バイリンガルの能力が育ちやすい時期なので、この時期も複数の言語を同時に学ぶ上で重要な時期だと思います。
「読み書き」とはよく言いますが、大事なのは「読み」の方です。それから対話です。
しかし、家庭の中だけで読みと対話を充実させることはかなり難しいところがあります。
そこで、今おすすめしているのは、毎朝、朝ご飯前の日本語の長文音読です。わずか2、3分でできますが、これが最も効果があると思います。
大事なのは、読み方が下手でも間違っていても一切注意はせずに、いつも、「よく読めるようになってきたね」と褒めてあげることです。
- ● 日本語環境が親子の会話だけ(facebookグループより)
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2012年10月24日 10時51分39秒
54
6年前2007年夏から小4小2年長の子供3人帯同で韓国在住の母親です。現地ではインターに通わせ、現地語は習う機会は無く、学習言語は英語でして、母国語の日本語からは5年以上遠ざかっている子供達との生活です。同じアジア圏でも日本の企業での帯同者が多い他国ですと日本の学習塾や補習校もあると知ったのですが、ここには全く無く日本語環境が親子の会話だけとなってまして、先行きにとても不安を感じています。子供達は英語も英語圏でない分英語圏の帰国子女よりきっと劣っているでしょうし(インター内の生徒は98%韓国人、生徒の私語は韓国語の子が圧倒的な学校です)日本語母語も「読み書き」は下の2人は特にほとんど出来ず、これからをどうしたものかと悩みは深く……。今もう15歳13歳11歳と思春期反抗期の2男1女、親ともほとんど話をしてくれず、どれだけ日本語で会話が出来るのかさえ判断つかない時期で。ハーフではないまるっきりの日本人の3人、日本人としての素養や基礎学力が5年分抜けているモノはどうしてゆけばよいものか。よろしくお願い致します。