| やっと合かくしたせおよぎ |
| イチゴ | の | 川 | の広場 |
| れもん | / | ふれ | 小2 |
| 「つぎは,山田さん。」 |
| とコーチが言いました。せおよぎのテストは,これで五回目です。だから, |
| 心ぞうがとびだすぐらいどきどきしていました。「また今どもだめかな。」「 |
| ターンうまくいくかな。」「一分十五びょうでおよげるかな。」「もしイルカ |
| だったら,すいすいおよげるのにな。」などと,いろいろな思いが頭をよぎり |
| ました。でも,いったんおよぎだしたら,「なんだかいつもよりはやいな。」 |
| 「もしかしたら合かくできるかも。」という考えもうかびました。 |
| とうとう,いつもしっぱいしているターンです。かべぎわをぐるりと回って |
| ,ターンはせいこうしました。そのとき,わたしは,まるで海のそこにいるよ |
| うに何も聞こえなくなりました。 |
| おりかえしは,つかれていて,さいしょよりはおそかったけれど,「少しで |
| もはやくはやく。」と思って一生けんめいバタ足をしました。タイムは,一分 |
| 十二びょうで合かくでした。「れんしゅうを休まずにつづけていてよかった。 |
| 」と思いました。 |
| お母さんに合かくしたことを言うと,とてもしんじられないという顔で, |
| 「本当?すごいね。」 |
| と言ってくれました。 |
| 次は,ひらおよぎのタイムにちょうせんです。また,がんばりたいです。 |