| 朝 |
| イチゴ | の | 池 | の広場 |
| ほり内 | / | ぬり | 中1 |
| 何か朝ってぼーっとしてしまう。でもこんなことがあったら……ボーッとし |
| ていられないだろう。 |
| 「ざわざわざわざわざわざわざわざわ。」 |
| 「はい、本番でーす。5秒前4.3.2.1.」 |
| 「チャラッチャラーーーチャン」 |
| 「はい、<せかいにはこんなひとがいるーー!!>スペシャルのお時間デー |
| ス。司会のカナエはかせデース。では、体験者ベーさんデース。」 |
| 「どうもベーだベー。」 |
| 「ではたいけんだんおおはなしくださーい!」 |
| 「はい、実は、いま、舌がべーとしていますが、最初、舌は出ていなかった |
| のです。そうそれは、ある朝のことなのです。」 |
| さて、その話はあとにして、あなたがたはどうだろう。朝ちゃんとご飯を食 |
| べているだろうか、朝ちゃんと起きているだろうか、朝ちゃんと歯を磨いてい |
| るのだろうか一人一人朝を過ごしているのだろうか。 |
| 僕の朝は人間にとって一番良い出発地点だと思う。 |
| さて話は戻ってベーさんの体験談だ。 |
| 「夢の中でこんな事を神様が言ったのです。」 |
| 「おまえはこの世で、してはいけないことをした。罰を与える。」 |
| 「私は夢の中で言ったのです。」 |
| 「ど、どんな罰ですか?」 |
| 「それは一生舌を出すことだ。」 |
| 「そんなことをいわれて、起きたらこの通り。舌が出ていたのです。」 |
| ここはそんなことないが朝はちゃんと迎えよう。 |