| 国際化のススメ | 
| イチゴ | の | 滝 | の広場 | 
| 幸子 | / | あさも | 中3 | 
| 日本人は、外国人はどうしても日本のことを理解できないと思い込んでいる | 
| 。だから、外国人が着物を着たりすると、「あ~見て、あの人着物着てるぅぅ | 
| っ!」などと、ちょっとした有名人になったり(?)する。逆に、アメリカ人 | 
| がアメリカで流行っている服を着ている日本人を見た時、嬉しくなる。日本人 | 
| も我々と同じ物を喜ぶのだと思いたがる。 | 
| アメリカ在住のいとこがいるのだが、彼が数年前に結婚した時、写真を送っ | 
| てきた。その写真のいとこ夫婦は、着物だった。ソニアちゃんはハーフだから | 
| 、限りなく日本人に近いのだが、(日本語もぺらぺらだし)見た目が日本人と | 
| か、いとこと結婚したとかはまぁ、置いといて、私は純粋に(?)「アメリカ | 
| の結婚式なのに、着物なんておっかしー」と思っていた。だって、ソニアちゃ | 
| んは80%物理的に(?)日本人だとしても(血と言葉が。)もちろん英語の | 
| ほうもばっちりぺらぺらだし、何より、価値観とか好みがアメリカ風じゃぁん | 
| !!と思っていたのである。 | 
| 日本は、日本独自の文化をあまり世界に広めようとは思っていない(っぽい | 
| 。)だいたい、着物なんてもんは、日本でこそたまに見るが、外国で着物を見 | 
| たなんて噂は聞かない。いまだに「着物を着た日本人は外国ではすべてゲイシ | 
| ャだと思われている」なんていう風に思っている人もいる。(おばあさんとか | 
| だけど。)しかし、その分文化に深みが出てくる。伝統工芸などは、伝統を壊 | 
| さなくって、使いやすく、和みやすくできている。 | 
| アメリカなど、外国では、容易に洋服を着ている人を見ることが出来る。と | 
| いうより、洋服ではない人のほうが少ない。もちろん日本でも。アメリカなど | 
| の外国では、自分の文化を深めるより、広めることに熱中する(?)。 | 
| 文化を深めることも、世界に文化を広めることも、それぞれ大切だが、本当 | 
| に大切なのは、深まった文化を世界に広めることなのではないだろうか。常に | 
| 、世界にひろめることを考えながら深みを加えていけば、よりすばらしい文化 | 
| に練りあがっていくのではなかろうか?だいたい、「家の批評が出来るのは、 | 
| 建築家ではなく、そこに住む人である。」とも言うように、日本文化の批評が | 
| 出来るのは、作り上げた私たちではなく、外国人などなのである。日本文化の | 
| 深い浅いが知りたけりゃ、「日本文化の国際化」っていうのもええじゃないか | 
| ! |