| 里山 |
| エンジュ | の | 村 | の広場 |
| 奈未 | / | なみ | 小6 |
| 奥武蔵の里山を訪れたときのことです。秋の終わりで道ばたの草もほとんど |
| 枯れていました。せまい谷間に農家が点々とあり、だんだん畑がきれいに整備 |
| されています。今、美しく維持されている里山は、必要なてまひまをすべて山 |
| 里の人々の善意負っています。たまに訪れる私のようなハイカーが里山を楽し |
| む時、山里の人々の善意にただあまえているだけです。また、里山には、治山 |
| 、治水という機能があります。山が荒れて土砂を川に流しこみ、中流や下流に |
| 水害をおこさせないようにするはたらきです。おいしい水をかわへゆっくり供 |
| 給するという機能もあります。 |
| 「シカに注意」とか、「タヌキに注意」といった道路標識を見かけることが |
| 多くなっています。これまたとうぜんですが、シカやたぬきにはこの道路標識 |
| はよめません。人間の側の注意と配慮がもっとひつようです。 |