| 余白 | 
| ウグイス | の | 池 | の広場 | 
| エガ | / | てせ | 中1 | 
| 話し上手の人がいます。しかし、その人をおしゃべりとは呼ばないでしょう。 | 
| そのことを私なりに考えてみますと、饒舌の人は、とかく「間」をとることに | 
| 気が回らなかったり、「間」の必要を | 
| 感じていない場合が多いのに対して、話し上手とよばれる人は、意識して、あ | 
| るいは無意識のうちに、うまく「間」をとり入れている違いがあるように思い | 
| ます。しかし、困るのは、「サーヴィス」のつもりがいつのまにか自己弁護や | 
| 自己顕示になり、果ては自己陶酔になっているのにも気づかずという場合です | 
| 。 風も通さない饒舌は | 
| 、聞いているほうも苦しくなり、終わった時には、さて、何を聞いたのかとい | 
| 私は余白が大切だと思う。第一の理由に、余白がないと文章がわかりにくい | 
| からである。簡単に言うと余白とは、句読点に値する。今から余白のない文を | 
| 書いて見よう。今日私は友達と遊びました面白かったです…というわかりにく | 
| い文になってしまう。 | 
| 第二の理由に余白をいれると文がめだつのである。今度は絵でたとえてみよ | 
| う。ここに一つの絵がある。その絵は何の変哲もないただの風景画だ。ただ一 | 
| 個所、遠くに見える家だけに色が付いていた。そうすると人はもちろん色が付 | 
| いた家に目をつけるだろう。ほかの所に目をつけるのは多分私くらいだろう。 | 
| (笑)勉強でいうと余白は遊び、色が付いていた部分は勉強の内容ということ | 
| になる。 | 
| 私は余白を使いたい。 |