| はじめての手作りかまぼことちくわ | 
| アジサイ | の | 林 | の広場 | 
| れもん | / | ふれ | 小3 | 
| 「今日はようこそおいで下さいました。」 | 
| ここは小田原のかまぼこ工場です。私は友だちとお母さんといっしょに手作 | 
| りのかまぼことちくわを作りに来たのです。 | 
| まず、この工場ではたらいている、かまぼこ作りの名人が、かまぼこの作り | 
| 方を教えてくれました。その時、名人が、 | 
| 「手作りでかまぼこを作っている工場は、とっても少なくなっているんです | 
| よ。ほとんど、きかいで作るようになってしまって、今では、手作りでかまぼ | 
| こを作っている工場は、十分の一になっているんですよ。」 | 
| と言ったので、びっくりしました。私は友だちと、 | 
| 「むずかしいけど、おもしろいね。」 | 
| と言いながら楽しく作りました。魚のすり身は、まるで白いねん土のようで | 
| した。 | 
| 私が一番くろうしたのは、板からはみ出さないようにかまぼこの形を作ると | 
| ころです。なぜくろうしたかというと、たぶん、ほうちょうに魚のすりみがつ | 
| いてしまうし、丸い形を作るのが大へんだったからだと思います。でも、名人 | 
| やお手伝いのお姉さんが手伝ってくれたので、どうにか上手にできました。 | 
| 次にちくわを作りました。ちくわは、名人が、お仕事で帰ってしまったので | 
| 、お手伝いのお姉さんが、作り方を教えてくれました。その時お姉さんが | 
| 「ちくわは、私が作るほどですからむずかしくないのであん心してください | 
| 。」 | 
| と言われたし、作り方を見ても、ちくわは、かまぼこほど大へんではなさそ | 
| うだったのでほっとしました。でも、作ってみると、中心のぼうに魚のすりみ | 
| をまきつけていくのがとてもむずかしかったです。 | 
| 十分後、ちくわが焼き上がりました。私たちは、工場でちくわを食べました | 
| 。焼きたてのちくわは、ふつうのスーパーで買ったのとはちがって、ほかほか | 
| していていて、とてもおいしかったです。そして、一時間後には、かまぼこも | 
| でき上がりました。かまぼこほ、家で食べました。おばあちゃんや、お母さん | 
| が、 | 
| 「すごくおいしい。」 | 
| と言ってくれました。 | 
| 手作りで作っているかまぼこ工場が、十分の一になっていると、名人が言っ | 
| ていましたが、かまぼこは、きかいで作るよりも、人の手で一つ一つていねい | 
| に作ってほしいと思いました。 |