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優希 | 
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あなし | 
中3 | 
   「美しいもの」を自分のモノにしたいという欲望から、子供たちがトンボ採りを始めたときむげに禁止することは、楽しいはずの身近な自然を逆に、退屈 | 
| なものと感じさせはしないかと案じてしまう。子供たちに、トンボの住める環境がほんとうにすばらしいものだと感じることができればいい。 | 
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   確かに私は「自然とふれあう」といった経験はない。周りには建物ばかり。ときどき見える緑さえ、飾りにしかすぎないような、「ふれあう」にはあまり | 
| にも小さすぎる緑だ。しかし父の時代は違う。自然の移り変わりとともに季節の風を感じてきた。自然と一緒に成長してきた。父はなんでも知っている。木 | 
| の名前、虫の取り方、鳥の採り方だって知っている。私はそんな父が頼もしく思える。 | 
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   夏休みに、家族で父方の親戚の家に行った。長野である。長野は確かに以前に比べれば自然は減ってしまったらしい。しかし、それでもまだなんとか残っ | 
| ている。長野の田園風景は私の心を和ませた。その風景は初めてみるのに、どこか懐かしさがある。もしかしたら、人は生まれながらに自然を愛する心をも | 
| っているのかもしれない。 | 
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   今、あるテレビゲームのソフトが人気らしい。詳しくは知らないが、このゲームは自然の中を探検するもので、カブトムシをとったりしていくらしい。人 | 
| 々の中に自然を求める心があることは喜ばしいことだ。しかし、いくら自然を求めてもそれはゲームのなかにしかないというのは悲しすぎる。自然破壊はそ | 
| こまで進んでいるのだ。 | 
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   インディアンの言葉に「地球は先祖から頂いたものではない。子孫へ受け継ぐものなのだ」という言葉がある。温暖化や大気汚染、環境ホルモンなど様々 | 
| な環境問題がある中で果たして私達は、地球を子孫へ引き渡すことができるだろうか。ひとりひとりが考えていかなければならない問題である。 | 
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