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真実よりも大切なこと | 
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くあ | 
中1 | 
| 小さい子供は「なぜ」を連発して、大人にしかられたりする。子供の「ふしぎ」に対して、大人は時に簡単に答えられるけれど、一緒になって考えると、自 | 
| 分の生活がそれまでより豊かになったり、面白くなったりする。また、問い返すと、面白い答えが子供の側から出でくることもある。そのときに、その子に | 
| とって納得いく答えというものがある。その人にとって納得がいく答えは、物語になるのではなかろうか。しかし、しばらく納得できるにしても、次第にそ | 
| れでは都合の悪いことがでてくる。そして、その傾向の最たるものとして、自然科学が生まれてくる。 | 
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   私は小さい子供の相手をしてやるのが、どちらかというと好きだ。その理由は、同い年の友人とは違う付き合い方ができるからだ。例えば今回の問題とし | 
| て小さい子供の「ふしぎ」があるが、それに答えるのもなかなか楽しい。 | 
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   「ねぇねぇ、テレビに映っていない時ってゴジラはどこにいるの。」 | 
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   「実をいうとこの街に住んでいるんだよ。」 | 
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   「「うっそだー。だって鳴き声聞こえないもん。」 | 
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   「それはね、まだ眠っているからだよ。」 | 
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   「わー。そうなんだ。」 | 
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   という具合に。私自身も、向こうがどういう反応をするのか楽しみだ。 | 
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   だから小さな子供の相手をする体験も必要だと思う。 | 
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   ただ、確かに「この時だけは」という場合もあるはずだ。しかし、そういう時だからこそ話すのもいいのではないか。子供と話すことによって、心が和む | 
| のも確かだ。子供のふしぎの答えは、夢の中のようなものが多いだろう。そこが、科学だらけの世界を癒すのだと思う。でも、あまり頑張りすぎてしまうと | 
| 、子供は返ってがっかりしてしまう。私も父に、なぜ空を青いのかを聞いた時、四才の子供が到底分からない用語を使われて途方に暮れたことがある。 | 
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   名言の中で、「知識がはしごを作ったのではなく、二階に上がりたいという熱意がはしごを作ったのだ」というものがある。まずは真実よりも、知りたい | 
| 、上がりたいと思うことが大切なのだ。 | 
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