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清書:僕の料理 | 
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イチゴ | 
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村 | 
の広場
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雅貴 | 
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あめす | 
小6 | 
  「グツグツグツ!」 | 
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   「あっ、おつゆがふっとうしとる」 | 
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   お母さんが、風邪などでご飯を作れない時は僕が作る。 | 
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   だいたいメニューは決まっている。「白ご飯、わかめのおつゆ、野菜炒め」である。なぜこれだけかというと、僕はこれだけの物しか作れないからである | 
| 。これだけの物を作るのに、お母さんなら早く作ることができるが、僕がご飯を作ると時間がかかる。寝ているお母さんに向かって | 
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   「どれくらいわかめ入れるの?こんなものでええん?」 | 
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   「・・うんそうや」 | 
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   などといって聞いている間に時間が経つのである。他にこんなこともある。野菜炒めを作るのに換気扇を回し忘れていて煙たくなる。そのときは、まるで | 
| 入道雲の中にいるようだ | 
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   一年くらい前までは、炊飯器がなかったのでおなべで炊いていた。そのときは、よくお手伝いでお米を洗って、お鍋に水と米を入れて炊いてなどというこ | 
| ともしていたが、今はしていない。なぜかはわからない。「お米を炊飯器で炊くかおなべで炊くか」どっちがいいと聞かれても、どっちとは言い切れない。 | 
| なぜかというと両方にいいところがあるからである。炊飯器で炊くときのいいところは、たくさんの量がいっきに簡単に炊けることだ。お鍋の良いところは | 
| 、微妙な火加減でおこげを作ることができるところだ。だから難しいところなのである。 | 
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   ご飯というのは、食べるのは簡単であるが、作るのはむずかしい。自分がせっかく作った物を人が食べてなくなると何となく悲しい気がする。「あーあせ | 
| っかく作ったのにー」という気持ちになる。お母さんもそういう気持ちなのかなと思いながら台所をのぞいてみた。 | 
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