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怪我の功名 |
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カモメ |
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森 |
の広場
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れもん |
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ふれ |
小4 |
私はこの話を読んで一番心に残ったことは、Oさんが財布をわすれて、普通なら、約束の時間に十五分もちこくしてしまうのに、財布をわすれたため、自 |
| 分の身を守れたことです。これは、奇跡としか思えません。 |
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けれど私にも、自分の身を守るほど大きな事ではありませんが、この話と正反対の話があります。(悪いことがあるのは、おなじですが。) |
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それは、今、口内えんが三つもできている私が、そのためにとくをするはずだった話です。ある朝、起きて、食堂で朝ご飯のミニトマトを食べると、下の |
| 歯ぐきが少ししみるような感じがしました。気のせいかなとおもいましたが、念のため、かがみで見てみると、口内えんができていました。そのことをお母 |
| さんに言うと、夕ご飯をしみない物にしてくれると言ってくれました。(ラッキー!よし。口内えんがなおるまで、きらいなものは、しみると言って、食べ |
| ないでいいや。)その日の夕ご飯。思っても見なかったことが・・・。何かというと、私がきらいな、味のないグニュグニュした、ジャガイモが出てきてし |
| まったのです。ジャガイモはしみるなんて言ったら、うそをついているということは、すぐに分かってしまいます。しかたなく、食べることにしました。い |
| いことなんてちっともない。ジャガイモだって食べなければいけなかったし、口内えんが二つもふえるし・・・。 |
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これは、Oさんと正反対の話ですが、テレビで、Oさんのような話を見たことがあります。(実話ではありませんが。) |
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それは、視聴者が作ったミステリーの中から選ばれたものをアニメにして、放送するという番組です。そのミステリーを全部説明すると大変なので、一部 |
| だけ説明します。ある不思議なおばあさんが不思議なものを売る、というものです。そのおばあさんのおかげで、女優になれたという人が、また、おばあさ |
| んに会いました。すると、今度は、「ピッタリの時計」というものを売っていました。そのピッタリの時計の効果とは・・・。学生と仕事の両方をやってい |
| て、待ちあわせの時間によくおくれてしまうというその女優さんは、早速、ピッタリの時計をつけてみることにしました。すると、つけてないときは、いつ |
| も待ち合わせの時間に遅れていたのに、ピッタリの時計をつけると、遅れなくなりました。 |
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そう、そのピッタリの時計とは、ピッタリの時間に、その人、つまり、時計をつけている人を動かしてくれるという時計だったのです。 |
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ある日、このオーディションに受かれば大女優になれるという大チャンスの時、九時の新幹線で待ち合わせをしていたその女優さんは、ピッタリの時計が |
| あったので、自信満々。 |
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そして、その日、あれ!女優さんは、目をうたがいました。なぜなら、もう、九時の新幹線は出発していたのです。けれども、ピッタリの時計を見ると、 |
| まだ八時十八分。駅の時計をみると、九時十八分。どちらが合っているかというと、駅の時計だったのです。不思議に思いながらも、急いで、オーディショ |
| ンを行うビルに電話し、あやまったのですが、ゆるしてはくれませんでした。だめだと思いながらも、ビルに行って、直接あやまろうと決めて新幹線で行っ |
| てみることにしました。駅に着き、タクシーに乗ると三キロのじゅうたいになっていました。何が原因でこんなにじゅうたいをしているのか聞いてみると、 |
| なんと、オーディションを受けるはずだったビルが火事になっていたようです。もし、ピッタリの時計が遅れていなかったら、その女優さんは、まちがいな |
| く、この大さんじに巻き込まれていたことでしょう。そう、ピッタリの時計というのは、その人の身を守るための不思議な時計だったのです。 |
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もし、ピッタリの時計が百万円で売っていたとしたら、たぶん、私は買っていたと思います。 |
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私には、学校で気持ちが悪くなったため、保健室のふかふかのベッドで寝ることができたなんていうことさえありません。(本当に運が悪いな・・・。) |
| やはり運のない私から見ると、「怪我の功名」というのは、奇跡としか思えません。 |
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