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|   | クリスマスの楽しみ | 
|    | アジサイ | の | 村 | の広場
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|    | SMILEY(^o^) | / | あるわ | 小6 | 
| < ・・・・・・・・・・・・「ねぇお母さんっ、サンタさんってホントにいるの?」 | 
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   「ずっと北の方に、サンタさんはちゃんといるわよ。」 | 
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   「ねぇ、うちの家にはえんとつがないのに、どうやってサンタさんプレゼントもってきてくれるのかなぁ。」 | 
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   「サンタさんは煙突がなくたって大丈夫。窓からでも入れるでしょ?サンタさんは煙突がなくたって良い子にはちゃーんとプレゼント持ってきて | 
| くれるのよ。」 | 
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   「ねぇ、どうしてサンタさんは世界中の子どもたちにプレゼントをはこべるのかなぁ。いっぺんにプレゼントをはこぶなんてすっごく大変だよぉ | 
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   「大丈夫、大丈夫。それはね、サンタさんの親戚みんながお手伝いしてあげてるから大丈夫なんだって。」 | 
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   「でもね、お母さんっ、みんながね、サンタさんなんかいないっていうの。サンタさんなんかいるわけないって。」 | 
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   「あら、サンタさんはちゃーんと居るわよ!ちゃんとね。だからクリスマスには、サンタさんを信じる子どもたちみんなにプレゼントが届くの。 | 
| ほらっ、もう寝なさい。早く寝ないと明日、サンタさんがプレゼント持ってきてくれなくなちゃうわよ。ねっ?」・・・・・・・・・・・ | 
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   朝起きてカーテンを開ければ、そこには光輝くクリスマスツリー、どの家からもするとろけそうな香り。その日、一言でもクリスマスという言葉 | 
| を口にしない子どもがいたであろうか?少し町に出れば、そこは別世界のように沢山のイルミネーション……。 | 
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   明日はクリスマス。待ちに待った、クリスマス。なぜそんなにクリスマスが楽しみだったのかって?おいしい料理が食べれるから?違う。みんな | 
| からプレゼントをもらえるから?いや、違う。どこかに遊びに行くから?違う…。クリスマスを楽しみにする理由、それはサンタクロースからクリ | 
| スマスプレゼントがもらえるからだ。どこの家の子だって、思っていることは私と同じだと思う。私が今回サンタクロースに頼んだプレゼントは靴 | 
| 。今はもちろんサンタクロースなんか信じていない。けど、つい最近までは三つ下の妹と同じように、ずーっと母にだまされてて(!?)、サンタク | 
| ロースは本当に実在して、毎年プレゼントを持ってきてくれているのだと思っていた。 | 
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   私がつい最近までサンタクロースを信じていたというのも、考えてみれば無理も無いような気がする。クリスマスにはプレゼントと一緒に手紙も | 
| ついてくるし、クリスマスの朝に、サンタクロースから電話までもかかってくる時もあるからだ。といっても、普通の手紙や電話ではおもしろくな | 
| い。手紙は正真正銘、サンタクロースが書いたように英語で書いてあるのだ!この手紙は母のお姉さんに書いてもらったんだと思う。もちろん私た | 
| ちには意味不明。それを母でさえ、解読できないようだった。電話の方は母のお姉さんの旦那さんに協力してもらい、もちろん英語でかかってくる | 
| 。私達はビックリ仰天!何を話していいかさっぱりわからなかった。 そこまでされるとどれだけ疑い深い子どもでも、たぶんだまされてしまうと | 
| 思う。だけど二年ほど前に、私は親友から衝撃の告白を聞き、ぱったりとサンタクロースを信じなくなった。 「えぇー、まだ信じてるのぉ?!ト | 
| ナカイが空を飛ぶなんて変だと思わない?サンタクロースだってさ、夜中に無断で人の家に忍び込むんだから、家宅侵入罪で警察に捕まるよォ~( | 
| 笑)。サンタクロースなんて実在しないよ。親がクリスマスイブの夜に子どもを喜ばせようと思って、プレゼントおくだけのことだよ!」 | 
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   その時はなんだか、長い間サンタクロースを信じていた私の心の中のシャボン玉がプチンッとやぶれてしまったような気がした。 私は、今でも | 
| サンタクロースを信じている妹にこのことをばらしてやろう、と思った。母に『だましてたんでしょ?』と言ってやろうかと思った。でも、サンタ | 
| クロースにプレゼントするとかいいながら、短い毛糸でちっちゃなマフラーを一生懸命になって編んでる妹の姿や、今まで一生懸命、私たちにサン | 
| タクロース信じてもらおうと努力してきた母の姿をみていると、どうしても言える気にはならなかった。 今になって思う。もうちょっとだけでも | 
| サンタクロースを信じていたかったな、と…。もし親友の言葉を聞いていなかったら、もっともっと毎年のクリスマスイブが楽しみになっていたの | 
| にナ。サンタクロースは本当にいないとわかってしまった今、サンタクロースを純粋な心で信じていた時とを比べるとなんだかさびしくなってくる | 
| 。だから、妹にそんな思いはさせるまいと、今度は母と一緒に協力し、妹をだましていくつもりだ。サンタクロースはこの世には実在しない。 | 
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   でも、クリスマスに子どもを喜ばせようとするお父さん、お母さんの心の中にはちゃーんと、サンタクロースはいるんだよ★☆★   | 
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