| 「長所と短所」 | 
| アジサイ | の | 峰 | の広場 | 
| 玲子 | / | あそわ | 高2 | 
| 「長所と短所」 | 
| 私はこれまで「苦手をなくす」という社会で育ってきた。日本はずっとその | 
| 考えできている。これがきっと日本人は個性がないと言われる最大の理由なの | 
| ではないだあずろうか。短所をなくすことにせいいっぱいでせっかくの自分の | 
| 良いところつまり長所を伸ばしている暇がないのである。しかし、この教育は | 
| 悪いところばかりではない。たとえば、日本はほとんどの人たちが読み書きが | 
| でき外国に比べ平均的に頭が良いというすばらしいところもあ | 
| このような社会に日本がなったのには第一に日本人の「おくびょうさ」に原 | 
| 因があるのではないだろうか。私たちは誰かと同じでなければすぐ心配をした | 
| り不安がってしまう。そして、そのおかげで私たち日本人はものまねが得意だ | 
| 。私が中学生の頃先生に聞いた話を思い出した。今まで日本は外国の人々が考 | 
| え出した製品をもっと改良してまたそれをほかの国が逆輸入してなりたってき | 
| た。しかし、もうそれではやっていけなくなっていてもっと日本にしかない産 | 
| 業を作らなければ間に合わないらしいのだ。「真似はもうマネーにはならない | 
| のだ。」日本だけの考え方だと私はきっと世界についていけなくなるような気 | 
| がする。 | 
| 日本人は自分の短所はすぐ言えるが長所なかなか出てこない。こんなところ | 
| に問題があるのだ。外国人は結構自分をアピールするのが得意だ。日本では自 | 
| 分のことを良く言うといやらしい感じに受け止められてしまう。 | 
| 私はそういった社会の考えの狭さに問題があると思う。もっと違う世界に眼 | 
| を向けてみてはどうだろうか。でなければ日本は「井の中のかわず」になって | 
| しまうだろう。 |