| 感想文 |
| オナガ | の | 村 | の広場 |
| でこはげ | / | かな | 小6 |
| 僕は小さい頃、家の近くを流れる渡良瀬川から大切なことを教わってるように |
| 思う。僕がやっと泳げるようになった時だから、まだ小学生の頃だったろう。 |
| ガキ大将達につれられていつものように渡良瀬川に泳ぎにいった。その日は増 |
| 水していて濁った水が流れていた。流れも速く、大きい人達は向こう岸の岩ま |
| で泳いでいけたが、私はやっと犬掻きが出来るようになったばかりなので、岸 |
| のそばの浅いところで、ピチャピチャやって時々流れの速い川の中心に向かっ |
| て少し泳いでは、引き返して遊んでいた。ところがその時、どうしたはずみか |
| 中央に行きすぎ、気づいた時には速い流れに流されていたのである。 |
| 私もそういう経験があった。海で歩いていた時突然「ズボ」と、音がしたか |
| と思うと、沈んでいた。必死でもがいたが一行に浮かぶ様子が無い。それどこ |
| ろか空気がどんどん逃げていく。その時、私は水に殻のついた卵を入れて塩を |
| 入れると浮かぶという話を思い出して、「もしかすると…」と思って、体の力 |
| をぬいてみた。すると体が浮かび始めた。恐る恐るあおむけになってみる。浮 |
| かんだ。それ以来私は海にいくと必ずそれを一回やってみるのだ。 |
| 何も人と一緒のことをしなくても良いじゃないかと思った。 |