| 友達ができない原因について |
| イチゴ | の | 池 | の広場 |
| TERU | / | ふり | 中1 |
| ―友達ができない原因についてはいろいろと考えられる。― |
| 私はこの文を読んで一瞬どきっとしてしまった。私の友達で五年生のときみ |
| んなに「臆病者」と言われていてあまりみんなに好かれていない友達がいる。 |
| 今はその友達は「明るくてやさしい」と評判になっている。 |
| 確かにその子は「臆病者」だった。いつも暗くて何をやるにも |
| 「私できないからいいよ。」 |
| と言って逃げていくのだ。私もはっきし言ってあまりその子のことを好きで |
| はなかった。 |
| 「できないって言う前にやってみればいいのに・・」 |
| と思っていた。その子は音楽が上手と噂を聞いていた。しかしその子はリコ |
| ーダーの発表会ではいつも五回以上間違えていた。 |
| そしてある日、彼女にとって運命の日だったのだろう。 |
| 私と「臆病者」といわれている子などと五人で友達と遊んでいた。すべり台 |
| で遊んでいたら彼女だけ遊んでいなかった。 |
| 「どうしたの?遊ばないの?」 |
| と聞いてみた。 |
| 「こわいからいい。」 |
| と答えたのだ。そしたら友達が |
| 「この臆病者―!!」 |
| と言ってしまったのだ。そしてついに彼女は泣いてしまったのだ。そしてみ |
| んな帰ろうとして |
| 「ひろみちゃんも早くいこう!」 |
| と言いだした。 |
| 「えっ、でも・・」 |
| と言っていたらすごい顔して帰ってしまい。私と「臆病者」と言われている |
| 子だけの二人だけになってしまった。それでも彼女は泣き止まなかった。そし |
| て私は |
| 「泣いてたって仕方ないでしょ?」 |
| と言ってみた。しかし泣き止まなかった。 |
| 「悔しいの?あんなこと言われて。」 |
| 「・・う・・うん・・」 |
| 「じゃあ、がんばらなきゃ!自分に自信を持てばきっと大丈夫だよ。ねっ、 |
| がんばろう?」 |
| と言ってみた。 |
| 「・・う・・ん・・あり・・が・・とう・・。」 |
| と少し落ち着いた様子だった。 |
| 今はその子はみんなに好かれている。そして誰も「臆病者」と言わなくなっ |
| た |
| 「良い友人を得たければ自分が良い友人にならねければならない」とはその |
| とおりだと思う。私も「臆病者」と言われていた子みたいにがんばってみんな |
| に好かれるような人になりたいと思う。 |