| ひのきと人間 |
| エンジュ | の | 村 | の広場 |
| 慈子 | / | こち | 小6 |
| 「ひのきは、切られてからに、三百年の間は、強さや剛性がじわじわと増し |
| て煮、三割も上昇し、その時期を過ぎて後、ゆるやかに下降する。」とあるが |
| 、この話はひのきだけではないのだ。 |
| たとえば、私たち人間もそうだと思う。生まれたときは、まだ何も出来ず、 |
| ただ大きくなるだけだ、しかし少し大きくなると強くなり、又、それをこして |
| しまうとだんだん弱くなり、持っていたちからは衰えてくるものだと思う。 |
| 私たち人間は、そんなことにも目にくれずにすごしている。そして、「千三 |
| 百年たった法隆寺のひのきの柱と、つい最近立ったひのきの柱とでは、どちら |
| が強いか。」といわれ、「新しい方。」と答えたら、「違います。」といわれ |
| たら信じられないものだ。 |
| こうやって、ひのきを違うものに置き換えてみると良く分かる気がする。 |