| 古いものと新しいもの |
| アジサイ | の | 村 | の広場 |
| 玲子 | / | あたゆ | 小6 |
| 木は切られたときに第一の生を絶つが、建築の用材として使われると再び第 |
| 二の生が始まって、その後、何百年もの長い歳月を生き続ける力を持っている |
| のである。バイオリンは、古くなるほど音がさえるというが、この材質の変化 |
| で説明できる。音色がよくなるのはある時期までで、その後はしだいに元にも |
| どっていくことも想像に難くない。木のように原始的で素朴な材料であっても |
| 、コンピューターでは解明できない側面をもっているのである。 |
| 機械で作ったもの、手作りのもの、同じように思えて全然違うものなのだ。 |
| 手作りのものには機械で作ったものにはない良さがある。私は手作りのほうは |
| 心がこもっていると思う。私はお正月に届く年賀状に、コンピューターで作っ |
| たものと、手書きのものの二つの種類が届く。コンピューターのものには必ず |
| 手書きで |
| 一言書いてあるのだ。手書きのほうがやっぱりうれしいものだ。と私は思っ |
| ている。私はコンピューターが使えないから手書きだけど、使えるようになっ |
| ても手書きで書きたいと思っている。手書きで書くほうが大変だけど、書く人 |
| も、もらう人もあったかい気持ちになれると思う。 |
| 今はコンピューターが中心になってきているけど、これからは、手作りのも |
| のなどもどんどん伝えていかなきゃいけないと思う。 |