| 資質と好きなこと | 
| イチゴ | の | 村 | の広場 | 
| 玲子 | / | あたゆ | 小6 | 
| 資質というものは、ちょうどその人だけの泉のようなもので、だれでもがす | 
| ぐれた資質をもっているのに、一生かかっても掘り当てられない人がいる。若 | 
| い君たちは、自分のすばらしい泉がどこにあるのか、さがしている時期だ。大 | 
| いにいろいろなことをやって、さがしたらいい。そして、君の資質に合った好 | 
| きな職業を選ぼう。生活のためにいやいや働いたのでは、君自身の人生を生き | 
| ることができず、君の人生という大きなケンカに負けてしまうからね。 | 
| 私は最近絵を描くのに夢中だ。特別絵が上手なわけじゃない。けれどこのご | 
| のよく絵を描く。前は絵を描くのが嫌いでぜんぜん絵をかいてなかったのに、 | 
| 今は一冊のノートを一ヶ月ぐらいで描き終わってしまう。けれどお母さんに「 | 
| 絵ばっかり描かないで勉強をいなさい。」とよく言われる。このごろそういう | 
| 事しか言わないので、私は、お母さんのことをまるで機械みたいと思っている | 
| 。私が好きなんだからしょうがない。勉強がすべてじゃないのだから。そうい | 
| う風に言う、大人にはなりたくない。私は私なんだから、好きなことをやりた | 
| い。好きなことをしてない、大人はかわいそう。 | 
| 人間にとって、資質とはその人に、夢を与えることのできる、すごいものな | 
| のかもしれない。 |