| コンピューターにかぎらず |
| アジサイ | の | 峰 | の広場 |
| 遠藤 | / | せて | 高2 |
| 最近、コンピューターによる通信等が通信手段のほとんどになってきている |
| 。しかし、「コンピューター等のハイテク機器を自由に使いこなせる」という |
| 人のほとんどは、決して一般市民ではなく技術者などのいわゆる「機械に強い |
| 人」だけである。「機械に強い人」だけがコンピューターを使い、私たち一般 |
| 市民がいつまでも「ただ機械に弱いから使えない」などと考えているのでは、 |
| 世の中は全然進歩していかないだろう。このように、私たち「普通の人間」に |
| とって、使いにくかったり、わかりにくかったりする機械は、「機械が悪い」 |
| と考えて良いのだ。そして、将来のためにこれらの機械のあり方について考え |
| てみるべきだ。 |
| しかし私たちは、コンピューターをはじめハイテク機械等を使うということ |
| に大きな勘違いしている。例えば、パソコンでインターネットをやろうと思っ |
| ても、初心者は説明書を見たりパソコンスクールに通ったりして、先生から知 |
| 識や技術を教えられて、やっと一人で使えるようになる。私たちはこれが当た |
| り前だと思っていた。これでは、まるで私たちは、機械を使ってはいけないよ |
| うな感じがする。やはり機械は、一般の人にも気安くはじめられるような簡単 |
| な物へと改良されていく必要性がある。 |
| たしかに道具、主にコンピューターを使う時には、ある程度の勉強も必要だ |
| 。しかしこれが進むに連れ、私たちの手におえなくなるような大変な機械が出 |
| 現すれば、問題になるだろう。今もそうだが、将来道具に振り回されるような |
| 時代ではなく道具が人間に合わせるべきだ。そして、本当の進歩とは、私たち |
| が簡単に使いこなせるものを創り出すということだ。 |