| 泣くほど!!!!! |
| ウグイス | の | 森 | の広場 |
| ひろりん | / | あしゆ | 小4 |
| 泣くほど!!!!! |
| その痛~い思い出は「ゆーうきーやこんこん、あーられーやこんこん、ふっ |
| てもふってもまーだふーりや・ま・ぬ」の寒ぅーい冬の事です。 |
| 私の家には石油のファンヒーターがあるのですが、使っているとその石油が |
| 無くなってしまいました。いつもは、 |
| 「お母さーん、無くなったよー」 |
| と言ってお母さんが換えるのですが、お母さんに、 |
| 「尋子ちゃん、やってみない?」 |
| と言われたので、「めんどくさー」と思いつつやりました。入れるのはいつ |
| も見ていたので簡単でした。横にはちゃんとお母さんがついていました。それ |
| からが事件の始まりです。石油は20cmぐらいのタンクに入っていて、それ |
| をファンヒーターの横にある、タンク幅ぎりぎりの穴のところに入れます。タ |
| ンクにはちゃんと持ちやすいように取っ手がつけてありますが、私はそれがわ |
| からなくてタンクの横を持ちました。もうそれが事件の原因です。入れたと同 |
| 時に私が指をすべらせてぎりぎりの穴にはまってしまったんです。痛いのなん |
| の!!!もう涙がでるほどで、いっしょうとれないかと思いました。まるで、 |
| カニ目当てで岩と岩の間に手をつっこんでとれなくなって泣いた人みたいです |
| 。でもそんな事を思っているひまはなくて、私の指はじんじんする一方です。 |
| 「うううーっ・・・・ぐすん・・・」 |
| という私と、救助隊のお母さんが一生懸命40秒ほどぐいぐいひっぱってい |
| ると、すぽんっ、と指がぬけました。 |
| あの後はものすごくほっとしました。地獄から天国にいったようです。こん |
| な事があったのでもうタンクを入れるのはやりたくないです。最も私が悪いの |
| ですが。 |