10月の実行課題集 1
「神無月」と「神在月」
神様は出雲に
十月は神無月。年に一度、神様が出雲大社に集まり、他の国には神様がいなくなるので「神の無い月(神無月)」と言われます。神様が集まる出雲(島根県)では「神在月」と言われます。全国の神様が出雲大社に旅立つ日(10月1日)を「神送り」と言い、よい縁を持って帰ってもらえるように、お弁当としてお餅やお赤飯などのお重や路銀(旅に必要なお金)をお供えします。
縁結びの総本山
では、なぜ神様たちは出雲大社に集まるのでしょう?
出雲大社の祭神は大地を象徴する大国主神。大国主神にはたくさんの子供がいて、その子供たちが全国各地の神様となり国を守るようになりました。子供である神様たちが年に一度出雲大社に戻り、その年の報告や来年の相談をするのです。出雲に集まった神様たちが何について話し合っているかと言うと、ずばり、縁結び! 人々の運命や縁、来年の天候や農作物の出来具合について話をしているのだそうです。そのため出雲大社は縁結びの総本山と言われているのです。出雲大社が若い女性でいずも(いつも)賑わっているのはそのためなんですね。
えびす講
神無月に全国の神様が出雲に行っている間、「私のところには神様がいないの?」と心配になる人もいるかもしれませんが大丈夫。しっかり留守を守ってくれる神様もいます。その代表的な留守神様がえびす神です。ほかにも竃神、金毘羅神、道祖神などがいます。その留守神様を祭るために10月20日に「えびす講」を行います。
各家庭では無病息災や豊作を願って、お赤飯やけんちん汁、焼いた尾頭付きの鯛などをえびす様にお供えします。
尾頭付きの鯛を折り紙で折ってもいいですね。。
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10月の実行課題集 2
サツマイモの日
栗よりうまい
「栗(九里)より(四里)うまい十三里(9+4=13)」の「十三里」とはサツマイモのことです。
江戸から十三里(約52Km)離れた埼玉県川越のサツマイモが特に美味しかったことから、生まれた言葉です。
収穫期が10月であること、そしてこの十三里から10月13日を記念日として川越いも友の会が制定されました。
お家の人と一緒に、サツマイモの炊き込みご飯を作って、おイモをま~るごといただけば、栄養たっぷりうれしイモん♪
サツマイモの炊き込みご飯
・準備するもの(2合分)
サツマイモ(中1本) しょうゆ小さじ1 塩小さじ1 酒大さじ1 昆布5cm × 10cmぐらい 米2合
・作り方
サツマイモを食べやすい大きさに切ります。
炊飯器にお米とお水(2合分)を入れて、しょうゆ、塩、酒を入れて混ぜます。
サツマイモと昆布を上に置いて炊飯すれば、できあがり!
霜降
10月23日ごろは「霜降」です。期間としての意味もあり、この日から立冬までの間も霜降というそうです。
秋が深まり、露が冷気によって霜となり降り始めるころです。朝晩の冷え込みが厳しくなり、山では紅葉が始まります。この間に吹く寒い北風を「木枯らし」と呼ぶそうです。
ちなみに「霜」と「霜柱(しもばしら)」は似ているようですが、でき方が違います。「霜」は大気中の水蒸気が気温の低下により凍って、植物や地面に付いたものです。一方、「霜柱」は、地中の水分が地中から地表面に向かって移動して、地表面で凍り、伸びて成長したものだそうです。寒い冬の朝などに「バリバリバリ…!」と音をたてて霜柱を壊すのは大人になっても楽しいものですね。
「そうこうしているうちに、霜降になっちゃったね~!」
春を楽しみに
秋は球根を植えるのに最適な季節です。春になると、色とりどりの花が私たちの目を楽しませてくれます。クロッカスにヒヤシンス、チューリップに水仙、フリージアなど、みなさんもよく知っているでしょう。これらはみな、秋に球根を植える花々です。
お庭がなくても鉢植えで気軽に楽しむことができますから、気に入ったお花の球根を用意して植えてみてはいかがでしょうか。
球根の種類によって植え方が異なりますので、買ったものに書いてある説明をよく読んで植えてみましょう。
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10月の実行課題集 3
オリジナルおみくじ
おみくじ作り
神社に行かなくとも、オリジナルの手作りおみくじでその日の運勢を占ってみてはいかがですか。
1、筒型のお菓子の箱を用意します。(「チッ○スター」や「コ○ラの○ーチ」などがむいています。)
2、中身のお菓子を食べます。(→これが肝心!)
3、箱のふたをして、ストローや箸が一本通るくらいの穴を開けてテープなどでしっかり固定します。
4、箱に折り紙やマスキングテープ、シールなどで、飾りをつけます。
5、ストローや割り箸を箱より少し短めに切り、下の部分に「大吉」「中吉」「小吉」「末吉」「凶(入れても入れなくてもよし)」などを書き入れ、おみくじを作ります。
おみくじに書く内容は自分でアレンジしてもおもしろいですよ。「鳥にふんを落とされてフンガイしたが、金運アップ!」「かくしたテストが見つかって、今日は凶!」などなど。みなさんのアイデアでいろんなおみくじを作って占ってみてください!
きんもくせいの香り
いつの間にか咲いて、すぐに散ってしまう金木犀。
香りを楽しめるものを作ってみてはいかがでしょうか?
1、布や紙で、小さな袋を作り、そこに金木犀の花を摘んで入れます。
金木犀の香りのにおい袋の完成! ポケットに忍ばせておけばしばらくいい香りが楽しめます。
2、金木犀の香水
金木犀の花を水に浸します。しばらくしたらガーゼや茶こしで花をこします。いい香りの香水の出来上がり。
つかの間の香りを楽しんでみてください。
体育の日
1964年(昭和39年)に日本で初めて五輪大会「東京オリンピック」が行われました。この東京オリンピックの輝かしい成果と感動を記念して「国民がスポーツに親しみ、健康な心身をつちかう日」として、「体育の日」が祝日に定められました。
この日には全国各地で運動会や体育祭、体力測定などのスポーツイベントが行われています。「秋をみつけたこと」が課題になっている生徒さんは運動会やスポーツについて書いてみてもいいかもしれません。
日頃、運動不足の方(特にお父さん)はこのような機会にはりきり過ぎてケガなどしないように気をつけましょう(笑)
母:「体育の日に近くの体育館で体力測定があるけど、行く?」
子:「うん、ぜったいいく!」
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10月の実行課題集 4
きのこパーティー
きのこのグリル
旬のきのこを使ったパーティーをいたしましょう。おうちの方といっしょに料理に挑戦!
1、きのこのホイル焼き 鮭などの魚といっしょに焼いてもよいですね。
2、きのこの炊き込みご飯 松茸でなくても、香りのよいおいしいきのこはたくさんあります。
3、きのこのクリームスープ 冷凍パイシートでふたを作れば本物そっくり!
4、ベーコンとしめじのパスタ しめじ以外にもいろいろ試して。ニンニクが決め手!
5、きのこのマリネ オリーブオイルで炒めてから、液につけて冷やそう。
最後にとっておきのおすすめメニューは「きのこのグリル」です。
しめじやしいたけを網の上で焼くだけ! おしょうゆを垂らしたり、すだちなどを搾って食べてね!
どんぐりを拾ったら
今年はどんぐりをいくつ拾いましたか? どんぐりはちょっとくふうすると、楽しいおもちゃになります。
★コマ 錐であけた穴に接着剤を垂らし、つまようじを通します。色をつけるときれいですね。
★マラカス ペットボトルやお茶の空き缶に入れると楽器ができますよ。
★やじろべえ 2本の手のように竹ひごを刺しましょう。うまくバランスが取れるように。
★人形作り 木工用ボンドでくっつきます。手芸用の動く目玉をつけてもかわいいです。
注意 使う前に水に入れて、浮いたものは虫食いなので使わないこと。
だんだん秋の色
みなさんは、グラデーションという言葉を知っていますか? 聞いたことがない人は、ちょっと色鉛筆やクレヨンの箱を取り出してみましょう。白・黄色・オレンジ・赤……というように順番に色が並んでいますね。連続して少しずつ色が変化しています。これがグラデーションです。そう、雨上がりに空にかかる虹もきれいなグラデーションになっていますね。
さて、この季節、色とりどりの落ち葉が見られます。この落ち葉を集めてグラデーションを作ってみませんか? 大きく分けて、黄色・赤・緑・茶色などがあると思いますが、一つの色でも、濃いもの薄いものさまざまです。集めたものを分類して、紙に貼ったり、工作に使ったりして楽しみましょう。
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