6月の実行課題集 1
紫陽花(あじさい)、カタツムリ、羽(は)アリ


紫陽花(あじさい)で厄除け(やくよ )

 6月(ろくがつ)になるときれいな紫陽花(あじさい)の花(はな)をあちらこちらで見かける(み   )ようになります。紫陽花(あじさい)は日本(にほん)で生まれ(う  )た花(はな)であり、古来(こらい)から日本人(にほんじん)に親しま(した  )れてきました。そして、紫陽花(あじさい)には霊力(れいりょく)(御力(みりょく))が宿っ(やど )ていると信じ(しん )られてきたのです。
 6月(ろくがつ)の6のつく日(ひ)(6日(むいか)、16日(にち)、26日(にち))に紫陽花(あじさい)を切り取り(き と )、家(いえ)の軒下(のきした)、玄関(げんかん)、台所(だいどころ)、水(みず)まわりなどに吊るし(つ  )ておくと、魔除(まよ)け、厄除け(やくよ )となり、健康(けんこう)運(うん)、金運(きんうん)をもたらすと言わ(い )れています。とくに女性(じょせい)はお手洗い(てあら )に吊るす(つ  )といいそうですよ。
 ドライフラワーにすると、災難(さいなん)・厄除け(やくよ )、幸運(こううん)を呼ぶ(よ )という意味(いみ)があるそうです。

雨(あめ)の日(ひ)はカタツムリに

 雨(あめ)の日(ひ)こそ、表(おもて)に出(で)てみましょう。カッパと長靴(ながぐつ)でしっかり装備(そうび)をして、あちこち歩い(ある )てみるのです。
 普段(ふだん)遊ん(あそ )でいる公園(こうえん)など、だれもいないので、まるで自分(じぶん)がカタツムリになったような新鮮(しんせん)な気分(きぶん)になります。
 そして、ときどき目(め)を出し(だ )たり、角(つの)を出し(だ )たりして遊ん(あそ )でみましょう。(できるわけないね。)
 雨上がり(あめあ  )には、古い(ふる )お寺( てら)や神社(じんじゃ)などでカタツムリ探し(さが )してみましょう。カタツムリを水槽(すいそう)に土(つち)を入れ(い )て飼っ(か )ていると、いつの間にか(   ま  )卵(たまご)を産ん(う )で増え(ふ )てきます。
 カタツムリは、ニンジンを食べる(た  )と、ニンジン色(いろ)のフンをします。それがまた、とてもかわいいのです。


暑い(あつ )日(ひ)は羽(は)アリを

 6月(ろくがつ)の暑い(あつ )ムシムシする風(かぜ)の弱い(よわ )日(ひ)の夕方(ゆうがた)に、よく虫(むし)が飛ん(と )できます。この虫(むし)が羽(は)アリです。羽(はね)アリとも言(い)います。
 この羽(という虫(むし)を)アリを無視(むし)しないで、つかまえて飼っ(か )てみましょう。女王(じょおう)アリはえさは食べ(た )なくても大丈夫(だいじょうぶ)です。
 ネットで、「ありとあらゆるアリの話(はなし)」などと検索(けんさく)すると、アリの面白い(おもしろ )飼い(か )方(かた)が載っ(の )ています。
 土(つち)の中(なか)で飼う(か )のではなく、ガラス板(いた)にはさんで飼う(か )と、地面(じめん)の中(なか)にいるときの様子(ようす)をそっくり見る(み )ことができます。

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 6月の実行課題集 2
衣替え(ころもが )、稽古(けいこ)始め(はじ )


衣替え(ころもが )で気分(きぶん)一新(いっしん)!

 6月(ろくがつ)1日(ついたち)は「衣替え(ころもが )」です。制服(せいふく)を着用(ちゃくよう)する学校(がっこう)や職場(しょくば)では、この日(ひ)から夏服(なつふく)に切り替わり(き か  )ます。日本(にっぽん)では四季(しき)がはっきりしているので、季節(きせつ)に応じ(おう )て衣服(いふく)を替える(か  )習慣(しゅうかん)が昔(むかし)からありました。
 「衣替え(ころもが )」は平安(へいあん)時代(じだい)の宮中(きゅうちゅう)行事(ぎょうじ)である「更衣(ころもがえ)」から始まり(はじ  )ました。
 鎌倉(かまくら)時代(じだい)には、衣服(いふく)だけでなく、屏風(びょうぶ)やすだれなど室内(しつない)の装飾(そうしょく)や調度(ちょうど)品(ひん)まで取り替え(と か )られるようになったそうです。
 みなさんも、洋服(ようふく)の取り替え(と か )や、ラグやクッションなどの素材(そざい)や柄(がら)を替え(か )たりして、気分(きぶん)を新た(あら )にしてみてはいかがでしょうか?

着せ(き )替え(か )人形(にんぎょう)や5円(えん)玉(だ

 着せ(き )替え(か )人形(にんぎょう)を作っ(つく )て衣替え(ころもが )をしてみましょう。これをプリントしてはさみで切れ(き )ば簡単(かんたん)。
 それから、お財布(さいふ)にある5円(えん)玉(だま)。これも衣替え(ころもが )でピカピカにしてみましょう。近く(ちか )の公園(こうえん)に行き(い )、カタバミの葉っぱ(は  )を見つけ(み  )ます。その葉っぱ(は  )で磨く(みが )と、あらあら5円(えん)玉(だま)がまるで純金(じゅんきん)のようにぴかぴかに光っ(ひか )てきます。5円(えん)玉(だま)でなく、10円(えん)玉(だま)でもできます。
 どうしてでしょう。カタバミの葉(は)をちょっと噛ん(か )でみてください。酸っぱい(す   )味(あじ)がするでしょう。
 葉っぱ(は  )の中(なか)に含ま(ふく )れている酸(さん)が、化学(かがく)反応(はんのう)できれいにしてくれるのです。


お稽古( けいこ)事(ごと)も新た(あら )に

 6月(ろくがつ)6日(むいか)は「芸事(げいごと)の稽古(けいこ)始め(はじ )の日(ひ)」です。古く(ふる )から、芸事(げいごと)は6歳(さい)の6月(ろくがつ)6日(むいか)にお稽古( けいこ)を始める(はじ  )と上達(じょうたつ)が早い(はや )といういわれがあります。これは指(ゆび)で数(かず)を数える(かぞ  )時(とき)に、5までは指(ゆび)をおりまげて数え(かぞ )ていますが、6以降(いこう)は逆(ぎゃく)に小指(こゆび)から指(ゆび)を立て(た )て数える(かぞ  )ことになります。そこから「小指(こゆび)が立つ(た )」→「子(こ)が立つ(た )」と縁起(えんぎ)をかついで「子ども(こ  )がひとり立ち(   だ )する」といわれたそうです。
 これから何(なに)か新しく(あたら  )スポーツや音楽(おんがく)を始めよ(はじ  )うとお考え(かんが )の方(かた)、この日(ひ)から始め(はじ )てみるのもいいですね! 

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 6月の実行課題集 3
もしもし、糸でんわ


作り方、遊び方

 スマートフォンが主流(しゅりゅう)の時代(じだい)ですが、こんな素朴(そぼく)な「糸(いと)でんわ」はどうでしょうか。

 用意(ようい)するものは、紙(かみ)コップが二つ、長い(なが )糸(いと)が一本(ほん)、そしてセロテープのみ。
 作り方(つく かた)もとっても簡単(かんたん)で、紙(かみ)コップの底(そこ)に、糸(いと)の両(りょう)はしをはりつけて受話器(じゅわき)にするだけです。
(穴(あな)を開(あ)けて、つまようじなどで止(と)める作(つく)り方(かた)もあります。)

 電気(でんき)を一切(いっさい)使っ(つか )ていませんから、「糸(いと)電話(でんわ)」ではなく「糸(いと)伝(でん)話(わ)」と書く(か )のがより正確(せいかく)かもしれません。

 完成(かんせい)したら、片方(かたほう)の紙(かみ)コップを自分(じぶん)が持ち(も )、もう片方(かたほう)を相手(あいて)に持っ(も )てもらって、糸(いと)がピンと張る(は )ところまで離れ(はな )ましょう。
 そして話す(はな )人(ひと)がコップを口(くち)に、聞く(き )人(ひと)は耳(みみ)に当て(あ )て、「もしもし」と声(こえ)をかけてみてください。

 すると不思議(ふしぎ)なことに、距離(きょり)があっても相手(あいて)の声(こえ)がよく聞こえ(き  )、本物(ほんもの)の電話(でんわ)のように会話(かいわ)ができます!

理科的な説明

 なぜ、こんな簡単(かんたん)なしかけでお互い( たが )の声(こえ)が伝わる(つた  )のでしょうか?
 それは、音声(おんせい)(音(おと)や声(こえ))の正体(しょうたい)が“振動(しんどう)”だからです。

 ふだん、私(わたし)たちは口(くち)から発し(はっ )た声(こえ)で、空気(くうき)を振動(しんどう)させて(ふるわせて)話(はなし)をしています。
 ところがこの糸(いと)でんわでは、周り(まわ )にたくさんある空気(くうき)ではなく、紙(かみ)コップの底(そこ)と、コップをつなぐ糸(いと)だけを振動(しんどう)させて、声(こえ)を届け(とど )ます。
 ですから、声(こえ)が拡散(かくさん)することなく、小さな(ちい  )声(こえ)でひそひそしゃべるだけで、離れ(はな )ている相手(あいて)にも声(こえ)が聞こえる(き   )というわけです。

 この振動(しんどう)が伝わり(つた  )にくくなるので、糸(いと)が途中(とちゅう)で垂れ下がっ(た さ  )たり、障害(しょうがい)物(ぶつ)に当たっ(あ  )たりしないよう、注意(ちゅうい)しましょうね。


ほかにもいろいろ

 そんな糸(いと)でんわの原理(げんり)がわかったところで、それに似(に)た「○○でんわ」を紹介(しょうかい)します。

 たとえば、糸(いと)のかわりに針金(はりがね)を使っ(つか )た「針金(はりがね)でんわ」。
 これだと、糸(いと)とは音(おと)の伝わり(つた  )方(かた)が違う(ちが )ため、声(こえ)が金属(きんぞく)的(てき)に、響い(ひび )て聞こえ(き  )ます。
 また、ばねを使う(つか )「ばね電話(でんわ)」では、声(こえ)が“びよん、びよん”とあちこちに反響(はんきょう)して聞こえ(き  )ます。
 まるでロボットや宇宙(うちゅう)人(じん)と話し(はな )ているよう。
 おもしろいので、試し(ため )てみてくださいね!

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 6月の実行課題集 4
夏越(なごし)の祓(はらえ)とスライム作(づく)り


夏越(なごし)の祓(はらえ)

 6月(ろくがつ)30日(にち)は「夏越(なごし)の祓(はらえ)」の日(ひ)です。一年(ねん)の折り返し(お かえ )にあたる6月(ろくがつ)30日(にち)に、半年(はんとし)の罪(つみ)や穢れ(けが )をはらい、残り(のこ )半年(はんとし)の無病(むびょう)息災(そくさい)を祈願(きがん)する行事(ぎょうじ)です。
 京都(きょうと)の多く(おお )の神社(じんじゃ)では、茅の輪(ち わ)くぐりが行わ(おこな )れます。一般(いっぱん)的(てき)には、左(ひだり)回り(まわ )、右(みぎ)回り(まわ )、左(ひだり)回り(まわ )と「8」の字(じ)を描く(えが )ように三度(ど)くぐります。唱え(とな )言葉(ことば)(「みな月(つき)のなごしの祓()する人(ひと)は千(せん)年(ねん)の命(いのち)のぶというなり」「思う(おも )事(こと)みなつきとて麻の葉(あさ は)をきりにきりても祓い(はら )つるかな」)を唱え(とな )たり、左足(ひだりあし)からくぐるとも言わ(い )れています。
 また、神社(じんじゃ)から授与(じゅよ)される紙(かみ)の人形(にんぎょう)(ひとがた)に氏名(しめい)、生年月日(せいねんがっぴ)を書き(か )、身体(しんたい)を撫で(な )てから息(いき)を吹きかけ(ふ   )て身(み)の穢れ(けが )を移し(うつ )ます。これを神社(じんじゃ)に納める(おさ  )と罪(つみ)、穢れ(けが )が祓わ(はら )れると伝え(つた )られています。

水無月(みなづき)というお菓子( かし)

 昔(むかし)、宮中(きゅうちゅう)や幕府(ばくふ)では、旧暦(きゅうれき)の6月(ろくがつ)1日(ついたち)に、氷室(ひむろ)の氷(こおり)を取り寄せ(と よ )、その氷(こおり)を口(くち)にして暑気(しょき)をはらうという行事(ぎょうじ)がありました。氷室(ひむろ)とは、地下(ちか)などの涼しい(すず  )ところを利用(りよう)して作ら(つく )れた昔(むかし)の冷蔵庫(れいぞうこ)のような場所(ばしょ)です。
 しかし、当時(とうじ)は天然(てんねん)氷(こおり)はとても貴重(きちょう)で庶民(しょみん)には簡単(かんたん)に手(て)に入る(はい )ものではありませんでした。そこで、見た目(み め)だけでも氷(こおり)に似(に)たお菓子( かし)として水無月(みなづき)が作ら(つく )れるようになりました。水無月(みなづき)の三角形(さんかっけい)は氷室(ひむろ)の氷(ひょう)片(へん)を表し(あらわ )たもので、京都(きょうと)では夏越(なごし)の祓()の日(ひ)にこれを食べる(た  )習慣(しゅうかん)があります。


スライムを作(つく )ろう

 水無月(みなづき)とはちょっと違い(ちが )ますが、暑気(しょき)払い(ばら )にスライムを作っ(つく )てみましょう。
【材料(ざいりょう)】
 ほう砂(しゃ)(薬局(やっきょく)で売っ(う )ています)、洗濯(せんたく)のり(PVAという表示(ひょうじ)のもの、好き(す )な色(いろ)の絵の具(え ぐ)
【用意(ようい)する道具(どうぐ)】
 洗面(せんめん)器(き)やボウル、コップ3つ、スプーン
【作り方(つく かた)】
1.コップに洗濯(せんたく)のりを注ぐ(そそ )。
2.同じ(おな )分量(ぶんりょう)の水(みず)を用意(ようい)して、好き(す )な色(いろ)の絵の具(え ぐ)を加え(くわ )、よくかき混ぜる(  ま  )。
3.コップ四分の(ぶん )一くらいの水(みず)を注ぎ(そそ )、ほう砂(しゃ)をスプーン一杯(いっぱい)分(ぶん)加え(くわ )、よくかき混ぜる(  ま  )。
4.洗濯(せんたく)のり、色(いろ)水(みず)をよく混ぜる(ま  )。そこへ、ほう砂(しゃ)を入れ(い )た水(みず)を加え(くわ )さらにかき混ぜる(  ま  )。
 ほう砂(しゃ)を加える(くわ  )とすぐ、固まり(かた  )始め(はじ )ます。

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