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暗唱検定
 言語力、記憶力を育てる
 暗唱検定  ●編集  ●原本
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きりぎりす鳴く や霜夜の

【7】きりぎりす鳴く(な )や霜夜(しもよ)のさむしろにころもかた敷き(し )ひとりかも寝(ね)む(ん)
わが袖(そで)は潮干(しおひ)に見え(み )ぬ沖(おき)の石(いし)の人(ひと)こそ知ら(し )ね乾(かわ)くまもなし
世の中(よ なか)は常に(つね )もがもななぎさ漕ぐ(こ )あまのを舟(おぶね)の綱手(つなで)かなしも
み吉野(よしの)の山(やま)の秋風(あきかぜ)さ夜(よ)ふけてふるさと寒く(さむ )ころも打つ(う )なり
【8】おほ(お)けなくうき世(よ)の民(たみ)におほふ(おう)かなわが立つ(た )そまに墨染(すみぞめ)の袖(そで)
花(はな)さそふ(う)嵐(あらし)の庭(にわ)の雪(ゆき)ならでふりゆくものはわが身(  み)なりけり
来(こ)ぬ人(ひと)をまつほの浦(うら)の夕なぎ(ゆう  )にやくやもしほ(お)の身(み)もこがれつつ

【9】風(かぜ)そよぐならの小川(おがわ)の夕暮(ゆうぐれ)はみそぎぞ夏(なつ)のしるしなりける
人(ひと)も惜し(お )人(ひと)も恨めし(うら  )あぢきなく世(よ)を思ふ(おもう)ゆゑ(え)にもの思ふ(おもう)身(み)は
ももしきや古き(ふる )軒(のき)ばの忍ぶ(しの )にもなほ(お)あまりある昔(むかし)なりけり(一〇〇)