未ログイン ログイン
暗唱検定
 言語力、記憶力を育てる
 暗唱検定  ●編集  ●原本
※最初にログインをしてください。言葉の森の団体コードは、aaa001です。
1.練習するときは、文章を見て練習してください。
 暗唱するときは、文章を見ないで暗唱してください。
2.はじめに、暗唱を始めるのボタンを押してください。
3.暗唱が終わったら暗唱を止めるのボタンを押してください。
4.暗唱を止めたあと、結果を送信するのボタンを押してください。



矢ごろ少し遠かりければ

【7】小兵(こひょう)といふ(う)ぢやう(じょう)、十二束(じゅうにそく)三伏(みつぶせ)、弓(ゆみ)は強(つよ)し、浦(うら)響(ひび)くほど長鳴り(ながな )して、誤(あやま)たず扇(おうぎ)の要(かなめ)ぎは一寸(いっすん)ばかりおいて、ひいふつ(ひいふっ)とぞ射切つ(いきっ)たる。【8】鏑(かぶら)は海(うみ)へ入(い)りければ、扇(おうぎ)は空(そら)へぞ上(あが)りける。しばしは虚空(こくう)にひらめきけるが、春風(しゅんぷう)に一(ひと)もみ二(ふた)もみもまれて、海(うみ)へさつ(さっ)とぞ散つ(ちっ)たりける。【9】夕日(せきじつ)の輝(かがや)いたるに、皆紅(みなぐれない)の扇(おうぎ)の日(ひ)出(い)だしたるが、白波(しらなみ)の上(うえ)に漂ひ(ただよい)、浮(う)きぬ沈(しず)みぬ揺(ゆ)られければ、沖(おき)には平家(へいけ)、船(ふな)ばたをたたいて感(かん)じたり。陸(くが)には源氏(げんじ)、箙(えびら)をたたいてどよめきけり。