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暗唱検定
 言語力、記憶力を育てる
 暗唱検定  ●編集  ●原本
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いづれの御時にか

【1】いづれの御(おほん)時(とき)にか、女御(にょうご)、更衣(こうい)あまた候ひ(さぶらい)給ひ(たまい)ける中(なか)に、いとやむ(ん)ごとなき際(きわ)にはあらぬが、すぐれて時めき(とき  )給ふ(たまう)ありけり。 はじめより我(われ)はと思ひ(おもい)上がり(あ  )給へ(たまえ)る御(おん)方々(かたがた)、めざましきものにおとしめ嫉み(そね )給ふ(たまう)。同じ(おな )ほど、それより下臈(げろう)の更衣(こうい)たちは、まして安から(やす  )ず。
(源氏物語(げんじものがたり)桐壺(きりつぼ))

【2】 うつくしきもの瓜(うり)にかきたるちごの顔(かお)。雀(すずめ)の子(こ)の、ねず鳴き(な )するにを(お)どり来る(く )。二つ(ふた )三つ(み )ばかりなるちごの、急ぎ(いそ )てはひ(い)来る(く )道(みち)に、いとちひ(い)さき塵(ちり)のありけるを目ざと(め  )に見つけ(み  )て、いとを(お)かしげなるおよびにとらへて(え )、大人(おとな)などに見せ(み )たる、いとうつくし。
(枕草子(まくらのそうし)うつくしきもの)

【3】 今(いま)は昔(むかし)、竹(たけ)取(とり)の翁(おきな)といふ(う)者(もの)ありけり。野山(のやま)にまじりて竹(たけ)を取(と)りつつ、よろづ(ず)のことに使(つか)ひ(い)けり。名(な)をば、さぬきの造(みやつこ)となむ(ん)言(い)ひ(い)ける。その竹(たけ)の中(なか)に、もと光(ひか)る竹(たけ)なむ(ん)一筋(ひとすじ)ありける。あやしがりて寄(よ)りて見(み)るに、筒(つつ)の中(なか)光(ひか)りたり。
(竹取物語(たけとりものがたり))