未ログイン ログイン
作文検定送信フォーム
作文検定送信フォーム

題名と本文を書き、「点数を見る」のボタンを押してください。

級:★   山:ma   年:★   月:06   週:2  苗:ma
氏名:
題名:
本文:



題名:見テ知リソ知リテナ見ソ(感)

感想文の課題です。課題の長文を読んで感想文を書いてください。

課題の長文
 【1】見テ 知リソ
 知リテ ナ見ソ
 見てから知るべきである、知ったのちに見ようとしないほうがいい、という意味でしょうが、じつはもっと深い意味があるような気がする。つまり、われわれは「知る」ということをとても大事なこととして考えています。【2】しかし、ものごとを判断したり、それを味わったりするときには、その予備知識や固定観念がかえって邪魔(じゃま)になることがある。だから、まず見ること、それに触れる(ふ  )こと、体験すること、そしてそこから得る直感を大事にすること、それが大切なのだ、と言っているのではないでしょうか。
 【3】ひとつの美術作品にむかいあうときに、その作家の経歴や、その作品の意図するものや、そして世間でその作品がどのように評価されているか、また有名な評論家たちがどんなふうにその作品を批評しているか、【4】などという知識が頭の中にたくさんあればあるほど、一点の美術品をすなおに、自分の心のおもむくままに、見ることが困難になってくる。それが人間というものなのです。
 【5】実際にものを見たり接したりするときには、これまでの知識をいったん横へ置いておき、そして裸(はだか)の心で自然にまた無心にそのものと接し、そこからうけた直感を大切にし、そのあとであらためて、横においていた知識をふたたび引きもどして、それと照らしあわせる、こんなことができれば素晴らしいことです。【6】そうできれば、私たちのうる感動というものは、知識の光をうけてより深く、より遠近感を持った、豊かなものになることはまちがいありません。しかし、実はこれはなかなかできないことです。
 【7】では、われわれは知る必要がないのか、勉強する必要もなく、知識をうる必要もないのか、というふうに問われそうですが、これもまたちがいます。そのへんが非常に微妙(びみょう)なのですが、柳(やなぎ)宗悦(むねよし)が戒め(いまし )ているのは、知識にがんじがらめにされてしまって自由で柔軟(じゅうなん)な感覚を失うな、ということでしょう。【8】おのれの直感を信じて感動しよう、というのです。どんなに偉い(えら )人が、どんなに有名な評論家が、自分とまったく正反対の意見をのべていたり解説をしていたとしても、その言葉に惑わさ(まど  )れるなということです。
 【9】作品と対するのは、この世界でただひとりの自分です。自分には自分流の感じかたがあり、見かたがあります。たとえ、百万人の人が正反対のことを言っていたとしても、自分が感じたことは絶対なのです。【0】しかし、また、その絶対に安易によりかかってしまう∵と人間は単なる独断と偏見(へんけん)におちいってしまう。
 自分の感性を信じつつ、なお一般(いっぱん)的な知識や、他の人びとの声に耳をかたむける余裕(よゆう)、このきわどいバランスの上に私たちの感受性というものは成り立たねばなりません。それは難しいことですが、少なくとも柳(やなぎ)宗悦(むねよし)の言葉は、私たちに「知」の危険性というものを教えてくれます。

(五木寛之(ひろゆき)「生きるヒント」)
(注)見テ 知リソ 知リテ ナ見ソ…柳(やなぎ)宗悦(むねよし)の言葉。

項目表

項目表を参考にして、作文・感想文を書いてください。 項目の苗 小1から楽しく書ける。作文、読解、国語の通信教育。Online作文教室 言葉の森 
項目表 マキ の苗 中1年 4~6月
目標:意見文の基本的な構成を身につける
 ★重要・評価あり ◎重要・評価なし ○普通・評価なし 段落は大体の目安です。
第 1 段落項目キーワード説明
構成 【】★ 構成図構成図 <<構成>>構成図をかく
構成 ○ 要約(感想文)要約 <<構成>>要約を二〇〇字ぐらいでまとめる
構成 ○ 四段落構成 大きく四つぐらいの部分に分けて書く
構成 ○ 書き出しの工夫書き出しの工夫 <<構成>>会話・色・音・情景で書き出す
主題 【】★ 是非の主題よい 良い べき 大切 <<主題>>私はAがよいと思う
             ↓
第 2 段落項目キーワード説明
構成 【】★ 複数の理由一理由 <<構成>>…の理由は第一に
題材 【】★ 体験実例体験 私 わたし 僕 ぼく <<題材>>自分らしい体験実例を書く
表現 ◎ たとえまるで みたい よう <<表現>>まるで…のよう
主題 ○ 途中の感想 途中で主題に関連した感想を書く
             ↓
第 3 段落項目キーワード説明
構成 【】★ 複数の理由二理由 <<構成>>…の理由は第二に
題材 ◎ データ実例・長文実例データ 長文 <<題材>>数字の実例・長文集の実例
表現 【】★ ユーモア表現笑 爆 ユーモア <<表現>>ユーモアのある表現(笑)
             ↓
第 4 段落項目キーワード説明
主題 【】★ 反対意見への理解確かに <<主題>>確かにBもよいが、しかしAが
表現 【】★ 名言の引用名言 言葉 ことば <<表現>>主題に合わせて名言を引用する
主題 【】★ 是非の主題よい 良い べき 大切 <<主題>>私はAがよいと思う
構成 ○ これからの結びこれから <<構成>>自分の問題としてこれからのことを書く

字数 ★ 600字以上
表記 ○ 決めてくる、読みかえす書くことを決めてくる、書いたあと読み返す
表記 ★ 90分以内書き始めから書き終わりまで90分で
表記 ○ 構成メモ作文を書く前に構成メモを書く
表記 ○ 漢字を使う、ていねいに書く習った漢字を使いていねいに書く
表記 ○ 段落三文段落の目安は三文ぐらい
表記 ○ 一文一点読点は1文に1〜2点を目安に
表記 ○ 常体で書くした・だった・であるなどで書く練習
表記 ○ 誤字一ヶ所以内一つの作品に誤字は一つまで


課題のヒント

 私は高等学校の英語の教師である。私は、教師になった直後に、英語の映画を見始めた。しかし、私は、映画の中のアメリカ人の名前を知らなかった。クラスでは、ある日、私が、クラスの「ダーティー・ハリー」と呼ばれる有名なアメリカ映画について話しており、映画の中の有名な人の名前を言う際に間違え(まちがえ)てしまった。私がクラスで言った名前は「クリント・ウェストウッド」だった。それは間違っ(まちがっ)ていた。私は、「イースト」を「ウェスト」と言う間違い(まちがい)を犯した。クラスの学生は笑った。
 その後、私は、会合のためのある考えを思いついた。私は、何人かの学生の親に話をするように依頼(いらい)された。私は、会合でこの物語について話をすることに決めた。私は彼ら(かれら)に物話を話した。私がこの話を話し終えた時、彼ら(かれら)は笑った。私が会合の初めにこの話をしたので、この話は彼ら(かれら)をリラックスさせる助けとなった。
 人々は、日本人がユーモアをもって物語を作ることが上手ではないと言う。日本人は会合で、しばしば眠る(ねむる)か、あるいはあまり話さない。なぜ彼ら(かれら)はそうするのだろうか。時には、彼ら(かれら)は疲れ(つかれ)ているか、ただ聞いたり話したりしたくないかであり、日本における話し手は、人々が会合で眠り(ねむり)につかないようにとユーモアを使うことがない。しかし、英語を話す国々では、ユーモアが、人々をリラックスさせ、かつ次の話の準備をするのを助ける。ユーモアで大切なことは、あなたの成功の話をするのではなくあなたの失敗の話をすることである。もう一つ大切なことは、他人の失敗を使うのではなく、自分の失敗を使うことだ。あなたの失敗の一つについて伝えるユーモアは、人々があなたをもっと理解するのを助ける。
 ユーモアのもう一つの例はジョージ・ブッシュ米国大統領の話である。彼(かれ)は、アメリカにおいて、会合で多くの人々を前にスピーチをするとき、「今日、私は、妻にちょうど日本にいるときのように話してくれるように頼み(たのみ)たい。」と言った。人々は笑った。なぜなら彼ら(かれら)は大統領が元気であることを知っていたが、彼(かれ)が日本で気分が悪くなったとき、彼(かれ)の妻が人々に話をしたからである。彼(かれ)は、ユーモアを作るために悪い経験を使った。この話は、会合で、人々をリラックスさせた。
 ブッシュ氏のように、私は、ユーモアを作るために自分自身の悪い経験を使った。ユーモアを使うことによって、人々は会合で眠り(ねむり)につかないだろう。ユーモアの後で、人々は、話をよりよく聞くだろう。会合はより面白くなり、人々は眠ら(ねむら)ないだろう。だから、ユーモアを作り、楽しもう。 ( n )
要約
 (1)知識が頭の中にあると、素直に見ることが困難になってくる(2)知識を得る必要はあるが、知識のために柔軟(じゅうなん)な感覚を失ってはならない(3)作品と接するのは、たったひとりの自分である(4)自分の感性を信じつつ、知識や他人の意見にも耳を傾け(かたむけ)ねばならない

似た例
 先入観があると、色眼鏡でつい見てしまうという経験はだれにでもあるでしょう。

 しかし逆に、知識があると、表面的なことばかりでなくそのものごとの背景や本質がよくわかるという例もあります。「低気圧は左回りで、風が南東から北西に変わったから、これから晴れてくるだろう」とかね。

意見
 「知識にしばられないことの大切さ」で書いていきましょう。

名言・ことわざ
 ことわざは「百聞は一見にしかず」など。名言は「経験は最良の教師である」「行動するためには多くのことに無知でなければならない」「読書とは自分の頭で考えることではなく、他人の頭で考えることである」など。 ( n )
 第一段落の要約のあと、「知識にとらわれずに物事をありのままに見ることは大切だ。」と意見化します。

 第二段落は、その理由1。「第一の理由は、先入観があると物事の真の姿を見ることができなくなるからだ。」など。たとえば「あの先生はこわい。」という噂が耳に入ると、実際にはどんな先生なのか確かめもしないうちからこわい先生だと思い込ん(おもいこん)でしまうことはよくあります。でも、実際に接してみると実は優しい先生だったなどということもあるかもしれませんね。

 第三段落は、理由2。「また第二の理由としては、知識に頼ら(たよら)ず、自分の目で見た方が自分が成長するからだ。」知識に頼っ(たよっ)てしまうと、自分の目で見て自分で考えるということがしにくくなります。絵画などの鑑賞(かんしょう)でも解説を読んでから見ると自分の見方ができなくなり、自分の考えを持てなくなることがありますね。

 第四段落は、反対理解と名言の引用。「確かに、知識があった方が効率よく物事を見ることができるかもしれない。しかし、『行動するためには多くのことに無知でなければならない。』という名言があるように知識にとらわれず、自分の見方で物事をありのままに見ることは大切だ。」 ( j )