環境保護の方法についての2つの考え方 環境を保護する最良の方法は何であろうか。基本的には、この問題に対しては2つの異なった見解をもつ2つのグループがある。両者の見解は、自然の価値がどのように定められると考えるかによって決まる。ひとつのグループは、例えば手を触れられていない熱帯雨林や汚染されていない河川の価値はとても金銭で測ることはできない、と主張する。したがって、これらのものはいかなる産業上や経済上の使用からも保護されなければならない、と彼らは主張する。それゆえ、環境を守る最良の方法は汚染や自然の愚かな使用を禁じる法律を成立させることだ、と彼らは考えるのである。
ところが、もうひとつのグループは、同じ目的を達成するのに市場の圧力に頼る方がよいという。環境がどれほどの価値があるかを算出することは可能だ、と彼らはいうのである。例えば、彼らの計算によると、汚染はヨーロッパの場合そのGNPの5パーセントの金がかかる。この費用は汚染を引き起こす者たちが払うべきだ、と彼らは考えるのである。言い換えれば、企業がどれだけの汚染を引き起こすかに応じて、その企業に税金を課すべきだというのである。そうすれば企業側は、より汚染の少ない科学技術を使ってより汚染の少ない製品を作ることを促されるであろう。そうしないと、その企業は事業を続けてゆけなくなる。というのは、もし汚染を引き起こす製品の方が高くつけば、人はそれを買わなくなるからである。この種の汚染税は産業資本家や消費者に、汚染には経済的な意味はないが、汚染防止には経済的な意味があるのだ、という信号を送ることになるだろう。 ( n )
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この長文の結論は、「物神崇拝の対象をなにも持っていない人こそが、実は不幸なのだ」にあると考えていくといいでしょう。
第一段落は、要約と意見(社会問題)。「現在は、あらゆるものが商品となり金銭的価値に還元される社会である。そのような社会で、かえって心が貧しくなっていくところに問題がある。」
第二段落は、原因と体験実例。「その原因は第一に、金銭以外の価値が消失したことにある。私も、お年玉をもらうと、もらったことに対する感謝よりも、つい中身の金額が気になってしまう。(笑)」
第三段落は、原因2と社会実例(自然科学)。「もう一つの原因は、金銭という尺度があまりに強力だったからである。マンモスの牙も、最初は実用的なものだったはずだが、その実用性が強力すぎたためかある時期から牙そのものが周囲の状況とは無関係に独自に進化するようになったと考えられている(自然科学実例)。人間にとっての金銭も、今そのような運命にあると言えるのではないか。
第四段落は、反対理解とことわざの加工、又は自作名言。「確かに、金銭という基準があることによって、人類は経済を発展させた。しかし、今はその発展が行き過ぎた状態になりつつある。過ぎたる金銭崇拝は、過ぎたる物心崇拝と同じように、どちらも人間の幸福に及ばざるものなのである(ことわざの加工?^^ ( n )