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級:★   山:nnzi   年:★   月:09   週:3  苗:nnzi
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題名:環境サミット(感)

感想文の課題です。課題の長文を読んで感想文を書いてください。

課題の長文
 【1】環境(かんきょう)サミットとか称(しょう)する会議があるというんで、マスコミは「環境(かんきょう)、環境(かんきょう)」って大騒ぎ(おおさわ )。と思ったら、とたんに政治家は「環境(かんきょう)税」なんて言い出すんだから、全く人をバカにしているよ。
 【2】オイラなんか「地球にやさしく」なんて言葉を聞くと鳥肌(とりはだ)がたってくる。前から言ってるように「地球にやさしく」したかったら、人間殺せって。この地球上で六〇億もの人間が、なんとかかんとか食っていかなきゃならないんだからね。「地球にやさしく」なんかできるか。
 【3】その上、「地球を救え」なんて言う奴(やつ)までいる。そういう連中はついこの間までは、「人間の命は地球より重い」って言ってたんだよ。今度は地球の方が大事になったのか。
 【4】地球なんて、救わなくたって、四五億年も前から、小惑星(しょうわくせい)とぶつかろうが、氷づけになろうが、淡々(たんたん)と回ってきたんだろう。人間なんか絶滅(ぜつめつ)しようがどうしようが、地球はこの先充分(じゅうぶん)やって行ける。
 【5】地球上の生物で、人間がここまで絶滅(ぜつめつ)しないで勝ち抜い(か ぬ )てきたのは、ひたすら数を増やすということに、優秀(ゆうしゅう)だったからだろう。
 その代わり、随分(ずいぶん)いろんな生物を絶滅(ぜつめつ)させてきた。それは、人間に害があるものだったんだね。【6】天然痘(てんねんとう)だろうと結核(けっかく)菌(きん)だろうと、みんな人間に害があるからといって絶滅(ぜつめつ)させてきた。
 だけど人間に害があるものでも、地球環境(かんきょう)全体から考えれば、案外必要なものかもしれないよ。
 【7】環境(かんきょう)サミットの本音は、「地球にやさしく」じゃなくて、「人間に一番都合のいい地球をつくる」ためにはどうしたらいいかということだろう。
 もっと言えば、一部の先進諸国の人間にとって都合のいい地球の作り方に過ぎないんだよ。
 【8】ブラジルの森林伐採(ばっさい)は止めようと言っているけど、ブラジルで暮している人は、それをしなきゃ食えないのにどうしてくれるということになる。
 ヘビースモーカーだった巨泉(きょせん)さんみたいなものだな。【9】さんざん∵タバコを吸ってたあげくに、身体に悪いから止めようとなると、他の奴(やつ)にも絶対吸わせない。「タバコ、やめろよ、おまえ」なんて。この前まですぱすぱ吸ってた自分は何なのって言いたくなる。
 【0】二〇歳(さい)になって、さあこれからタバコを始めようっていう奴(やつ)に吸うんじゃないって怒っ(おこ )ているようなもんでさ。止めるんだったら、巨泉(きょせん)さんと同じぐらい吸ってから止めたいよ。
 今まで先進国と言われた奴(やつ)らがやったことと同じことを発展途上(とじょう)国の人たちがやってから、初めて、もう止めましょうって言うならわかる。毛皮でも何でも取り放題取った後、もう自然が危ないから止めましょうと言ったって困るよ。毛皮が着られなくなったら、エスキモーはどうしたらいいの。凍死(とうし)しちゃうじゃないか。何でも自然のままがいいなんてはずはない。
 昔みたいに砂ぼこりをあげる道と、全部アスファルトで舗装(ほそう)されて、そんなにほこりが舞い上がら(ま あ  )ないのとどっちがいいか。靴(くつ)が汚れ(よご )ない、ほこりが舞い上がら(ま あ  )ない方がいいに決まってるんじゃないか。
 ところが一部に、ほこりを舞い(ま )上げたい連中がいるんだね。有機農法の虫食いの野菜の方がおいしい、やっぱりきれいな野菜はよくないなんて言う。もともと人間が食べるために栽培(さいばい)された穀物や野菜が自然のままであるはずがないんだよ。
 自然食品という言葉自体が矛盾(むじゅん)している。食品という以上、何らかの加工をしているんだからね。農薬を初めとする化学薬品の毒性は厳しい基準があるけれど、自然の植物が持っている毒性には規制がないから、かえって自然のままの食物のほうが恐ろしい(おそ   )という話を聞いたことがある。
 だいたい、品種改良とか自然に挑戦(ちょうせん)してきた昔の人たちの努力があったから、こんなに多くの人間が食えるようになったんじゃないのか。

(ビートたけし「みんな自分がわからない」より)

項目表

項目表を参考にして、作文・感想文を書いてください。 項目の苗 小1から楽しく書ける。作文、読解、国語の通信教育。Online作文教室 言葉の森 
項目表 ジンチョウゲ の苗 高3年 7~9月
目標:自然科学や時事問題のテーマを書く書き方を身につける
 ★重要・評価あり ◎重要・評価なし ○普通・評価なし 段落は大体の目安です。
第 1 段落項目キーワード説明
構成 ◎ 構成図構成図 <<構成>>構成図をかく
構成 ○ 四段落構成 大きく四つぐらいの部分に分けて書く
構成 【】★ 書き出しの工夫書き出しの工夫 <<構成>>会話・色・音・情景で書き出す
主題 【】★ 予測問題の主題問題 予想 予測 <<主題>>将来Aが問題になる
             ↓
第 2 段落項目キーワード説明
構成 【】★ 複数の対策一対策 <<構成>>対策としては
題材 【】★ 体験実例体験 私 わたし 僕 ぼく <<題材>>自分らしい体験実例を書く
表現 ○ たとえまるで みたい よう <<表現>>まるで…のよう
主題 ○ 途中の感想 途中で主題に関連した感想を書く
             ↓
第 3 段落項目キーワード説明
構成 【】★ 複数の対策二対策 <<構成>>対策としては
題材 ◎ 読書実例・長文実例読書 時事 長文 <<題材>>著したように、著書「○○」で
表現 【】★ ユーモア表現笑 爆 ユーモア <<表現>>ユーモアのある表現(笑)
表現 ◎ ことわざの加工ことわざ <<表現>>ことわざや名言や流行語を加工する
             ↓
第 4 段落項目キーワード説明
主題 【】★ 反対意見への理解確かに <<主題>>確かにBもよいが、しかしAが
表現 【】★ 自作名言ではなく でなく 自作名言 <<表現>>「○○とはAではなくBである。」という形の文
主題 【】★ 予測問題の主題問題 予想 予測 <<主題>>将来Aが問題になる
構成 ◎ 書き出しの結び書き出しの結び <<構成>>書き出しのキーワードを使って結ぶ

字数 ★ 800字以上
表記 ○ 決めてくる、読みかえす書くことを決めてくる、書いたあと読み返す
表記 ★ 制限時間75分書き始めから書き終わりまで75分で
表記 ○ 構成メモ作文を書く前に構成メモを書く
表記 ○ 漢字を使う、ていねいに書く習った漢字を使いていねいに書く
表記 ○ 段落三文段落の目安は三文ぐらい
表記 ○ 一文一点読点は1文に1〜2点を目安に
表記 ○ 常体で書くした・だった・であるなどで書く練習
表記 ○ 誤字一ヶ所以内一つの作品に誤字は一つまで


課題のヒント

 学校の先生の多くが指摘(してき)するところでは、子供たちが読書を楽しめば楽しむほど読書が上手になるということである。そしてまた、彼ら(かれら)は文学作品は子供たちの読書力を伸ばす(のばす)のに非常に効果的であると言っている。楽しくて、計画的な読書をしながら読書力を伸ばす(のばす)ために、文学作品を使う先生がますます増えることは、歓迎(かんげい)されるべきことである。しかしながら、すべて文学作品が、確実にそれが与え(あたえ)られる子供の読書レベルの範囲(はんい)内になるよう気をつけなければならない。子供は種々なレベルの種々なものを読むものであろうが、難しすぎる文学作品を読もうとして挫折(ざせつ)する経験は、子供に少しでも読んでみようかという気をなくさせてしまうものである。子供の興味を引きはするが、彼ら(かれら)が読むには難しすぎる文学作品はいかなるものでも、先生に読んでもらうか、話をしてもらうかにするべきである。
 子供の興味が、よどみないスピードのある読書をするのに、大いに寄与(きよ)するのである。一語一語追ってゆく読み方をする人すら話の筋に気をとられるとそれぞれの語をゆっくり考えるのを忘れてしまう。それよりも、こうなった読者は次がどうなるであろうかと知りたくて、ページを駆け抜け(かけぬけ)てゆき、一生懸命(いっしょうけんめい)になって、意味をもつ単語のかたまりを全体として理解してゆくのである。
 民話は、特に読む気になれない人にとって有益である。語句の繰り返し(くりかえし)、性格描写(びょうしゃ)の簡明さ、それに筋の運びの速さが読みやすくするのである。また、民話の中の簡単な会話は、音読と黙読(もくどく)の間のギャップ、未熟な読者がしばしば埋め(うめ)にくいと思うギャップを埋める(うめる)のに役立つものである。
 このように、文学作品は多くの有益な方法で子供の役に立つのである。今日多くの人が、歴史上のこの機械化され多難な時代において文学の本質的価値を理解し、文学のもつ刺激(しげき)を与える(あたえる)影響(えいきょう)がもっと広く利用され得るようにと協力し合っている。教育学者たちは文学作品がもっと豊富に教室に供給されることと先生によるより熟練した文学の使用を熱心に説いている。出版者、訓練を受けた図書館員、文学関係者、子供の専門家は文学の価値を高め広めるためゼロから協力しているのである。これらの努力はことごとく、文学のもつ無限の価値がいっそう実現されつつあることの証拠(しょうこ)である。 ( n )
 内容:「地球にやさしく」は、先進国に都合のいい考え方にすぎない。発展途上(とじょう)国では自然のままでいいはずがない。自然に挑戦(ちょうせん)してきたからこそ豊かな生活ができるようになった。
 解説:著者ビートたけしさんの毒舌は、要約すると味がなくなってしまいますね。
 「環境(かんきょう)か開発か」というのは、途上(とじょう)国の人にとっては大きな問題です。日本ではすでにほとんどの家庭に車があります。しかし、同じように中国の人たちがほとんどの家庭で車を持つようになったら、その排気(はいき)ガスで日本の上空の大気は急速に汚染(おせん)されると言われています。しかし、だからといって、「中国の人は車に乗らないで」などと言うことはできません。今の核(かく)拡散防止条約というのは、こういう論理に似ていて、「核兵器(かくへいき)を持つのは今すでに持っている国だけにして、これから新しく持つのはだめ」という考え方です。持てる国の身勝手な論理を持たざる国に押し付ける(おしつける)べきではないというのが環境(かんきょう)問題のひとつの重要な論点です。
 もうひとつの論点は、ムード的な自然保護に対する批判です。一時、泥(どろ)つき野菜というのが流行ったことがあります。消費者が、きれいに洗ってある野菜よりも泥(どろ)のついたままの野菜の方が自然らしくていいということで求めるようになったために、農家ではわざわざせっかくきれいにした野菜に泥(どろ)をつけて出荷したという嘘のような話がありました。
 自然にまかせるのでもなく、自然をねじまげるのでもない、自然と調和する生き方が求められているようです。 ( n )
 主題は、「先進国の勝手で発展途上(とじょう)国の開発を妨げる(さまたげる)ようになってしまっては問題だ」ということになるでしょうか。それに対しての対策として考えられるのは、まず「発展途上(とじょう)国の置かれている状況(じょうきょう)を個別に理解することだ」。としてみましょうか。発展途上(とじょう)国と一口に言っても、抱え(かかえ)ている問題はそれぞれです。その状況(じょうきょう)をまず理解することによって、まず、やるべきことを整理できるということがあるでしょう。
 もう一つの対策として挙げられるのは、「先進国の持っている技術を発展途上(とじょう)国に生かしていくこと」。発展途上(とじょう)国の人たちが豊かに暮らしていくためには。やはり開発は欠かせません。そこで、先進国が持っている環境(かんきょう)に優しい技術を出し惜しみ(おしみ)することなく、発展途上(とじょう)国に生かせないか考えていくことが必要です。ほかの長文でもやったと思いますが、自国の利益だけを優先するのではなく、全地球的な規模で物事を考えていくことが大事ですね。
 ( m )