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級:★   山:nnzu   年:★   月:12   週:1  苗:nnzu
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題名:われわれが日常(感)

感想文の課題です。課題の長文を読んで感想文を書いてください。

課題の長文
 【1】われわれが日常しばしば経験する事実として、次のようなものがある。われわれが本を貸した場合に、借りた人が用ずみの後直ちに自発的に返してこないことが少なくない。それは、どのような意識によって裏づけられているのであろうか。【2】その意識は、次の事実から推測され得るように思われる。すなわち、そのような場合に貸した人が本の返還(へんかん)を要求するしかたが、はなはだ特色的である。【3】私は何回か外人から本を借りたことがあるが、返還(へんかん)がおくれると、貸した人(外人)は、きわめて「事務的」に、「先日あなたに貸した何々の本は、もし用ずみなら返してもらいたい」と言ってくる。【4】われわれ日本人――少なくとも、私の知っている範囲(はんい)の、私と同じくらいの年齢(ねんれい)の人々――は、こういうふうに言うことに抵抗(ていこう)を感じ、若干悪びれて口実をもうけ言いわけをして(たとえば、「僕(ぼく)の友達であの本を見たいという者があるのだが。……」というふうに)でないと、返してもらいたいとは言えない。【5】あたかも貸主のこのような行動のしかたに対応するかのごとく、借主は、用ずみの後に直ちに返さないことについて何ら罪の意識をもたないのが普通(ふつう)であり、むしろ、返還(へんかん)の要求があるまで返さないでもっているのが当たりまえででもあるかのごとくであり、むしろ、返還(へんかん)の要求をうけても、悪びれることもなく、また言いわけをすることもないのが普通(ふつう)のようである。【6】私自身、本を貸してそのまま返してもらえないままになっている例は決して少なくない。極端(きょくたん)な例としては、こんな経験がある。私は学生から或(あ)る本を貸してくれとたのまれ、快く貸したところ、二年ばかりたっても返してくれないので催促(さいそく)した。【7】彼(かれ)はその本の各所にペンや鉛筆(えんぴつ)ですじをひいたままで、何の悪びれるところもなく返してきたのである。【8】……私の所有物である本を他人に貸したときは、私の現実支配の事実が終ったことによって、その本に対する私の所有権は弱いものになり、これに対応してその反面で、借主があらたにはじめた現実支配の事実は、私の所有権から独立した一種の正当性をもちはじめ、だんだん所有権に近いものになってくるように思われるのである。
 【9】このような例は無数につづくが、最近までも減ることなく新聞をにぎわしている問題としていわゆる役得という現象がある。役得というのは、或(あ)る地位についていることによって得られる利益で、∵しかも公式には承認されていないもの、を指すことばである。【0】役得には種々のものがあるが、ここでの問題に関係があるものとしては、他人の財産の管理にあたる者が、その管理財産で私的に飲食ないし宴会(えんかい)をしたり旅行に行ったりする場合をあげることができる。もちろん、その管理者がその地位にもとづく職務として他人を接待する必要があって、管理財産で飲食ないし宴会(えんかい)をしたり温泉に行ったりすることは、正当である。しかし、その範囲(はんい)をこえて私的な目的でそのような行為(こうい)をすることは、民事上は他人の財産に対する侵害(しんがい)であり、刑事(けいじ)上は「他人ノ為()メ其()事務ヲ処理スル者自己若クハ第三者ノ利益ヲ図り又(また)ハ本人二損害ヲ加フル目的ヲ以テ其()任務二背キタル行為(こうい)ヲ為()シ本人ニ財産上()ノ損害ヲ加エタルトキ」(刑法(けいほう)二四七条)というのに該当(がいとう)して背任罪となるのである。会社の重役が会社の費用で、自分の私宅を建築或いは(ある  )修理したり、私宅用の美術品を買入れたり……して、会社の財産状態を悪化させ、取引先ないし債権(さいけん)者ひいては経済界一般(いっぱん)に大きな迷惑(めいわく)をかけた話が、最近の新聞の紙面をにぎわせたが、会社財産の実質上の所有者である株主に迷惑(めいわく)をかけたという最も重要なことが、新聞では必ずしも大きく取りあげられていないように思われる。(中略)いちばん面白いのは、第二次大戦中、「公物と思う心が既に(すで )敵」という標語が郵便局の壁(かべ)にはってあった、という事実である。民法の所有権の考え方を前提するなら、「公物」――国民個人の所有物でなくて「公け」すなわち政府や府県市町村の所有物――と思うことは、それを国民個人の私的利益のために使ってはならない(他人の所有権を侵害(しんがい)してはならない)ということを意味するはずであるのに、この標語は逆に、公物と思うだけで「既に(すで )敵」だと言うのである。言うまでもなくその理由は、「公物」だと思うとむだに使う、という傾向(けいこう)があるからで、「むだ使いは敵だ」という戦争中の標語を特に「他人の所有物」たる公物について言ったまでのことである。
 (川島武宜()「日本人の法意識」より)

項目表

項目表を参考にして、作文・感想文を書いてください。 項目の苗 小1から楽しく書ける。作文、読解、国語の通信教育。Online作文教室 言葉の森 
項目表 ズミ の苗 高3年 10~12月
目標:自然科学や時事問題のテーマを書く書き方を身につける
 ★重要・評価あり ◎重要・評価なし ○普通・評価なし 段落は大体の目安です。
第 1 段落項目キーワード説明
構成 ○ 題名の工夫題名の工夫 <<構成>>「○○な○○」「○○の○○」のように工夫
構成 ○ 四段落構成 大きく四つぐらいの部分に分けて書く
構成 ◎ 書き出しの工夫書き出しの工夫 <<構成>>会話・色・音・情景で書き出す
主題 【】★ 予測問題の主題問題 予想 予測 <<主題>>将来Aが問題になる
             ↓
第 2 段落項目キーワード説明
構成 【】★ 複数の対策一対策 <<構成>>対策としては
題材 ◎ 体験実例体験 私 わたし 僕 ぼく <<題材>>自分らしい体験実例を書く
表現 ○ たとえまるで みたい よう <<表現>>まるで…のよう
主題 ○ 途中の感想 途中で主題に関連した感想を書く
             ↓
第 3 段落項目キーワード説明
構成 【】★ 複数の対策二対策 <<構成>>対策としては
題材 【】★ 読書実例・長文実例読書 時事 長文 <<題材>>著したように、著書「○○」で
表現 ◎ ユーモア表現笑 爆 ユーモア <<表現>>ユーモアのある表現(笑)
表現 【】★ ことわざの加工ことわざ <<表現>>ことわざや名言や流行語を加工する
             ↓
第 4 段落項目キーワード説明
主題 【】★ 反対意見への理解確かに <<主題>>確かにBもよいが、しかしAが
表現 【】★ 自作名言ではなく でなく 自作名言 <<表現>>「○○とはAではなくBである。」という形の文
主題 【】★ 予測問題の主題問題 予想 予測 <<主題>>将来Aが問題になる
構成 【】★ 書き出しの結び書き出しの結び <<構成>>書き出しのキーワードを使って結ぶ

字数 ★ 1000字以上
表記 ○ 決めてくる、読みかえす書くことを決めてくる、書いたあと読み返す
表記 ★ 制限時間75分書き始めから書き終わりまで75分で
表記 ○ 構成メモ作文を書く前に構成メモを書く
表記 ○ 漢字を使う、ていねいに書く習った漢字を使いていねいに書く
表記 ○ 段落三文段落の目安は三文ぐらい
表記 ○ 一文一点読点は1文に1〜2点を目安に
表記 ○ 常体で書くした・だった・であるなどで書く練習
表記 ○ 誤字一ヶ所以内一つの作品に誤字は一つまで


課題のヒント

input-buffer overflow. The line is split. use -b #SIZE option. ジークムント=フロイトはウィーンの女性たちのノイローゼを治そうとし、コンラット=ロレンツは鳥の研究で名声を博したが、この二人の男は、今日、人々の意識の中に入りこんでいるある信念をともにもっていた。その信念とは、人間は生まれつき自然発生的に攻撃(こうげき)的エネルギーの貯水池をその内部にもっているというものである。この力は自然に蓄積(ちくせき)していってしまうので、爆発(ばくはつ)して暴力へ走らないようにするには、闘争(とうそう)的なスポーツに参加するなどして、定期的に発散させなけれはいけないのである。
 これはイメージを描き(えがき)やすいので、魅力(みりょく)的なモデルである。それはまた誤ったものでもある。ある動物行動学者が書いているように、「現在入手しうるデータすべてによると、人間を含む(ふくむ)高等哺乳(ほにゅう)動物の戦闘(せんとう)的行動は外部からの刺激(しげき)から起こるのであって、自然発生的な内的刺激(しげき)であるという証拠(しょうこ)は何もないのである」。明らかに、多くの人々、そして実際多くの文化は、攻撃(こうげき)的な行動なしでも何とかうまくやっており、この「水力学的な」モデルが予言するように、抑え(おさえ)ようもなく圧力が高まるということが起こる証拠(しょうこ)はない。
 1986年に、著名な行動科学者たちの一団がスペインのセヴィリアに集まって、人間の攻撃(こうげき)の原因について討議を行い、水力学的なモデルは不正確なばかりでなく、もっと一般(いっぱん)的に言って、人間が本来攻撃(こうげき)的で好戦的であるという信念を裏づける科学的根拠(こんきょ)はないと結論を出した。しかし、その信念は今でも容易に揺らぎ(ゆらぎ)などはしていない。ときどき耳にする議論には次のようなものがある。動物は攻撃(こうげき)的であり、われわれ人間は進化の上での祖先の遺産から逃れ(のがれ)られない。人間の歴史は戦争と残虐(ざんぎゃく)行為(こうい)の物語に支配されている。そして脳のある部分や、特別なホルモンが攻撃(こうげき)と結びついていて、攻撃(こうげき)的行動は生物学的な根拠(こんきょ)に基づくことを証明している。
 動物についてまず言わねばならないのは、われわれ人間の行動を説明するのに、動物から教訓を引き出すときには用心しなくてはいけないということである。なぜなら、人間には和平を成立させる文化の力と、反省する能力があるからである。「人間が他の動物と親戚(しんせき)関係にあるからといって、たとえ動物の行動がしばしは本能の影響(えいきょう)を受けているようにみえても、このことが必然的に人間にもあてはまるということにはならない」とある人類学者は言う。彼(かれ)は次のような大家の言葉を引用する。「こうもりに翼(つばさ)があるからといって人間も空を飛べると考えるのが道理にあわないように、魚やビーバーがなわばり争いをするからといって、人間も戦争をするのだと信じることは道理にあわない」
 動物はある人々が考えるほど攻撃(こうげき)的ですらない――もし「攻撃(こうげき)」という言葉が、食べるために殺すことを含む(ふくむ)まで拡張されなければの話だが。組織的な集団攻撃(こうげき)は人間以外の種にはまれであり、実際に存在する攻撃(こうげき)は、典型的なものは、動物をとりまく環境(かんきょう)の作用である。科学者は、動物の環境(かんきょう)や育て方を変えると、ほとんどどの動物にもみられる攻撃(こうげき)の度合いは強い影響(えいきょう)を受けうることを発見した。さらに、動物は同種の内部においても異種間でも、われわれの多くが自然のドキュメンタリーを見て考えるよりもはるかに協力し合っているのである。
 人間の歴史に目をやると、驚く(おどろく)ほど多くの攻撃(こうげき)的行動があるが、問題は先天的なものだと信じる理由はない。ここに生物学的決定論の批判者による論点がいくつかある。
 たとえある行動が広くみられるとしても、必然的にそれが人間の生物学的な本性の一部分であると結論することはできない。今までに知られているすべての文化は陶器(とうき)を生産しているが、だからといって陶器(とうき)作りの遺伝子があるということにはならない。かつては当然だと思われていたが、今日ではなかなかみつけることもできない他の制度もある。1、2世紀後には「人々は、今日われわれが奴隷(どれい)制の慣習を振り返る(ふりかえる)のとほとんど同じように、戦争を振り返っ(ふりかえっ)てみるようになるのかもしれない」とある社会学者は言っている。
 ともかく、攻撃(こうげき)はどこにでも広くみられるなどというものではない。前述の人類学者は1冊の本を編集し、平和な文化の記事を特集している。なるほど、これらの平和な文化とは狩猟(しゅりょう)採集社会ではあるが、どんな人間であっても暴力なしで生活する人がいるという事実は、人間が生まれつき攻撃(こうげき)的であるという非難を論破するであろう。実際、もし戦争癖(へき)が本当に人間の本性の一部であれは、「より自然に近い」文化は最も好戦的だということになるだろう。事実は全く逆のようだ。エーリッヒ=フロムは次のように書いている。「最も原始的な人々は最も好戦的でない。そして好戦性は文明化するのに比例して強まっていく。もし破壊(はかい)的性質が人間のもって生まれたものだとしたら、その傾向(けいこう)は逆でなくてはならないだろう」
 平和を愛する文化と同じくらいわれわれの心を打つのは、戦争をやめて平和を愛するようになった文化なのである。200〜300年でスウェーデンは猛烈(もうれつ)に好戦的な社会から、工業国の中でも最も好戦的でない国の一つに変わった。この変化は戦争そのものの存在と同様、生物学に説明を求めるよりも、社会的・政治的要因によって説明するほうがより妥当(だとう)であろう。
 戦争は今まで何度も戦われてきたことは論をまたないが、戦争が人間の歴史を支配しているようにみえるという事実は、実際に何が起こったかよりも、歴史がどのように表されるかについて、多くのことを物語っているようにみえる。「われわれは暴力的な出来事によって歴史を書いたり教えたりしており、戦争で時代を画している」とある心理学者は言う。「戦争がないときは『戦争と戦争の間の時期』と呼ばれる。それは記録が選択(せんたく)的に行われているという問題である」
 いくつかのホルモンの存在、あるいは脳のある部分の刺激(しげき)は実験に基づいて攻撃(こうげき)と結びつけられてきた。しかしある生理心理学者は、このメカニズムを幾分(いくぶん)詳しく(くわしく)述べたあとで、攻撃(こうげき)的行動は常に外からの刺激(しげき)と結びついていることを強調している。「すなわち、ある種の攻撃(こうげき)に特有な神経系が活発になっても、適当な攻撃(こうげき)の対象がなければ行動は起こらない。攻撃(こうげき)の対象がある場合でさえも、攻撃(こうげき)行動は抑える(おさえる)ことができる」と彼(かれ)は言う。
 環境(かんきょう)の役割はとても重要なので、「もって生まれた」攻撃(こうげき)的な傾向(けいこう)ということを論ずることは、人間にとってはもちろん、動物にとってもほとんど意味がない。それはまるで、酸素なしでは火事は起こりえないのであり、また地球は酸素におおわれているからという理由で建物が焼失するのは地球の本性だと主張するようなものである。
 以上述べたことはすべて、人間の攻撃(こうげき)性一般の問題に関わっている。とりわけ戦争が生物学的に決定されるという考えは、さらに一層こじつけである。「ある国が別の国を攻撃(こうげき)するのは、その国の人々が相手の国の人々に対して敵意を感じるから起こるのではない」とある生物学者は説明する。「もしそうだとすれば、宣伝運動や徴兵(ちょうへい)は必要ないだろう。攻撃(こうげき)的な人々はすべて直ちに参加するであろう。国家の『攻撃(こうげき)』は政策の問題であって、感情の問題ではないのである」
 要点となるものは200年以上前にジャン=ジャック=ルソーによって的確に書かれている。「戦争は人と人の関係ではなくて、国家間の関係であり、個々の人々はたまたま敵となるだけなのである」国家が人々を戦わせるために「奮い立た」せなければならないということは、人間の本性と、戦争の事実との間に関係があることを証明するのを一層難しくする。核兵器(かくへいき)競争について言うと、この関係はさらに希薄(きはく)である。1985年にノーベル平和賞を受けた核(かく)戦争防止国際医師会の共同議長の一人バーナード=ラウンは次のように言っている。「個人の行動は、たとえその人が攻撃(こうげき)的であれ、寛大(かんだい)であれ、受動的であれ、ジェノサイドに対する自分の見解を形成する要因とはならない。攻撃(こうげき)的な人でさえもすすんで人類の絶滅(ぜつめつ)を容認するようなことはないだろう」 ( n )
 内容:本を貸すとなかなか返ってこないことがある。現実にその本を持っていることが、本当の所有権とに近いものになってしまうのである。役得という現象も、公けのものを私的な利益に用いるという点で似ている。しかし新聞などでは、所有権の侵害(しんがい)という最も重要なことがあまり取り上げられていない。

 解説:日本ではまだ役得やコネという不透明(ふとうめい)なものが社会のあちこちに残っています。最近起きた警察の不祥事(ふしょうじ)も同じ文脈で考えることができそうです。国民に委託(いたく)されている警察の権限を、自分の身内には甘く(あまく)適用したということです。外からの批判が届かない組織は、いくら内部浄化(じょうか)と言ってもやはり浄化(じょうか)しきれないところが残るのでしょう。警察に限らず、日本の会社や組織は風通しの悪いところが少なくありません。風通しの悪さと役得の多さは比例すると言えるかもしれません。

 日本の社会の問題として考え、その原因と対策を論じていきましょう。 ( n )
 日本に根強い役得文化は、ある意味では近代化の後れと考えられます。途上(とじょう)国では、警察官による賄賂(わいろ)の要求などが日常茶飯事であると聞くことがありますが、この場合は、公私の区別という近代的観念が育っていないためでしょう。しかし、日本の役得文化の背後にあるものは、人間関係で物事が運営される日本独自のシステムと考えられないこともありません。n 社会問題として、この長文のまま「役得文化が問題だ」と書いてもいいですし、将来の予測問題として、「ドライな人間関係が逆に日本の社会をぎすぎすしたものにするのが問題だ」と書いてもいいでしょう。例えば、「すまん。今日は見逃し(みのがし)てくれ」「なんだ。○○か。しょうがないなあ。今日だけだぞ」「サンキュー。今度おごるからな」などという会話は、みなさんもよくしているでしょう。しかし、「テストの点数を10点上げておくぞ」「ありがとうございます。今度お礼を持ってきます」となると、贈収賄(ぞうしゅうわい)です。n 第一段落は要約と予測問題。「確かに役得文化は問題だ。しかし、人間関係中心に動いている日本のシステムがなくなることにも問題がある。」n 第二段落は、対策と体験実例。「第一の対策としては、役得の範囲(はんい)を公開することだ。例えば、コネによる入学は不正だが、『定員の何パーセントまでは次のような基準でコネによる入学を認める』となれば、世間は納得するだろう。」n 第三段落は、対策と読書実例。「第二に、役得が固定化しないような人材の流動化が対策として考えられる。勝海舟(ふね)はその著書「氷川清話」の中で、アメリカに行って驚い(おどろい)たことの一つに、建国の父であるワシントンの子孫がどうなっているかアメリカ人のだれもが関心を持っていなかったことを挙げている。人材の流動化が当時からそれほど進んでいたのである。」n 第四段落は、反対理解と自作名言。「確かに、不明朗な役得文化は腐敗(ふはい)の温床(おんしょう)となる。しかし、その文化の根本にある人間関係中心のシステムのよさはまた別に評価するべきではないだろうか。役得とは……ではなく……である。」n ( n )