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級:★   山:ra   年:★   月:06   週:2  苗:ra
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題名:国際感覚があるということは(感)

感想文の課題です。課題の長文を読んで感想文を書いてください。

課題の長文
 【1】国際感覚があるということは、ただ流暢(りゅうちょう)に外国語を話し外国人とそつなくつきあえるというような単純なことではありません。また国際感覚を身につけるということは、これさえ手に入れれば大丈夫(だいじょうぶ)というような一本の「魔法(まほう)の杖(つえ)」を見つけることでもありません。【2】国際感覚という言葉は、国際化という言葉がそうであるように、そのとらえ方が人によってまちまちだからです。
 ただ、いま私たちにとって大切だと思う問題は、たとえばそれが人権であれ、平和であれ、環境(かんきょう)であれ、それについて掘り下げ(ほ さ )て考えようとすれば、たいていの場合に、国際的な側面とかかわりあいをもってきます。【3】したがって、「国際感覚ってなんだろう」と考えることは、来たるべき二十一世紀に生きる私たちの生き方について考えることでもあるのです。それは、現代社会の中で、一人の人間が自分の生き方を貫こ(つらぬ )うとしたらいったいどういう資質が求められるのか、と問うことでもあります。
 【4】だから「国際感覚をもってる人って、どんな人でしょうね」とたずねられたとしたら、こう答えることだけはできそうです。「そうですね。あなたがたった一つの正答を期待しているとしたら、それを示すことは私にはできません。【5】でも、つぎのような最大公約数の回答を出すことならできるように思います」と。
 国際感覚を身につけている人というのは、たとえばつぎのような人のことです。「自分なりの意見をきちんともっている人」「それを正確に人に伝えることのできる人」【6】「つねにステレオタイプ(型どおり)の発想をさけようと努めている人」「海外のことだけでなく、日本についてもよく知ろうとしている人」そして「異文化と正面からむきあおうと心がけている人」などです。
 【7】ただ、私たち日本人の場合、どうしてもまず日本という国の枠(わく)を考え、その枠組み(わくぐ )の中で、「世界に誇れる(ほこ  )日本人の資質とは何か」と考えることになってしまいがちです。しかし、現代では、自分の国の国益さえ守れればそれでよい、という時代ではなくなってきています。【8】そのことは、グローバル・イシュー(地球的課題)が広く認識されるようになったことにもあらわれています。
 たとえば、世界の自然環境(かんきょう)を守ることと、ある国の経済的利益が衝突(しょうとつ)するということは、いくらでも起こりうることです。【9】そのときに私たちが、自分の国の国益だけにとらわれずに、より普遍(ふへん)的な視点から発想できるかどうかが問題になってきます。一つの時∵代を共に生きるということは、その時代が抱える(かか  )課題を、世界の人びとと共有することでもあるからです。【0】
 交通、通信手段の発達によって、実質的に地球は狭く(せま )なってきました。また、全世界が直面している困難な事態について、国境を越え(こ )て地球規模で協力しあうことが必要な時代になっています。いま時代は、国際化時代から地球時代へと、移り変わりつつあります。この変化に対応して、国家の枠組み(わくぐ )にそった国際感覚だけでなく、より広い、地球市民としての意識が要請(ようせい)されるようになってきました。
 この地球市民という言葉は、まだまだ私たちの耳にはなじまない言葉です。そもそも、私たち一人ひとりは、家族の一員であり、学校の生徒であり、クラブ活動のメンバーであり、自治体の住民であり、国家の国民であるという具合に、色々なレベルで帰属する集団や団体をもっています。それはあなたが同心円の中心に立って、そのまわりに大きな円がしだいに広がっていく様子を想像してもらうとわかりやすいかもしれません。地球市民というものは、そのいちばん広い同心円だと見ることもできます。
 地球市民は、地球上で暮らすすべての人びとが人間らしく生きることをたがいに保障しあうという理念によって結びつくべきものでしょう。「私が平和や人権を求めるように、地球上に暮らすほかのすべての人も、同じ願いをもつ権利がある」という考え方です。その意味で、地球市民であるということは、人間であることと同様に地球上に生きる私たち一人ひとりを包みこむ、もっとも普遍(ふへん)的な定義だといえるかもしれません。

(渡部(わたなべ)淳(じゅん)の文章による)

項目表

項目表を参考にして、作文・感想文を書いてください。 項目の苗 小1から楽しく書ける。作文、読解、国語の通信教育。Online作文教室 言葉の森 
項目表 ライラック の苗 中3年 4~6月
目標:象徴的な題名を主題化する書き方を身につける
 ★重要・評価あり ◎重要・評価なし ○普通・評価なし 段落は大体の目安です。
第 1 段落項目キーワード説明
構成 ○ 題名の工夫題名の工夫 <<構成>>「○○な○○」「○○の○○」のように工夫
構成 ○ 四段落構成 大きく四つぐらいの部分に分けて書く
構成 ○ 書き出しの工夫書き出しの工夫 <<構成>>会話・色・音・情景で書き出す
主題 【】★ 生き方の主題生き 人間 生き方 <<主題>>私は…生きたい
             ↓
第 2 段落項目キーワード説明
構成 【】★ 複数の方法一方法 <<構成>>…の方法としては第一に
題材 【】★ 体験実例体験 私 わたし 僕 ぼく <<題材>>自分らしい体験実例を書く
表現 ◎ たとえまるで みたい よう <<表現>>まるで…のよう
主題 ○ 途中の感想 途中で主題に関連した感想を書く
             ↓
第 3 段落項目キーワード説明
構成 【】★ 複数の方法二方法 <<構成>>…の方法としては第二に
題材 ◎ 伝記実例・長文実例伝記 長文 <<題材>>伝記の実例・長文集の実例
表現 【】★ ユーモア表現笑 爆 ユーモア <<表現>>ユーモアのある表現(笑)
表現 ◎ 詩の引用詩 歌 <<表現>>詩や俳句から引用する
             ↓
第 4 段落項目キーワード説明
主題 【】★ 反対意見への理解確かに <<主題>>確かにBもよいが、しかしAが
表現 【】★ 名言の引用名言 言葉 ことば <<表現>>主題に合わせて名言を引用する
主題 【】★ 生き方の主題生き 人間 生き方 <<主題>>私は…生きたい
構成 ○ 書き出しの結び書き出しの結び <<構成>>書き出しのキーワードを使って結ぶ

字数 ★ 600字以上
表記 ○ 決めてくる、読みかえす書くことを決めてくる、書いたあと読み返す
表記 ★ 90分以内書き始めから書き終わりまで90分で
表記 ○ 構成メモ作文を書く前に構成メモを書く
表記 ○ 漢字を使う、ていねいに書く習った漢字を使いていねいに書く
表記 ○ 段落三文段落の目安は三文ぐらい
表記 ○ 一文一点読点は1文に1〜2点を目安に
表記 ○ 常体で書くした・だった・であるなどで書く練習
表記 ○ 誤字一ヶ所以内一つの作品に誤字は一つまで


課題のヒント

 私は高等学校の英語の教師である。私は、教師になった直後に、英語の映画を見始めた。しかし、私は、映画の中のアメリカ人の名前を知らなかった。クラスでは、ある日、私が、クラスの「ダーティー・ハリー」と呼ばれる有名なアメリカ映画について話しており、映画の中の有名な人の名前を言う際に間違え(まちがえ)てしまった。私がクラスで言った名前は「クリント・ウェストウッド」だった。それは間違っ(まちがっ)ていた。私は、「イースト」を「ウェスト」と言う間違い(まちがい)を犯した。クラスの学生は笑った。
 その後、私は、会合のためのある考えを思いついた。私は、何人かの学生の親に話をするように依頼(いらい)された。私は、会合でこの物語について話をすることに決めた。私は彼ら(かれら)に物話を話した。私がこの話を話し終えた時、彼ら(かれら)は笑った。私が会合の初めにこの話をしたので、この話は彼ら(かれら)をリラックスさせる助けとなった。
 人々は、日本人がユーモアをもって物語を作ることが上手ではないと言う。日本人は会合で、しばしば眠る(ねむる)か、あるいはあまり話さない。なぜ彼ら(かれら)はそうするのだろうか。時には、彼ら(かれら)は疲れ(つかれ)ているか、ただ聞いたり話したりしたくないかであり、日本における話し手は、人々が会合で眠り(ねむり)につかないようにとユーモアを使うことがない。しかし、英語を話す国々では、ユーモアが、人々をリラックスさせ、かつ次の話の準備をするのを助ける。ユーモアで大切なことは、あなたの成功の話をするのではなくあなたの失敗の話をすることである。もう一つ大切なことは、他人の失敗を使うのではなく、自分の失敗を使うことだ。あなたの失敗の一つについて伝えるユーモアは、人々があなたをもっと理解するのを助ける。
 ユーモアのもう一つの例はジョージ・ブッシュ米国大統領の話である。彼(かれ)は、アメリカにおいて、会合で多くの人々を前にスピーチをするとき、「今日、私は、妻にちょうど日本にいるときのように話してくれるように頼み(たのみ)たい。」と言った。人々は笑った。なぜなら彼ら(かれら)は大統領が元気であることを知っていたが、彼(かれ)が日本で気分が悪くなったとき、彼(かれ)の妻が人々に話をしたからである。彼(かれ)は、ユーモアを作るために悪い経験を使った。この話は、会合で、人々をリラックスさせた。
 ブッシュ氏のように、私は、ユーモアを作るために自分自身の悪い経験を使った。ユーモアを使うことによって、人々は会合で眠り(ねむり)につかないだろう。ユーモアの後で、人々は、話をよりよく聞くだろう。会合はより面白くなり、人々は眠ら(ねむら)ないだろう。だから、ユーモアを作り、楽しもう。 ( n )
内容:国際感覚を身につけている人とは、「自分なりの意見をきちんと持っている人」「それを正確に人に伝えられる人」「常にステレオタイプの発想をさけようと努めている人」「海外のことだけでなく、日本についてもよく知ろうとしている人」「異文化と正面から向き合おうと心がけている人」などである。時代は国際化時代から地球時代へと移り変わりつつある。これに対応して国際感覚だけでなく地球市民としての意識が要請(ようせい)されるようになってきた。地球市民は、地球で暮らすすべての人びとが人間らしく生きることをたがいに保障しあうという理念によって結びつくものである。地球市民であるということは、私たち一人一人を包み込む(つつみこむ)もっとも普遍(ふへん)的な定義である。

意見:自国の利益だけでなく全地球的な利益を優先することの大切さ。身近なクラスや部活などの問題をもとにして考えると実感がわくと思います。部活のみんなの利益のために、自分の都合を犠牲(ぎせい)にするなどということはよくありそうですね。自分の利益よりも全体の利益を優先する人の方がみんなから信頼(しんらい)されるというのはどの世界でもあります。それは、環境(かんきょう)問題など全地球的な問題が増えてきたこれからの国際社会でますます求められてくるものでしょう。少し前のフランスの核(かく)実験などはその反対の例と言えそうです。

名言:「自国に対する賞賛が……」「私たちの幸福が……」。 ( n )
 第一段落は、長文の要約と意見(生き方の主題)。「私は、自国の利益だけでなく全地球的な利益を考えられる人間になりたい。」

 第二段落は、方法1と実例。「そのための方法としては第一に、自分の意見をしっかりと持つことである。」自分の考えを持たずに周囲に流されているだけでは、全地球の利益など考えられません。クラスの話合いなどでも、自分の意見をしっかり持ち、それを周囲に伝えていかなければクラス全体の利益を考えているとは言えませんね。

 第三段落は、方法2と実例。「また、第二の方法としては、広い視野を持つことである。」一つの角度からだけ物事を見るのではなく、全体を見回せるような広い視野を持つことが必要でしょう。クラス内で意見が分かれたときなど、自分の意見を主張するだけではなく、全体を見回して、反対意見にも耳を傾け(かたむけ)、相手の立場になって考えてみることも大切ですね。

 第四段落は、反対理解と名言の引用。「確かに、自国の利益を守ることも大事である。しかし、『私たちの幸福が、ほかの人びとの不幸に支えられているのであってはならない。』という名言があるように自国の利益だけではなく、地球全体の利益を常に考えながら生きていきたい。」 ( j )
実例の紹介(しょうかい)
方法の1  自分の意見をしっかり持つ
      「頑固(がんこ)親父という家長」

方法の2  視野の広い人
      「ガンジー」  ( k )
第二段落の方法1と実例。「そのための方法としては第一に、自分の利益だけを考えるのではなく、全体の利益を考えて行動することである。」自分の利益、たとえば自国の利益だけを考える行動をすると、資源の無駄遣い(むだづかい)や環境(かんきょう)汚染(おせん)など地球環境(かんきょう)にとって悪影響(あくえいきょう)を及ぼし(およぼし)てしまうことがあります。また、スポーツの試合でも、スタンドプレーをして自分だけが目立っても、チームが負けてしまっては何にもなりません。「チームに貢献(こうけん)する」ことの大切さが、サッカーや野球では重視されていますね。 ( s )