| 第 1 段落 | 項目 | キーワード | 説明 |
|---|---|---|---|
構成 ![]() | ◎ 題名の工夫 | 題名の工夫 <<構成>> | 「○○な○○」「○○の○○」のように工夫 |
構成 【 】 | ★ はじめに絵をかく | <<構成>> | 中心を決めるために絵をかく |
構成 ![]() | ○ いつどこの書き出し | いつ どこ <<構成>> | いつどこで何がありました |
構成 ![]() | ○ 中心を決める | いちばん 中心 一番 <<構成>> | いちばん……なのは |
題材 【 】 | ★ 名前・数字 | 名前 数字 なまえ すうじ <<題材>> | 名前や数字をくわしく書く |
| 第 2 段落 | 項目 | キーワード | 説明 |
|---|---|---|---|
題材 ![]() | ◎ 長い会話 | 「 」 長い会話 <<題材>> | 二行以上の会話を思い出して書く |
表現 【 】 | ★ たとえ | まるで みたい よう <<表現>> | まるで…のよう |
表現 ![]() | ○ 色音感じ | 色 音 感じ <<表現>> | 色や音やふれた感じなどを書く |
主題 ![]() | ◎ とちゅうの思ったこと | 思 おも <<主題>> | 作文のとちゅうで思ったことを書く |
| 第 3 段落 | 項目 | キーワード | 説明 |
|---|---|---|---|
題材 ![]() | ○ もし…だったら | もし だったら <<題材>> | 想像したことを書く |
主題 ![]() | ○ どうしてかというと | どうして なぜ 理由 <<主題>> | 理由がわかるように書く |
表現 ![]() | ◎ 声顔動作のようす | 声 顔 ながら こえ かお <<表現>> | 会話の前後にその人の表情や動作を |
表現 【 】 | ★ ダジャレ表現 | ダジャレ だじゃれ 駄洒落 <<表現>> | 思ったことなどの中にダジャレを使う |
| 第 4 段落 | 項目 | キーワード | 説明 |
|---|---|---|---|
表現 ![]() | ○ そう | そう <<表現>> | うれしそうな木 |
主題 【 】 | ★ 思ったことを長く | 思 おも <<主題>> | 結びに思ったことをくわしく書く |
表現 ![]() | ○ 絵をかく | そのときのようすを絵でかく |
字数 ![]() | ★ 200字以上 | ||
表記 ![]() | ○ 決めてくる、読みかえす | 書くことを決めてくる、書いたあと読み返す | |
表記 ![]() | ○ そしてのてん、会話のてん、といったのてんつけず | 接続語のあと、会話の前に読点 | |
表記 ![]() | ○ 漢字を使う | 習った漢字を使って書く | |
表記 ![]() | ○ 行を続ける | 行は続けて書く(段落の前段階の練習) | |
表記 ![]() | ★ 縦書き漢数字 | 縦書きのときは一二三……と書く | |
表記 ![]() | ○ それで少なく | それで・それからなどを使いすぎない | |
表記 ![]() | ○ てんまる下に | 句読点は行頭に打たない | |
表記 ![]() | ★ 会話行がえ | 会話は行をかえて書く | |
| ★ はじめに絵をかく | 作文を書く前に、書きたいことを絵で表します。低学年の生徒の場合は、絵をかくと何が印象に残ったのかが文章で表すよりもよくわかることがあります。文章が時系列的であるのに対し、絵は空間描写的です。文章で長く書こうとすると、朝起きてから夜寝るまでを時間の順番で書くことになりがちですが、絵をかいたところを中心に書くと焦点の絞られた作文になります。
はじめにかく絵は、色を塗ると時間がかかります。色を塗りたいときは、作文を書いたあとに塗るようにします。 これは、作文の中心を決めるための指導です。絵をかくことによって、何がいちばん印象に残ったのかを子供自身が認識し、焦点のしぼられた作文になります。 しかし、絵とはあまり関係のない作文になってしまったとしても気にすることはありません。絵をかいているうちに夢中になりすぎて、作文に書くことを忘れてしまったのでしょう。それなら、何のための絵をかいたのかということになりますが、教える側も子供の気持ちになって、そのあたりを深刻に考えないことが大切です(笑)。 子供は絵をかくのが大好きですが、中には、絵をかくのが好きでないという子供もいます。そのような子供には、棒人間など簡単な絵でよいと指導します。 小学校低学年の作文指導でいちばん大切なことは、楽しく書いて、書くことを好きにさせることです。表記ミスがあっても、字数が短くても主語と述語のある文を書けていたらたっぷりほめてあげましょう。文を書くことに慣れてきたら、比較的簡単に入れられる項目から指導していきます。 | ||
| ★ 名前・数字 | どこかに出かけたときなど、場所などの名前(固有名詞)や日時などの数字を書いていくと、正確な文章になります。一般に男の子は会話よりも数字や名前に関心が高く、女の子は数字や名前よりも会話に関心が高い傾向があります。数字や名前を正確に書くことは、作文の表現の面白さには直結しないので評価されることの少ない分野です。数字は縦書きで書くときは、漢数字を使うのが一般的です。
友達や場所などの名前、時刻や量などを表す数字を書くと、正確な文章になります。数字や名前をくわしく書くことは、作文の表現の面白さには直結しないので評価されることの少ない分野です。しかし、低学年の子供や作文の苦手な子供でも簡単に入れることのできる項目なので、積極的に指導し、できたらたっぷりほめます。 縦書きで書くとき、数字は漢数字を使うのが一般的です。子供が、縦書きの原稿用紙に算用数字を書いていたら、数字をくわしく書いたことに対してプラスの評価をした後で、さりげなく漢字で書いた方がよいと教えてあげましょう。ほめるときは大袈裟に、注意するときはさりげなくがポイントです。 | ||
| ★ たとえ | 小学生の表現項目の要です。「たとえ」「比喩」という言葉よりも、「まるで……のよう」「まるで……みたい」という言葉で説明する方がわかりやすいようです。小学校低学年のときは、まだうまく使えない子が多いので、このころにたとえを使う文章を書ける子は表現力が豊かだと言えます。練習の方法としては、家庭の中でゲームのようにたとえを使うやり方が効果的で、大人も子供も楽しめます。小学校中学年は作文の中にたくさんのたとえを使えるようになる学年です。このころにまだたとえの使い方がありきたりでいつも同じたとえばかり使う子は読む練習が不足しています。たとえが楽に使えるようになった生徒には、ただたとえを使うのではなく、自分らしいたとえを使うことを指導していきます。小学校高学年は、たとえが自由に使える学年です。このころになると、表現の要は、「たとえ」から「名言」に移っていきます。つまり、たとえを使って事実を個性的に表現する書き方から、名言を使って意見を個性的に表現する書き方に移行していきます。中学生以上になると、たとえを多用した文章はかえって幼稚な印象を与えるようになってきます。小学校高学年では、たとえの指導をするとともに、将来の名言の指導の前段階として「ことわざの引用」の指導をしていきます。
実際に指導する際は、「たとえ」という言葉ではなく、「まるで……みたい」「まるで……よう」と、具体的に説明します。低学年では、まだうまく使えない子供も多いので、例を挙げて説明します。自分で思いつかないときは、先生の例をまねさせても構いません。「何に似ているかな?」と聞きながら指導していくのも効果的です。低学年のうちは、形ができていれば上出来です。 ときどき、「たとえ」を「たとえば」と勘違いする子供もいます。そのような子供にも、「まるで」という言葉を必ず使うように指導すると、自然にわかるようになります。また、身の回りのものをたとえを使って表現するなど、日常生活の中でゲームのようにたとえを楽しむ工夫をするとよいでしょう。 | ||
| ★ ダジャレ表現 | 会話や思ったことなどの中にダジャレを入れる練習です。得意不得意が分かれやすい項目ですが、言葉遊びのつもりで頭を柔軟にして、気楽に取り組むように指導します。どうしても思いつかないという場合は、先生が代わりに考えてあげます。
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| ★ 思ったことを長く | 結びに思ったことを書く書き方が定着したあとに、思ったことをくわしく書く練習をしていきます。
これはそのあとの学年で、「自分だけが思ったこと」「心の中で思ったこと」を書く練習に発展していきます。 指導の仕方としては、「最後の思ったことは、できるだけ○○君だけが思ったことをくわしく書いてね」というように指導します。しかし、評価は、思ったことが書いてあればそれでよいとします。特によく書けている場合は、それを取り上げてほめるとだんだんとくわしく書くコツがわかってきます。 結びに思ったことを書けるようになってきたら、思ったことをくわしく書く練習をしていきます。「楽しいと思いました。」「悲しいと思いました。」だけではなく、「……ので、楽しいと思いました。」「どうして……か不思議に思いました。」など、思ったことをできるだけくわしく長く書くように指導します。特によく書けたときは、それを取り上げてほめると、だんだん思ったことを長く書くコツがわかってきます。 | ||
| ★ 200字以上 | 字数を200字以上書いていきます。手書きの場合、字数の数え方はその行の1マス目まで書いたらその行全体を書いたと見なします。したがって、20字1行の作文用紙の場合、字数は、20字、40字、60字……という単位になります。パソコン書きの場合は、正味の字数が表示されます。
小学1年生から小学6年生までの作文の平均的な字数は、学年の100倍から200倍です。小学4・5年生のころが最も字数を長く書くことができ、小学6年生になると逆に字数が減ってくる傾向があります。 字数の数え方は、1行20文字の作文用紙でその行の途中まで文字が書いてあれば20文字として数えます。 パソコンで書いた作文を作文の丘から送る場合は、文字数そのものが字数となります。ただし、文章中にタグなどがあると、それらも字数に集計されるので実際よりもやや長くなることがあります。 | ||
| ★ 縦書き漢数字 | 縦書きの数字は、漢数字で書きます。135人→百三十五人。年号などは二〇〇三年のように書きます。
横書きの数字は、算用数字で書きます。しかし、十人十色などは横書きでも算用数字にはせずにそのまま書きます。 子供に説明するときは、次のように。 「縦書きのときに普通の数字で『1』『2』『3』のように書いても間違いではないけど、数字が『123』とか『1230』のように長くなると一マスに収まらなくなってしまうので、『百二十三』とか『千二百三十』のように漢字で書くといいんだよ」 | ||
| ★ 会話行がえ | 会話は行を変えて書きます。しかし、行を続けて書くことが間違いなのではありません。改行をするのは、その方が読みやすいからという理由です。
会話の二行目を一マス空けて書く書き方をしている出版物もありますが、これはレイアウトを読みやすくするための工夫ですので、子供たちが書く作文にも同じことを要求するのは無理があります。しかし、これも間違いではありません。 会話のカギかっこの前と後は行を変えて書きます。行を続けて書くことが間違いというわけではありませんが、特に小学生の場合は、行を変えた方が読みやすいので、会話の前と後は改行をします。 これは、言葉だけの説明ではわかりにくいので、実際に書き示しながら指導します。 | ||