| 第 1 段落 | 項目 | キーワード | 説明 |
|---|---|---|---|
構成 ![]() | ○ 題名の工夫 | 題名の工夫 <<構成>> | 「○○な○○」「○○の○○」のように工夫 |
構成 ![]() | ○ 四段落構成 | 大きく四つぐらいの部分に分けて書く | |
構成 【 】 | ★ 書き出しの工夫 | 書き出しの工夫 <<構成>> | 会話・色・音・情景で書き出す |
主題 【 】 | ★ 当為の主題 | べき 当為 <<主題>> | 私はAべきだと思う |
| 第 2 段落 | 項目 | キーワード | 説明 |
|---|---|---|---|
構成 【 】 | ★ 複数の方法一 | 方法 <<構成>> | …の方法としては第一に |
題材 【 】 | ★ 体験実例 | 体験 私 わたし 僕 ぼく <<題材>> | 自分らしい体験実例を書く |
表現 ![]() | ○ たとえ | まるで みたい よう <<表現>> | まるで…のよう |
主題 ![]() | ○ 途中の感想 | 途中で主題に関連した感想を書く |
| 第 3 段落 | 項目 | キーワード | 説明 |
|---|---|---|---|
構成 【 】 | ★ 複数の方法二 | 方法 <<構成>> | …の方法としては第二に |
題材 ![]() | ◎ 歴史実例・長文実例 | 歴史 長文 <<題材>> | 歴史の実例・長文集の実例 |
表現 【 】 | ★ ユーモア表現 | 笑 爆 ユーモア <<表現>> | ユーモアのある表現(笑) |
表現 ![]() | ◎ ことわざの加工 | ことわざ <<表現>> | ことわざや名言や流行語を加工する |
| 第 4 段落 | 項目 | キーワード | 説明 |
|---|---|---|---|
主題 【 】 | ★ 反対意見への理解 | 確かに <<主題>> | 確かにBもよいが、しかしAが |
表現 【 】 | ★ 自作名言 | ではなく でなく 自作名言 <<表現>> | 「○○とはAではなくBである。」という形の文 |
主題 【 】 | ★ 当為の主題 | べき 当為 <<主題>> | 私はAべきだと思う |
構成 ![]() | ◎ 書き出しの結び | 書き出しの結び <<構成>> | 書き出しのキーワードを使って結ぶ |
字数 ![]() | ★ 600字以上 | ||
表記 ![]() | ○ 決めてくる、読みかえす | 書くことを決めてくる、書いたあと読み返す | |
表記 ![]() | ★ 制限時間75分 | 書き始めから書き終わりまで75分で | |
表記 ![]() | ○ 構成メモ | 作文を書く前に構成メモを書く | |
表記 ![]() | ○ 漢字を使う、ていねいに書く | 習った漢字を使いていねいに書く | |
表記 ![]() | ○ 段落三文 | 段落の目安は三文ぐらい | |
表記 ![]() | ○ 一文一点 | 読点は1文に1〜2点を目安に | |
表記 ![]() | ○ 常体で書く | した・だった・であるなどで書く練習 | |
表記 ![]() | ○ 誤字一ヶ所以内 | 一つの作品に誤字は一つまで | |
| ★ 書き出しの工夫 | 書き出しに、会話、色、音、情景を入れて、読み手を引きつけるような効果を出します。
例:「やったあ。」僕は大声を出した。明日は休みだ。 例:赤い夕日が西の空を染めている。やっと練習が終わった。 例:ガーン。僕は目の前が真っ暗になった。 例:窓の外から広い公園が見える。私の部屋は二階にある。 会話・色・音・情景で書き始める練習です。書き出しに、会話、色、音、情景を入れて、読み手を引きつけるような効果を出します。なかなかできない子供には、作文を書き終えてから冒頭に入れる会話や音を一緒に考えてもよいでしょう。 一度慣れてしまえば、比較的簡単に取り入れることの項目です。簡単なわりに効果が高いので、小学校3年生になったら、積極的に指導します。 最初は、会話か音がやりやすいようですが、慣れてきたら、色や情景の書き出しも練習します。 小学校中学年の作文指導でいちばん大切なことは、表現を工夫し、話の幅を広げて、個性的な作文を書くことです。低学年のうちは、自由な題名で、書けそうなことを選んで書けばよいのですが、中学年からは、テーマを決めてそのテーマにそった作文を書くように指導します。ユニークな作文が書けたら、新聞やコンクールなどに応募して自信をつけさせましょう。 | ||
| ★ 当為の主題 | ものごとのあるべき姿を主題にして書く練習です。
例:日本の教育は、もっと個性を尊重すべきだと思う。 例:日本の教育は、もっと基礎を徹底すべきだと思う。 当為の主題のあとは、それを実現するための方法で展開する形が多くなります。 | ||
| ★ 複数の方法一 | 生き方の主題や当為の主題の展開部分の書き方です。
複数の方法の考え方は、第一は人間的・心構え的・心理的方法、第二は社会的・政治的・経済的・教育的方法というように対比していくとバランスの取れたものになります。 例:(高齢者が過ごしやすい社会を作るべきだという意見について)第一の方法としては、高齢者にとって過ごしやすい社会は私たち自身にとっても過ごしやすい社会であると考えることだ。例えば……。 | ||
| ★ 体験実例 | 感想文の勉強で、元になる長文の内容に似た話を自分の体験から見つけて書く練習です。自分の体験を重ね合わせることによって、より説得力のある感想を書くことができます。元の話の内容と少しずれてしまっても、少しでも似た話が書けていればOKです。
要約の後、段落をかえて、「私にも似た話がある。」という書き出しで書いていくとよいでしょう。体験実例の部分は、普通の作文と同じような感覚で、たとえ、会話、思ったことなどを入れながら出来事を書いていきます。 | ||
| ★ 複数の方法二 | 生き方の主題や当為の主題の展開部分の書き方です。
複数の方法の考え方は、第一は人間的・心構え的・心理的方法、第二は社会的・政治的・経済的・教育的方法というように対比していくとバランスの取れたものになります。 例:(高齢者が過ごしやすい社会を作るべきだという意見について)第二の方法としては、高齢者が活躍できるようなバリアフリーの環境を作ることだ。例えば……。 | ||
| ★ ユーモア表現 | 作文の途中にくすっと笑えるような表現を入れる練習です。ダジャレでもよいのですが、自分の失敗談を書いたり、大袈裟な表現をすることによって、読む人の心を和ませるように工夫します。
ユーモア表現は、指導しにくい場合もあるので、次のようにどちらからできればよいということで指導してください。 小5……たとえ、又は、ダジャレ表現 小6……たとえ、又は、ユーモア表現 中1……名言の引用、又は、ユーモア表現 中2……〃 中3……〃 高1……自作名言、又は、ユーモア表現 高2……〃 高3……〃 また、ユーモア表現のキーワードに「笑」が入っているので、パソコン入力の場合、「(笑)」という文字を入れて書く人が多いと思います。 ところが、この「(笑)」というような書き方は、顔文字やダジャレ表現と同じで、社会生活の中では不真面目だと考える人もいます。 ですから、生徒には、「キーワードの(笑)のような書き方や、ダジャレは、真面目な文章のときは書かないのが普通」と説明してください。入試の作文や志望理由書などでは、ダジャレや「(笑)」や顔文字は、書かない方がよいということです。 なお、ユーモア表現のわかりやすい書き方は、面白いことを書くというよりも、自分を笑うように書くということです。センスのいい子は、よく書いてきます。私は、センスがないのであまり書けませんが(笑)。(というような書き方です) | ||
| ★ 反対意見への理解 | 四段落構成の結びの四段落目に、自分の意見とは反対の考えに対する理解を入れて書きます。
およそ意見というものは、どんなに正しいように見えても必ず反対の立場というものがあります。中学生や高校生のころはまだ視野が狭いので、自分が心から正しいと思っている意見を書くときは、反対意見を全面否定するような形になることが多いものです。 しかし、意見は一方的に書けば書くほど説得力を失う面があります。自分がどれほど正しいと思った意見でも、結びの段階で反対意見への理解に言及するようにすると、かえって説得力が増してきます。 反対理解を書くことは、意見文の鉄則です。 書き方で注意することは二つあります。 一つは、反対理解をじっくり書きすぎると、意見が分裂したような印象になることです。反対理解は必要最小限にとどめてさらりと書くことが必要です。 もう一つは、弱い反対理解を書いて済ませてしまう場合や、反対意見への理解ではなく反対事実の紹介で済ませてしまう場合があるということです。 例えば、弱い反対意見の理解の例としては、「(漫画はよいか悪いかで悪いという意見を述べたあと)確かにくだらない漫画を読みたくなる気持ちもわかるが……」というような書き方です。漫画がよいという積極的な意見への理解ではなく、消極的な意見への理解になっています。 反対事実の紹介の例としては、「(漫画はよいか悪いかで悪いという意見を述べたあと)確かにおもしろい漫画もあるが……」というような書き方です。 キーワードは、「確かに」ですが、ほかに「もちろん」「なるほど」「もっとも」なども考えられます。 | ||
| ★ 自作名言 | 自作名言とは、自分で作る光る表現のことです。
「たとえ」が事実の描写に関する光る表現であるのに対して、自作名言は意見における光る表現です。 自作名言は、「○○とはAでなく、Bである。」という形の文です。Aの部分は世間の常識、Bの部分は逆説の真理という性格の言葉になります。 例えば、「私の家族」という題名の作文だったら、主題となる家族という言葉について、「家族とは、子供たちを社会の荒波から守る場ではなく、子供たちがその中で社会の荒波に備えて準備をする場である」など。 「戦争」という題名だったら、「戦争は、問題を解決する手段ではなく、問題の解決を遅らせる原因になっている」など。 「自然」だったら、「自然とは、人間が保護する対象なのではなく、人間がその中で暮らす土台なのである」など。 逆説性がはっきりしているほど名言らしくなってきます。 こういう自作名言を、作文の結びの5行ぐらいに入れると文章全体の印象がよくなります。受験小論文の場合は、合否を分けるキーポイントになります。 逆説性がない平凡な文は、名言にはなりませんが、項目としては形だけできていればよいとします。 平凡な文の例は、「難しい問題にぶつかっても、あきらめるのではなく、がんばるべきだ」。逆説的な名言の例は、「難しい問題にぶつかったら、がんばるのではなく、別の道を探してみるべきだ」。 | ||
| ★ 600字以上 | 字数を600字以上書いていきます。手書きの場合、字数の数え方はその行の1マス目まで書いたらその行全体を書いたと見なします。したがって、20字1行の作文用紙の場合、字数は、20字、40字、60字……という単位になります。パソコン書きの場合は、正味の字数が表示されます。
目安は第一段落150字、第二段落150字、第三段落150字、第四段落150字。 小学1年生から小学6年生までの作文の平均的な字数は、学年の100倍から200倍です。小学4・5年生のころが最も字数を長く書くことができ、小学6年生になると逆に字数が減ってくる傾向があります。 字数の数え方は、1行20文字の作文用紙でその行の途中まで文字が書いてあれば20文字として数えます。 パソコンで書いた作文を作文の丘から送る場合は、文字数そのものが字数となります。ただし、文章中にタグなどがあると、それらも字数に集計されるので実際よりもやや長くなることがあります。 | ||
| ★ 制限時間75分 | 長文を読む時間、構成メモを考える時間などは入れずに、書き始めから書き終わりまでを75分以内で書いていきます。
時間のかかる人は、全体で75分とだけ考えずに、段落ごとに途中経過時間の目安を決めておきましょう。 | ||