言葉の森の「質問の広場」は、これから秋の推薦入試が始まるので混み合ってきそうです。昨年は、1日のうちに十数件も志望理由の書き方の質問が入っていてかなり閉口しました。(笑)
志望理由などのように書くべき内容が決まっているものは、表現に工夫をこらすよりもまず内容が読み手に伝わるようにしっかり書いていくことが大切です。
内容が伝わるようにするためには、(1)相手が求めていることに沿って書く、(2)箇条書きにするぐらいのつもりで書く、の二つが必要です。
次のような例がありました。
▼質問:
「自己推薦書の用紙に『今までの学業や学内外の活動を自己分析して自己推薦してください』と書いてあったのですが、どう書いたらいいのでしょうか。1200字です。」
▼回答:
「私は、今までの学業と学区外の活動を自己分析してみた。その結果、大きく分けて三つのことがわかった。以下、その三点について自己推薦したい。
第一は……(400字)。
第二は……(400字)。
第三は……(400字)。
大学の学問とは……(と一般化したまとめ)
ね、簡単でしょ。」
箇条書きを文章にしたようなスタイルになりますが、中身が充実していればそういう書き方の方がわかりやすいのです。
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枝 6 / 節 10 / ID 5037 作者コード:
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