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言葉の森新聞2004年5月4週号 通算第840号
文責 中根克明(森川林)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇創造性を育てる作文・読解・国語◇◆◇◆◇
                                 
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■■5月29日?31日は休み
 5月29日?31日は第5週でお休みです。先生からの電話はありません。

■■作文検定の参加者募集(無料。6/8消印締切)

参加者全員に言葉の森のロゴ入りシャーペンを進呈
 言葉の森では、この秋に全国の小中高生を対象にした日本語作文小論文検定試験(有料)を行う予定です。
 今回、言葉の森の生徒を対象に、予備的な作文小論文検定試験(プレ作文検定)を行うことにしました。これは、生徒のみなさんに作文小論文検定試験を事前に体験していただき自分の現在の実力を知ってもらうことを目的としています。

■対象:言葉の森の生徒
■作文:6.1週の課題と同じものを指定の検定用紙(参加希望者に郵送)に手書き。
    (6.1週に書いた作文を指定の検定用紙に書き写す形でも結構です)
■日時:自宅で行う場合は6月25日?27日に作文を書き、6月28日(月)消印までに郵送で提出。
    言葉の森の教室で行う場合は2004年6月27日(日)午前9:30?11:00
■場所:自宅又は言葉の森の教室。(正式の検定試験の場合は会場校のみでの受検となります)
■評価:参加者全員に評価の詳細をお送りします(この試験では正式の検定級の認定はありません)
    検定試験の作文は返却しません。
■申込:5月4週の山のたよりに添付したアンケート用紙でお申し込みください。6月8日(火)消印。
    (連絡漏れなどの事故を防ぐため、担当の先生への口頭又はメモ書き等によるお申し込みはなさらないでください)
■日程:自宅での検定を申し込まれた方に検定用紙と返信用封筒を郵送します。(6月21日発送予定)
    検定用紙が6月24日までに自宅に届かない場合はご連絡ください。
    検定用紙が届いてから6月25日?27日(日)の間に、6.1週の課題と項目で作文を手書きで書いてください。
    (項目のキーワードには傍線を引いてください。項目シールは貼りません。検定用紙には個人別のバーコードが印刷されていますので、検定用紙以外の用紙は使えません)
    書いた作文は折らずに返信用封筒に入れ、6月28日(月)消印締切で言葉の森に郵送してください。(ファクスによる送信はできません)
    言葉の森の教室で検定試験を受ける生徒は、筆記用具持参の上、直接教室においでください。
    (6月27日(日)受付開始9:00検定試験9:30?11:00)
    日程の変更がある場合は、言葉の森新聞でお知らせしますので、6.1週?6.4週の言葉の森新聞に目を通しておいてください。
■海外生徒:海外の生徒の場合、検定用紙と作文はファクスで送受信します。
■その他:参加者全員に言葉の森のロゴ入りシャーペンを進呈します。(「白い雲と言葉の森」のロゴの入った白いシャーペンです)


■■アンケートのお願い(6/8消印締切)
 5.4週の山のたよりにアンケート用紙を添付しています。特に記入事項がない場合はご提出いただかなくても結構です。アンケートの「ひとこと」の欄は、ホームページの「父母の広場」に匿名で掲載させていただきます。
 ホームページにも、アンケート用のフォームを設置しています。
http://www.mori7.com/hubo/
 プレ作文小論文検定を申し込まれる方はアンケート用紙にご記入ください。6月8日(火)消印までの締切です。


■■新学期の教材で作文用紙・封筒用紙不要の方は
 現在、パソコンで作文を書いている生徒にも、教材として一律に作文用紙・封筒用紙をお送りしていますが、不要の方はアンケート用紙でご連絡ください。新学期の教材から作文用紙・封筒用紙を送らないようにします。

■■清書の際は、作文用紙に生徒コードシールを
 清書の際は、作文用紙の左上に生徒コードシールを必ず貼ってください。数字の1・2・3・4はページのことですから、1枚目には1を2枚目には2を貼ってください。足りなくなった場合は手書きでていねいに生徒コードとページ数を書いてください。

■■投稿の際は、住所・氏名などを明記
 清書を新聞社に投稿する際は、作文用紙の裏又は別紙に学校・学年・住所・電話・氏名を明記しておいてください。

■■5.4週は清書です
 以下の説明は、前月のものと同じです。清書の仕方をすでにご存知の方は読まなくて結構です。

 毎月第4週は清書です。担当の先生の説明を参考にして、返却された作文の中から自分でいちばんよいと思うものを選び、作文用紙に清書してください。(一度清書したものは、清書しないように注意してください。また、ほかの人の作文を写して清書にすることのないようにしてください)
 清書は、次の月の4週の「山のたより」に掲載されます。
 清書の意義は、次のとおりです。
(1)これまでに書いた作品をよりよいものに仕上げること(小学生の場合は字数を増やす、表現を更に工夫するなど、中学生以上の場合は字数を短くまとめるなど)
(2)他の生徒の清書を読む機会を持つこと(自分の清書を他の生徒に読んでもらう機会を持つこと)
(3)新聞社に投稿する機会を作ること
 このほかに、(4)パソコンで入力する練習をする、(5)他の生徒の前月の清書に対して感想を書く、などに取り組むこともできます。
 他の生徒の前月の清書に対して感想を書く場合は、自分の書いた清書のあと1、2行空けて、そのまま続けて感想を書いてください。
 絵を作文用紙の裏に描く場合は、表に作文を書かないでください。。(つまり用紙は1枚の裏表を同時に使わないようにしてください)

 清書はできるだけ黒のペンで書いてください。訂正には住所シールの余白を使うと便利です。
 ・油性のボールペンよりも水性のボールペンの方が、紙との摩擦があるので書きやすいようです。
 ・鉛筆書きのときのように下敷きを敷くと、紙との摩擦が減り書きにくくなります。下敷きを使わない方が書きやすくなります。
 ・黒のペンで書きにくい場合は、濃い鉛筆で書いてもかまいませんが、プリントが薄くなることがあります。
 清書の1枚目の生徒コードの欄には、項目シールの中にある生徒コードを貼ってください。手書きで書く場合は、データ入力の際に読み間違えられないようにていねいに書いてください。
 新しく教室に入ったばかりの人は、返却されている作文がない場合もあります。また、返却されている作文の中に清書するものがない場合もあります。そのときは、自由な題名で作文を書いて送ってください。
 清書は、2?5人のグループ(広場のグループ)ごとにプリントして、翌月の4週に、「山のたより」と一緒にお渡しします。この清書は、インターネットの山のたよりでも見ることができます。
 用紙の空いているところには、絵などを書いて楽しい清書にしてください。絵は、ペンではなく濃い鉛筆でかいてもかまいません。色はプリントには出ません。
 感想文を清書する場合は、最初の「三文抜き書き」や「要約」はカットするか、簡単な説明に変えておく方が作品としてまとまりがよくなります。
 中学生以上の人が清書を新聞社に送る際の字数の目安は、500字程度です。長すぎる場合は、新聞社の方でカットされて掲載されることがあります。字数を縮めるときは、いろいろなところを少しずつ縮めるのではなく、段落単位でまとめて削るようにしていきましょう。第一段落の要約と第三段落の社会実例は削除し、名言や書き出しの結びなどの表現の工夫も削除し、第二段落の体験実例と第四段落の意見だけでまとめるようにするといいと思います。
 清書は、ホームページから送ることもできます。作文をホームページから送るときと同じように送ってください。

 よく書けた清書は、自分で新聞などに投稿してください。二重投稿になる可能性があるので、教室の方からの投稿はしません。(港南台の通学生徒の場合は、教室から投稿します)
 手書きで清書を書いている人は、その清書をコピーして、原本を投稿用に、コピーを提出用にしてください。
 パソコンで清書を送信している人は、その清書をワードなどにコピーして投稿用にしてください。
 新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(ペンネームで書いている場合は本名に訂正しておいてください)
(2)学年
(3)自宅の住所
(4)自宅の電話番号
(5)学校名とふりがな
(6)学校所在地(町村名までで可)
●朝日小学生新聞の住所
 104?0045
東京都中央区築地5?3?3
朝日小学生新聞
ぼくとわたしの作品係 御中
●毎日小学生新聞の住所
 100?8051
東京都千代田区一ツ橋1?1
毎日小学生新聞
さくひん係 御中


■■国語の成績を上げるコツ
 まず、点数に一喜一憂しないことが第一です。(笑)
 これまで成績のことで相談を受けるたびに、確認することは、「それで、お母さんは、その問題を実際に解いてみましたか」ということです。ほとんどのお母さん(お父さん)が、実際の問題に当たらずに、結果として出てきた点数だけを問題にしています。更に極端な場合には、平均点が何点かもわからないのに点数を問題にしている場合もあります。
 お母さんが実際に問題を解きながら、子供がどこで間違えたかを確かめると、おのずから原因がわかってきます。原因がわかれば、対策は自然に出てきます。中には、「これは問題が悪いから、間違えてもいい」ということもあります。実際に問題に当たってみると、不安はなくなります。
 国語の成績が悪かったという場合、大きく分けて三つの原因が考えられます。
 第一は、速読力がないことです。これは、それまでの読書量に既定されている力ですので、本を読まない子は、どうしても読むスピードが落ちます。設問を見て問題文を読み返すときに、問題文の該当箇所を探す段階ですでに時間がかかってしまいます。ぱっと見てさっと見つけるということができないのです。これは短期間で力をつけることができない能力です。しかし、年齢が上がれば自然にスピードはついてきます。
 第二は、難読力がないことです。読む力のある生徒は、難しい語彙がいくつか出てきても、その語彙を保留にしたまま先を読み進めることができます。読む力のない生徒は、難しい語彙がいくつか出てくると、それに影響されて文章全体が霞がかかったようになってしまうのです。この力をつけるには、難しい語彙のある文章を読みなれておくしかありません。長文音読や問題集読書のように、入試問題のレベルの文章を繰り返し読めば力はついてきます。ある意味で、この難読力は速読力よりも早く身につけることができます。
 第三は、解き方のコツがわからないということです。国語の問題の第一の特徴は、正しい答えを見つける問題ではなく、間違った答えを消していく問題だということです。第二の特徴は、答えは一般的な常識の中にではなくその文章の中(特に前後5行の中)に書いてあるということです。ほとんど生徒が、この国語問題の特徴を知りません。設問を見て、合っていそうな答えに○をつけ、常識で考えて妥当そうな答えに○をつけています。
 この国語問題の特徴を知るためには、お母さんが子供と一緒に問題を解いてみることがいちばんです。テストというと、お母さんの多くは、「私はもう現役でないから(子供よりもできないかも)」という姿勢になります。しかし、国語に関しては、英語や数学と違い、年をとるにつれて自然に学力が向上しています。そして、お母さんができない問題は、実は答えが間違っているか、又はできなくてもかまわない問題であるということが多いのです。
 先日、中学3年生の生徒が国語の模試の問題を持ってきました。難しい模試という触れ込みだけあって、確かに難しい問題でした。しかし、私がやってみて、「これは答えがおかしい(笑)」「これは難しいからできなくてもかまわない」という問題がいくつかありました。
 普通の生徒は、こういう難問(というか悪問)がいくつか続くと、それだけで自信を失い、投げやりになってきます。その生徒も、後半はかなり当てずっぽうで、記述の問題なども空欄のままでした。記述の問題が空欄だというのは、もうやる気がなくなっていたということです。
 その生徒と一緒に、いくつかの問題について、なぜこの選択肢が○でこちらが×なのかということを一つひとつ理屈で説明していきました。中学生・高校生になっても、そして優秀な生徒の中にも、国語の問題について理詰めで解くというやり方を知らない生徒がかなりいます。理詰めの中身は、「合っていないことが書いてあるものを除く消去法」と「前後の問題文の中から答えを見つける方法」、そして「理屈で説明できないものは答えがおかしいのだからこだわらなくてもよい」の三つです。この理詰めで解く方法を理解すると、国語の成績は急速に安定してきます。
 国語の成績がよくなかったというときは、その点数だけを問題にするのではなく、実際にお父さんやお母さんがその問題を子供と一緒に解いてみて、できなかった問題についてその理由を探してみてください。


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