これはまさに、ニューエイジ運動とか精神世界のことです。基本的に私は、現在の日本政府と宗教の問題に関してはたいした興味はありません。それは明確な政教分離の理念があるからです。しかし、諸外国では宗教紛争や民族紛争があり、その背後には必ず経済的な問題が見え隠れしていることについては、非常に関心があります。
「宗教的だけど何か違うもの」についての私の考えです。
>宗教の一般的定義は
>1.教義
>2.儀礼
>3.組織 の三つがあるものだとされる。
と、書きましたが、現在、宗教の「拡散化」という現象が起きていて、ニューエイジ運動などは、「特定の教義」「教祖」を持たないけれども、やはり新宗教に分類せざるを得ないというのが私の見方です。しかし一般の人が見たら「これは宗教か?」と疑問を抱くものがあります。付け加えますが、「拡散化」と同時に「先鋭化」という現象も起きています。これはオウムのようなファンダメンタリストのことを指します。
私の見方では、自己能力開発・啓発セミナーなども、一部「宗教的なもの」を含んでいると思います(すべてとは言いません)。なぜなら、近年創立された多くの新宗教が「現世利益」「徹底的な個人の救済(他人はどうでも良い、または自己の能力開発が社会に還元されるという考え方)」「潜在能力の開発」「インスタント化」をうたい文句にしていて、そのセミナーはいくつかの要素を含んでいるからです。
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