学問に恋をしたという状態は素晴らしいですね。
価値相対主義というのは、聞き慣れない言葉ですが、意味は何となく分かります。絶対的な価値観はないというのは、今の自分には正しいように思えます。
さて、宗教ですが、こいつはとんでもないものを相手にし始めましたね。カトリックの権威というのは、長い間欧米の精神世界を支配してきましたね。それに対する反動が、ルネッサンスだと理解していますが、実はこの人間復興の中に、現代に続く問題の芽がはらまれたというのが、自分の理解です。では、カトリックの支配が続いたら良かったのか。そうは思いません。
また、日本の仏教には詳しくありませんので、コメントをしたくないのですが、自分の感じているところでは、禅宗の認識論の中には見るべきものがあると感じます。例えば、正法眼蔵などです。また、幕府の価値観に支配されていたとしても、それが宗教そのものが絶対的でないと言う根拠にはならないように思います。
「宗教的だけど何か違うもの」というのはもしかして、宗教と政治という内容を考えているのかな。
精神世界とニューエイジも何となくわかります。なぜ、そういうものが求められているのか。前にお話ししたアダルトチルドレンも、グループワークの中に、ハイヤーパワーとかの宗教的な観念が登場してきます。
また、日本の経営者の間で、中村天風という人物がもてはやされているのをご存じですか。合気道の達人とか、気合いだけで相手を倒すとか超能力者のように言われています。
さあ、最後になりましたね。アイデンティティの問題。これは、自分の現在主題とするところです。アイデンティティの喪失とはどんな状態なのか。言いたいことはいっぱいありますが、ここは後日とします。
君の恋愛が冷めないことを祈ります。
どうかお元気で。