書いた人はタカヒロ on 12月 03, 1997 at 03:09:06:
森川林さんの、「国語嫌いは遺伝する」を拝読いたしまして、
本当はコメントを送ろうかとも思いましたが、掲示板に書く事にしました。
「国語嫌いは〜」では、漫画による国語力の低下を問題にしている訳ですが、
国語力の低下がなぜ悪いのでしょうか。そもそも国語力などというのは、
受験にだけ必要な特殊能力であるのです。だから、受験に勝つための
アドバイスとして漫画を遠ざけろ、学校の国語の授業を好きになる為に漫画を
隠せというのなら、まったくその通りだと思います。
森川さんは、日常生活に於ける国語力を指しているのかも知れませんが、それこそ、
日常生活において国語の力が必要でしょうかと問いたいのです。
たしかに正確な日本語が必要とされる場もあります。しかしそういった場の
大抵は儀礼的な場であり、それ自体が無意味です。どうしてもそういった場で
国語力が必要なら、それはその場しのぎで勉強すれば構わないでしょう。
しかしそんな事の為に、漫画というすばらしい文化を否定して遠ざける必要は
ないのです。
美しい日本語を残すために、と言われるのなら、そんなモノは文書で残せば
いいのです。それより、漫画の浸透により日本語が変化していけば、そちらの
方がよほど文化的に意味があります。
言葉に良い進み方も悪い進み方もありません。
けんか売ってるわけじゃないですよ。できれば反論お待ちしてます。