Re: 短文・長文・読書の勉強の意味


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書いた人は中久喜 宣昭 on 1月 03, 1998 at 00:57:55:

コメント先: 短文・長文・読書の勉強の意味 posted by 森川林 on 7月 07, 1997 at 09:34:52:


:  問題集を解く勉強をしている時間は、スポーツで言えば試合をしている時間に相当します。走ったり、ドリブルをしたり、パスをしたり、シュートをしたりと、いろいろな動作をするので、その生徒のどこが得意でどこが苦手かを判断する材料を集めることができます。しかし、試合を数多くやっていても、上手なプレーができるようになるわけではありません。上手になるためには、苦手な技術を独自に取り上げて練習する必要があります。
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:  問題を解いている時間は、試合をしている時間と同じように、それなりに楽しく充実感がありますが、それが練習の中心になっていては、技術は向上しません。
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私は理科を教えていますが、模擬試験を受けたりすることで生徒の実力はついていきません。そこからが大切なのです。森川さんが言われているように苦手の分野を特定できるというだけです。そのためにはなるべくある分野にかたよった出題がいいようです。しかも基礎的内容であればあるほど弱点の判定がしやすいのです。

大切なのは、弱点が分かってからであって、それをほっておいたらいつまでたっても実力は向上しません。基礎的な内容は無理してでも覚えたり、飲み込んでいくしかないこともあります。しかし、一度ある峠を越してしまうとずっと易しくなったりします。それを自分独りでできるかというと無理でしょう。そこで、教えるものが試験の結果を見て勉強の内容を指定してやらせることで、生徒の力がついていくのです。

それを世間の親は誤解していることがあります。一回一回の試験を弱点補強のためのものと見ずに、子供の評価を決めるものとばかりに子供の悪い点数を責めるのです。これでは試験を受けたために子供のやる気がどんどん失われていきます。このコメントを見られた方はどうか自分のお子さんを悪い点数で責めないようにお願いいたします。



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