書いた人は中久喜 on 98/09/16 01:49:44:
コメント先: うつ病の対策 posted by 森川 林 on 98/08/26 05:14:29:
> うつ病というはっきりしたものでなくても、漠然とした憂鬱感は、多くの子供が持っていると思います。もっと言えば、生きていることに対する喜びのなさとでもいうような感覚です。そして、これは子供に限らず、大人にも言えることのように思います。ただ大人は生活があるので、そんなこと言っていてもしょうがないということで外見上は普通に暮らしているように見えるのでしょう。
喜びを見つけ出すためには、自分のいいたいことを表現できるようになる必要があります。
> これは個人の病というよりも、時代の病のような気がします。「人生はもっと溌剌(はつらつ)としたものだ」というのは茨木のり子さんの詩の一節ですが、私たちはもっと喜びをもって生きる権利があると思います。
はつらつと生きるための環境を整備するのが先でしょうか。それともみんなが生き生きとしだせば、全体が変わっていくのでしょうか。どちらも同時進行でしょう。
> うつ病の薬というのは、どういう仕組みになっているのかよくわかりませんが、この「喜びをもって生きる」ためには、薬物や手術のような医学的なアプローチでは不十分のような気がします。ひとつは社会の仕組みを生きがいの持ちやすいものに変えるという意味での政治的なアプローチ、もうひとつは、ものの考え方を宗教のような特殊な方法ではなくだれにでもできる方法で変えるという意味での教育的なアプローチが必要だと思います。
自分の周りの人間関係を見直していくのもひとつと思います。特に自分の親との関係が大切です。
> うつ病で悩んでいる若い人は多いと思いますが、自分の憂鬱な感覚を避けずに、直視しつづけていると、やがてその憂鬱に慣れるというか飽きるという日が来ると思います。この「憂鬱に生きていることに飽きる」というのが大事なところだと思います。
憂うつは飽きるものでしょうか。自分の感覚では、痛みを伴う自分自身との対話がなければと思います。