うつ病の対策


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書いた人は森川 林 on 98/08/26 05:14:29:

コメント先: うつ病とスクールカウンセラー posted by 高橋陽道 on 98/08/20 23:17:02:

>統計を見ると、現在問題になっている登校拒否の児童の多くは、うつ病などの疾患を持っています。
 
 お返事おそくなって失礼。
 うつ病が不登校のひとつの原因になっているというのは、わかる気がします。
 うつ病というはっきりしたものでなくても、漠然とした憂鬱感は、多くの子供が持っていると思います。もっと言えば、生きていることに対する喜びのなさとでもいうような感覚です。そして、これは子供に限らず、大人にも言えることのように思います。ただ大人は生活があるので、そんなこと言っていてもしょうがないということで外見上は普通に暮らしているように見えるのでしょう。
 これは個人の病というよりも、時代の病のような気がします。「人生はもっと溌剌(はつらつ)としたものだ」というのは茨木のり子さんの詩の一節ですが、私たちはもっと喜びをもって生きる権利があると思います。権利というのは、だれかほかの人に対する要求というものでなく、人間に本来備わっている自然の権利というような意味でですが。
 うつ病の薬というのは、どういう仕組みになっているのかよくわかりませんが、この「喜びをもって生きる」ためには、薬物や手術のような医学的なアプローチでは不十分のような気がします。ひとつは社会の仕組みを生きがいの持ちやすいものに変えるという意味での政治的なアプローチ、もうひとつは、ものの考え方を宗教のような特殊な方法ではなくだれにでもできる方法で変えるという意味での教育的なアプローチが必要だと思います。
 うつ病で悩んでいる若い人は多いと思いますが、自分の憂鬱な感覚を避けずに、直視しつづけていると、やがてその憂鬱に慣れるというか飽きるという日が来ると思います。この「憂鬱に生きていることに飽きる」というのが大事なところだと思います。




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