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あえとく(あえとく)ハトの泉2024年03月清書
4.4週
あえとく

 「ふしぎ」と言えば、「私」という人間がこの世に存在しているということほど「ふしぎ」なことはないのではなかろうか。自分が意志したわけでもない。願ったわけでもない。ともかく気がつくとこの世に存在していた。急に途方もなく恐ろしくなったり、面白くなったり、人生を何倍か豊かに味わうことができることは事実である。もちろん、よいことばかりではなく、下手をすると普通の人生を維持できなくなるという危険もあることは知っておかねばならない。自分の人生を生きるとき、死ぬときにあたって、自分の生涯そのものが世界のなかで他にはない唯一の「物語」であったこと、「私」という存在のふしぎがひとつの物語のなかに収められていることに気づく。自分の人生を豊かで、意味あるものとするために、われわれはいろいろな「ふしぎ」についての物語を知っておくことが役立つ。

自分の成績や身長、体重を説明しても私自身を説明したということにはならない。私は一つの存在である。人の顔には表と裏があると言われているが、成績や身長、体重を知っていても人の心の中までは知ったことにならない。このように自分の本当の姿は自分しか知らないのである。

確かに客観的な指標は大切だ。そのことによって人間には目標ができるし、努力もできる。例えば、僕は一番最初の音楽のテストがあまり良くなかった。しかし、その次の音楽のテストは頑張ろうと思ったら満点を取ることができた。目標を立てないと何をすれば良いかわからなくなってしまう。また、やる気が出ない。このことから目標を立てたほうがいいと思った。

しかし同時に、人間には他人との比較では測れないものがある。僕には夢があって、それは、他の人からしたら空想的で子供っぽいと思われるかもしれない。しかし、その夢を追いつつげて、叶うと思っていたら自分の生きている意味がある気がする。世界で初めて飛行機を使ったライト兄弟も同じようなことをしている。ライト兄弟は「いつか空を飛びたい」と言っていたが、周りの人は「バカなことを言うな」と言っていた。しかし、ライト兄弟は諦めずに夢を追い続けて行った結果飛行機を作ることができた。あきらめたら夢を叶えられる可能性は0%になるが、諦めない限り誰が何を言おうと可能性話ある。僕も1%でも可能性がある限り夢を諦めないようにしたい。

このように、人間は、他人との比較の中で評価される自分と、自分自身の物語の中でわかる自分とがある。大事なことは、二つのバランスをとって現実の社会をたくましく生きていくことだと思う。他人に評価されることも、自分で自分の物語を作る事も大切だと思う。これからは他人からの評価も気にし

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