あだ名は良いか悪いか

あういと

　私は、そんなに付き合いがない人以外から、「平八郎」
と呼ばれることが多い。だが別にいやではなく、む
しろ気に入っている。だが、考えによっては
反対という人もいる。そしたら、皆さんはあだ名に
対して、反対か賛成どちらに票を入れるのだろうか。
私は、気を付けていれば、あだ名は良いと思う。
私がそう考える理由は、主に二つある。
　第一の理由としてあだ名によって、相手を褒めたり
、親しみやすくなるからである。例えば、私は小学六
年生の時、同じクラスの友達の一人を「ひろきさん」と
他人のようになんというか、堅苦しく呼んでい　　　
た。だが、同じ習い事の空手道の関係で喋ることが多く
なったため、力強い印象がある「ゴリラ」と呼ぶよう
になった。そのため卒業式の頃には、習い事の空手の
技について教えてもらったり、一緒に遊んだりするほ
ど親友になっていた。　　　　　　　　　　　　　　
第二の理由として、あだ名を使うことで名前の間違
いも防げると思う。私の小学校の頃に、「はるき」とい
う子が二人いた。二人とも呼んだらどちらも振り向い
てしまう。そこで、一人の子をその子が選んだ「はる
キング」にした。そして、もう一人の子を「家来」にした。
そうしたら、呼びやすくなった。　
確かに、最初にも言ったとおりあだ名に対して反対する
人もいる。実際、文部科学省が毎年している二〇二〇年の
不登校調査によると、約四二万件の報告が
あり、このうちの約六割が「ひやかし、からかい」だ。
そのため、全国の半数の小学校があだ名が禁止になった
そうだ。私もこのようにあだ名で傷つけられたことも
あった。
しかし、あだ名は、人との距離を瞬時に縮めるとい
う役割と、自分の宝物ぐらいの価値を持っている思い
出を作れる可能性が高いなどの利点があるため私は、
あだ名はいいと言える。悪いことそのものが悪いので
はない。時と場合によって悪いことがあるのである、と
いう名言があるように、あだ名だけが悪いのではなく
使い方しだいによって親密度が増したりして大きく変わる
ため、あだ名は良いと思う。これから私は、あだ名を
口は災いの門にならないよに気を付けて使って行きたい。