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りんりん(りんりん)ナズナの池2024年03月清書
学ぶこと
りんりん

 子供の遊びには多くの想像力や抽象思考力がはいってくるからきわめて多彩なものになる。また、子供の遊びは年齢に応じて発達していくものである。例えば、ゲームは遊びの一種にすぎないとはいえ、この種類の遊び活動を通して社会のルールを守ること、そのために他人と協力することなど、論理の基本的訓練が行われる。修身の訓話よりもこうした遊びの中で子供の社会性が育っていくことを考えれば、遊びの重要性が分かる。さらに、遊びの中で想像性が豊かに発揮されると、創造的活動にまで繋がって行くのだ。大人はなるべくこの芽をつんでしまわないように、むしろ子供から学ぶように心したいものである。こうした面を発達させるために、学校の国語教育や作文の授業はきわめて大切な役割を持っているに違いない。
 子供時代の遊びから得るものは多いという意見がある。
私は、幼いころ、お店屋さんごっこや、おままごとといったごっこ遊びや、レゴが大好きだった。毎日妹と遊んでケンカしての繰り返しだったが、今でもその頃の記憶はずっと残っている。お店屋さんごっこをする時には、独自の新商品の開発や、折り紙やハサミ、のりなどを使って小物を作ったりもしていた。レゴをする時には、妹と今日は何を作ろうかとたくさん話し合って決める。しかし、ほとんどは、大きな家、もしくは、病院だった。ブロックを一から組み立てて作るので今思えば、あの頃の私と妹はとても頭がよく働いていたと思う。このような体験から、新しい発見や、考える力が身につくことができたのである。ほかにも、友達とより楽しく遊ぶために、ボールを使った遊びとそのルールを考えたり、新しい鬼ごっこのルールを考えたりとたくさん考えてきた経験が私にはあるのだ。
 しかし、勉強をしないと身につかないものもあるという意見もある。
『理科』や『数学』などの教科は、学校や塾に行って先生に解説してもらい、何度も繰り返し練習問題を解いたり、教科書、参考書などを読むことによって、初めて理解し、頭に入り、学ぶことができるのだ。
昔話の『三匹のコブタ』では、一番上のお兄さんは『わら』で家を作り、二番目のお兄さんは『木』で家を作った。しかし、おおかみに壊され、この反省を活かし、一番下の弟は『レンガ』で家を作り、オオカミには壊されないじょうぶな家を作ることができたのである。このように、何度か繰り返し起こったことを、学ぶことで、それを次に活かしていくということができるのである。
 確かに、子供時代にたくさん遊ぶことも、勉強することもどちらも大切だ。しかし、『子供は大人を小さくしたものではなく、それ独自の価値を持っている。』という名言もあるように、子供のときにしかできないこと、今にしかできないことをやり遂げていくとこが最も大切だと考える。
だから私も、今にしかできないことを考えて、後悔しない人生を送りたいと思う。そして、今この瞬間を大切にして生きていきたい。

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