国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
私のペットは犬 ぼんちゃん
「カリカリカリカリ。」
私は,ミニチュア・シュナウザーのオス犬,ペッパーを飼っている。「カリカリ」という音は,ペッパ^が散歩に行きたいときにドアを引っかいて,たてる音である。冬などは,トイレがちかくなるので,カリカリの音がガリガリになる。この音を聞くとお母さんは,私に
「早く散歩に連れってってあげなさい。」
という。
ペッパーは,散歩中に犬に出会うと,ワンワンとうるさくほえる。自分より大きな犬にも,かまわずほえる。しかし,人間には,人懐っこく飛びついていくのだ。犬にむかってほえるペッパーだが,前に不思議なことがあった。この前,散歩中に同じ犬種の犬に散歩中に出会った。そうしたら,不思議なことにペッパーはその犬に対してほえなかったのである。その犬の飼い主さんは,
「まるで仲間であることを知っているみたいね。」
と言った。たぶんその犬も他の犬に対してよくほえる犬だったのであろう。私は,(これは野性の本能というものなのだろうか)と思った。
犬を飼っていると,いいこともある。それは,家族全員が早起きになったということである。散歩に行くのは,私なのだが,お母さんとお父さんまで早起きになった。冬の朝は日中よりも寒くて散歩にいくのが大変だが,夏の朝は,涼しくて快適なのだ。また,ペッパーのおかげで早起きになったので,夏休みのラジオ体操に参加できるようになった。私は,早起きが習慣となり,朝にはすっきりと目がさめるが,散歩に連れてってもらっているペッパーは,眠そうである。たまに私に
「ペッパー,何でまだ寝てるの。」
と言われている。また,ペッパーはバスケットに寝ているのだが,お母さんに
「ほら,散歩に行ってくるんだから早く起きなさい。」
と,バスケットから追い出されている。
犬を飼って私が分かったことは,犬を飼うことは,健康にいいということである。早起きになるし,1回20分の運動を1日2回するのである。昔から早起きは3文の得ということわざがあるように,朝に好きな本が読めて私は,大変得をしている。
講評 kirara
(前にもかいたかもしれませんが)私も犬が大好きですが、生まれてからほとんどマンション暮らしなので飼ったことがありません。世話はたいへんだけれど、犬のいる生活に、あこがれちゃうなあ・・・。
<<こうせい>>うまい書き出しですね。散歩に行きたがるペッパーが出す音からはじまって、そのまま散歩の話につながっているところがいいです。
<<だいざい>>いい題材がふたつ書けました。人間どうしでも「この人とはうまくやっていけそうかな」という勘がはたらくように、犬にもそういうことがわかるのでしょうね。「馬が合う」といいますが、この場合は「犬が合う」? みんなが早起きになったという話も、その後の「主題」に自然につながります。ペッパーのほうが眠そうというところは、本当におもしろいね。
<<ひょうげん>>お母さんの言った言葉に、うまくたとえがあてはまりました。
<<しゅだい>>作文の流れから、自然な結論が導き出されていて、すっきりまとまりました。ことわざを入れたのもすばらしい! (3文→三文)
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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